音楽と歩いた青春

思えば長く生きてきたもんだ。爺の音楽と歩いた青春雑記帳。

君と歩いた青春

2017-07-12 | 日本の歌
リニューアル後、第1発目はブログタイトルとも絡む、この曲だろう。

御存じ「正やん」こと伊勢正三さん作詞・作曲の名曲だ。リリースは昭和51年(1976年)。サード・アルバム「WINDLESS BLUE」に収録されている。歌は「風」。「風」というのは、伊勢正三さんと元「猫」の大久保一久さんとのデュオ。この曲以外にも名曲は多数あるが、それはまた追い追いふれていきたい。


この曲、イントロのスライド・ギターの何とも言えぬ音色からゆったりとスタートしていく。歌詞は、まさに青春時代の甘酸っぱさが充満するような、何とも言えぬ気持ちに駆られる内容になっている。最後の「君はなぜ男に生まれてこなかったのか」というフレーズは、初めて聴いた当時も今も、心の奥まで揺さぶられる思いがする。

「青春とは年のことではない」という有名な言葉もあるが、やはり学生時代は「青春ど真ん中」だ。学園もののドラマが流行した当時は、特にそんな感じでもあった。長いこと人間をやっていると、時には嗚咽するような過酷な別れを経験することもあるが、また別に、悲しみを押し殺したような、「切ない」以外に適当な言葉が見つからないような別れもある。

爺は、同じく「風」による「海岸通」という名曲もよく聴いていたからか、この「君と歩いた青春」が終わる刹那の別れのシーンは、どうしても船での別れが頭に浮かんでしょうがない。あるいは、海を渡って都会に出てきていたある女性への想い出も重なっているのか。まあ、何十年も前のことゆえ、本当にいろんなものが重なっているのだろうが、彼女の笑顔を思い出すときのイメージソングは、今もなおこの曲だ。





なお、この曲は太田裕美さんもカバーしている。彼女の少し甘えたような歌声もまたいい。
太田裕美 LIVE1981「君と歩いた青春」


これは聖子ちゃんによるカバー。なかなか貴重な映像じゃないか。
松田聖子 君と歩いた青春 (太田裕美/風 カバー) レッツゴーヤング

サビに入るまでのゆったりと時が流れるシーン、クリシェしていくベースラインが心地よい。一緒に遊んだ悪友たちの顔も浮かんできたりする。中には鬼籍に入ってしまったやつもいるが、みんな一緒に歩んできたんだ。

時は流れ、時代は大きく変わった。スマホという革命的な機器が夜に溢れ、恐らく、若者たちのコミュニケーション手段は爺の青春時代とは全く異なるのだろう。黒電話で「誰が出るのだろう」とドキドキしながら電話する、そんな経験も今の若者には無縁のことなのだろうか。いろんなモノや情報が洪水のように渦巻いている世の中、人の意識も変化せざるを得ない面はあるが、それでも「あのころ」のような、純粋でがむしゃらだった、そんな気持ちはいつの時代でも持ってもらいたいなと思う。恋せよ若者、清く正しく。
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