片腕ガンマンvs盲目ドラゴン

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「暗黒街のエース」を観た

2011年06月26日 14時45分11秒 | ユーロスパイ映画
原題:Le vicomte regle ses comptes
監督:モーリス・クローシェ
出演:カーウィン・マシューズ、ジャン・イアンヌ、シルヴィア・ソレント
製作:1967年 フランス=イタリア=スペイン合作映画
時間:93分
種類:PVB EDITIONS(仏)
画質:★★★★☆

今回紹介する作品は、日本でも劇場公開された「暗黒街のエース」です。
あまり知られていない作品ではないでしょうか。

フランスのスパイ映画「OSS117」シリーズの原作者、ジャン・ブルースの原作を元に「秘密指令・バラカX-13」のモーリス・クローシェがメガフォンをとり、「バンコバンコ作戦」のカーウィン・マシューズが主人公クリント・デ・ラ・ローシェを演じています。


  リリー(シルヴィア・ソレント)

日本公開作という事で詳しいストーリーは、こちら”キネマ旬報DB”を参照して下さい。
主人公クリント(K・マシューズ)は、犯罪捜査のプロ。相棒のビレット(J・イアンヌ)と共に事件を解決していくのだ。
今回彼に下った指令は、銀行強盗の犯人を探すこと。

この犯人はドモワニュ(フェルナンド・レイ)率いるギャング集団による犯行だと分かるが、盗まれた品の中にドモワニュの宿敵バロン(フォルコ・ルリ)の隠した麻薬が含まれていたことから、クリントは一気にこの二組のギャング集団の壊滅を図り動き出すのであります。
内容は、国を股に掛けたいわゆるスパイ映画とはちょっと違いますが、レーザーガン、無線付腕時計、ベルトに仕込まれたノコギリ、ガスの出る万年筆等々の小道具や超プレイボーイの主人公クリントのキャラ設定など、まさにスパイ映画のテイストそのもの。

  レーザーガンで金庫破りだぁ!

以前にこのブログでも紹介した2冊のイタリア製”スパイ映画本”にもちゃんと紹介されておりました。
ひとつ不明な点は、日本公開作では、バロン役が(エドモンド・オブライエン=米俳優)、事件にかかわるダンサー リリー役に(ジェーン・フレミング=仏女優)がキャスティングされていますが、私の視聴したフランス製のDVDは、それぞれ(F・ルリ)と(シルヴィア・ソレント)が演じておりWキャストの作品となっているようです。日本公開版は原題が”THE VISCOUNT”となっているので、おそらくアメリカ公開版なのでしょうか。

  クリントとバロン(F・ルリ)

それで(E・オブライエン)版なのかな・・・などとも思いますが、ぜひ日本公開版も見てみたいものです。
主演のK・マシューズは、「バンコバンコ作戦」のユベール・ボニスール役とは違った超プレイボーイを演じていますが、なかなかいいです。
その相棒には「狼どもの報酬」のジャン・イアンヌが若々しい姿をみせております。
又、クリントらの動きを見張るパリ警察官役で「タンジールのスパイ」のルイス・ダビラが出演していますね。
スパイ映画が好きな人には、面白い作品だと思います。






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