風林火山 #9 「勘助討たれる」

冒頭で平蔵が放った矢を手づかみする勘助！なんだあの矢はそんなにスローだったのか？それとも勘助が超人なのか？

サブタイトルから、どうなる展開になるだろうと思っていましたが、公式サイトには

「晴信が討ち取ったのは、命ではなく勘助の武田への復讐心だった。」

とありますが、私は晴信は勘助に対し、屈辱を与えると同時に精神的に生殺しみたいなことにしちゃったように見えました
先週まで可憐なお坊ちゃまに見えていたのに、晴信ドＳ認定！
それともアレか？好きな子にわざと意地悪をする小学生男子なのか？


抜け殻のような勘助、平蔵と別れてふらふらと冷たい小川へ向かい、倒れこんでしまいます。なんか「生きる屍」みたいだよ勘助
でも正直萌えた

晴信はやっぱり、パパよりすごいことを成し遂げても、やっぱり殺されたくないというのが心の中にあるんだな。そりゃあんなストレスの原因みたいな実の親父より、いつも自分を慈しみ、導いてくれた板垣のほうが、実質的な父親だよねぇ

いつの間にか数年経て、晴信夫婦にも可愛いお子様が生まれていました。夫婦そろって幼い感じなので、見た目の可愛らしいファミリーですね
でも、この夫婦の幸せは長くは続かないのですね…

妹の禰々が諏訪に嫁ぐとき、晴信は摩利支天を手渡していましたが、なんだかＰＲＧでいうところの「呪いのアイテム」に見えてしまうのが気のせいでしょうか？

信虎パパは娘夫婦のところに顔をだしますが、ここでまた無理難題をふっかけます。娘婿が側室に生ませた娘、ヒロインの由布姫を側室に要求するのです。

「由布姫はさぞやよい音色を奏でてくれよう」って、おまえは官能小説に登場する金持ちのエロジジイか？
普段は「なーれーばーこーそーじゃー」とかいう口調で、まったく覇気のなさそうな老人なのにねぇ…


平蔵やんは高熱を出して行き倒れたところ、諏訪の家臣に助けられていました。そこのお嬢さんは平蔵のことが好きみたいですが、いわゆるツンデレでしょうか？
ミツのことを忘れられない平蔵はステキですが、やっぱり生きている女の子とになってほしいなぁ…（でも先週、膝枕に萌えていました）

信虎パパは晴信を廃嫡しようとします。そして出家したいと申し出るママに「おまえが晴信に甲斐を横取りするように育てたからだ」みたいなこと言っています。被害妄想というか責任転嫁というか…アンタが晴信に愛情薄く接してきたからでしょ？
しかし、そういうところが愛しいとかいいながら、長年の女房相手にもやっぱりお盛んみたいです。

とうとう晴信くんは父に対して謀反を決意したことを、板垣に告白します
だって事をなさねば、自分が甲斐より駿河へ追放されるところまで来ているのだものね。
板垣みたいな傅役に恵まれていなかったら、晴信が信虎は追放どころか、事故に見せかけて殺すような気がする私はひねくれているのでしょうか？

板垣の命を受け、駿河へデスラー総統宛ての書を運ぶ伝兵衛でしたが、そこで勘助と再会します。勘助はすっかり昼間っから呑んだくれな、目の据わった怖いおっさんになっていました。
食い詰め者の浪人っていうか、駄目人間街道まっしぐら？


でも着物は以前よりちょっとキレイになっていました。
眼帯も藁からアワビの貝殻に変わっていました。
そういや以前、貝殻のビキニ姿の写真集を出したヒトいましたね…武田久美子でしたっけ？

藁の眼帯もチクチクしそうで気になっていたのですが、貝殻というのも周囲を研磨しないと、顔を切りそうで痛いような気がします…

勘助がつぎのお話では前向きな魂をとりもどせますように