気ままに

大船での気ままな生活日誌

鶴の首は何故、長い

2017-06-16 08:54:09 | Weblog

おはようございます。今日は鶴のお噺しで一席。

暇つぶしにご隠居さんのところを訪ねると、床の間の掛け軸に谷文晁のつがいの鶴が描かれている。なぜ、鶴という名前になったのかと尋ねると、ご隠居さん、それは頼山陽の日本外史にそのいわれが載っている、と応える。それは、な、白髪の老人が海浜に立っていると、大きな鳥が飛んできて、、ひょいと松の枝にとまった。これが雄だ。そしてそのあと、雌が飛んできて、、ひょいと横にとまった。それでつるとなった。

しめしめ、いいことを聞いた。そうだ、いつも、知らないことはない、といばっている自称物知りに教えてあげよう。そして、教えようとするが、もう忘れている。雄がすーひょいとまって、そのあと雌がすーひょいととまって、すすになった、と言ったりして、何だいかい、なんて馬鹿にされる。何度も、ご隠居さんのところに聞きにいくが、また忘れている。

そのうち、知ったかぶりの物知りさんが逆に、つるの語源を教えてくれる。大きな鳥の雄が飛んできて、つー、るー、とひょいと木の枝にとまった。それでつるとなった。実は、雌も一緒だったが、飛び損ねて、きまりがわるいもんだから、どこかへ飛んで行ってしまったんだ。雄はいつまでも雌を待った。それでの木。何年も首を長くして待った。それで鶴の首が長くなった。千年も待った。それで、鶴は千年。首はどんどん長くなり、頭が上の枝にぶつかり、血だらけになった。それで、鶴の頭は赤い。

千年も待っている鶴をみて、雀の群れがやってきてピーチク、パーチク。雀千声という。いつまでも待っても、雌はこないよと大合唱。そこで、雄の鶴、必ず、雌は来る!と大きな声で叫ぶと、雀は静まった。これが鶴の一声

つがいの丹頂鶴は仲の良いことで知られている。渡りのときも、どちらかが怪我をすると、群れから離れ、介抱しながら、ゆっくりと進む。一方が死ぬまで、生涯同じ相手と添い遂げる。

いい噺しを聞いた、早速、ご隠居さんに聞かせてあげなければ。首を長くして待っているだろうから。

おあとがよろしいようで。つる禿で締めらせていただきます。

三遊亭圓窓師匠のお噺しでした。

お題は”つる”。


(NHK日本の話芸から)

。。。。。。

東京都美術館の横にある大きな谷文晁

つがいの丹頂鶴。卵とツーショット!(井の頭公園にて)


両親から結婚祝いに贈られたつがいの丹頂鶴

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

 

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