マーブリング・ファインアーツのブログ

マーブリングの製作物や作品の紹介と解説、時にはスタッフのこぼれ話などを書いていきます。www.marbling.net

海外モデルメーカーたちのドキュメンタリー映像作品『SENSE OF SCALE』がアメリカにて販売開始!

2012年09月29日 | 新着情報
数々のハリウッド映画の造形物を手掛けてきた16人のモデルメーカーたちの
ドキュメンタリー映像作品「SENSE OF SCALE」のDVDがアメリカで販売されました!

この今までにない貴重な作品の中には、マーブリングがアメリカへ訪問した際に出会い、
今でも交流の深いモデルメーカーたちも何人か出演しています。

『Mark Stetson(マーク・ステットソン)』
代表作「ブレードランナー」。今では1つのスタイルとして確立された作中の世界感だが、
その都市の全景ミニチュアを手掛けた人物である。あの独特なネオンの表現をするために
電飾を使いすぎスタジオの電気が落ちてしまったり、空気感を演出するためのフォグ(撮影用スモーク)を
炊きすぎて呼吸ができなくなったなどの撮影秘話もあるそうです。
こちらが訪問した際も、日本での石膏の使い方や配合などに興味津々で、
ものづくりへの愛情が非常に深い人物です。

『Greg Jein(グレッグ・ジーン)』
代表作「未知との遭遇」。彼は他のモデルメーカーたちからも非常に崇拝される存在であり、
数々の著名な作品の造形を手掛け、自身の製作物保管用倉庫も3つも所有していたそうです。
マーブリング代表が工房に訪れた際も、太平洋戦争をコミカルに描いた作品「1941」で
実際に使用されたミニチュアの車の型や、石膏のブロックをプレゼントしてくれるなど、
気さくなモデルメーカーです。

『Jene Rizzardi(ジーン・リザード)』
代表作「タイタニック」。作中のタイタニック号のミニチュアを手掛けた彼ですが、
非常に入念な調査を重ね、船の細部に渡る鉄板の厚みまで綿密に再現するなど造形物への
こだわりは並大抵ではないようです。
ちなみに彼は、自分の車のNOプレートを「GOJIRA」にしてしまうほど大のゴジラファンでもあります。

『Robert Skotak(ロバート・スコタック)』
代表作「エイリアン2」「ターミネーター2」。日本アニメマニアの奥さんを持つ彼ですが、
彼自身も非常に優秀なモデルメーカーで、彼の黒を基調とした部屋の中には、アカデミー賞のトロフィーが2つ、
暗闇の中で輝いていました。訪れた時に、なぜかスターウォーズのエックスウィングの修理をしていました。

『Ian Hunter(イアン・ハンター)』
代表作「ダークナイト」。アメリカの代表的な造形会社「New Deal Studios」の共同経営者でもある彼は、
ダークナイトに登場するバットモービルと、それに正面衝突するトラックのミニチュアの造形のみならず、
ミニチュアカー走行用のメカによる仕掛けも手がけています。
マーブリングがノミネートされた2009年のVESアワードで見事受賞しており、
授賞式の際にも気さくなパフォーマンスを見せてくれました。


その他にも数々の有名作品の造形物を手掛けたモデルメーカーたちの紹介がたっぷり堪能できます。
この作品を観ていると「この映画のこの部分もミニチュアだったんだ!?」ということに何度も驚かされてしまいます。

この作品のディレクターBarton Pierce(バートン・ピアーズ)より、「ぜひ日本でも販売を!」と言われているので(笑)、
ご興味のある方はぜひこちらのURLから
詳細をご覧下さい↓
『SENSE OF SCALE』作品紹介 
http://www.senseofscalefilm.com/

現時点では日本語字幕付きのDVDは販売未定ですが、日本でも反響があれば、
字幕付きのバージョンも販売できるかもしれません!

お楽しみに!

(敏)
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マーブリング・ファインアーツの業務体制について

2012年09月21日 | 新着情報

ここ数年、マーブリング・ファインアーツは今までにない新たな挑戦をし続けてきました。

2009年のVES アワードのノミネートを受け、アメリカへの進出をはじめとし、
社内でのミニチュアエフェクトについての研究や技術の向上、プランニングやプレビズの制作、
新しいミニチュアビルの壊しの開発と撮影、そしてそれを社内でひとつの映像作品として
仕上げたプレゼン映像の制作など、それはこれまでのマーブリングの枠を超えた挑戦でした。

その「新しい挑戦」の1つの大きな通過点として、
マーブリングはこれまでの業務体制を大きく変化させました。

これまで造形という、実際に物を製作していく業務を行ってきましたが、
そこに、『造形』『デジタル』『操演』『演出』という新たな体制で
業務に取り組むこととなりました。

詳しくは会社概要にも記載していますが(http://www.marbling.net/company.html)、
一言で言うならば、「映像制作全般を承ることができるようになった」ということです。

これまで積み上げてきた、そして今でも進化し続けている技術を駆使した『造形』部門はもちろん、
そのノウハウを活かし、より造形物がその映像の目的に合ったものに仕上がるための3DモデリングやCG合成、
ラフプレビズなどシュミレーションを行う『デジタル』の部門。
映像の中での「動き」に関するものをコントロールするための『操演』。
そしてディレクターやスーパーバイザーといった、あらゆる映像に対し視覚的インパクトを加える『演出』といった、
映像製作には欠かせない4つの部門をマーブリングの中で一挙に担うという、
業務体制を取ることとなりました。

映像技術の飛躍的な進化の中、4Kによる撮影が増え始め、映像に映る造形物のクオリティ、
ひいては映像そのもののクオリティが高く求められるようになってきています。

4Kといった、進化し続ける技術にも対応できる、新しい表現と技術を追求していくため、
マーブリング・ファインアーツはこれからも挑戦を続けていきます。

乞うご期待。


(敏)
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