日本のET企業の新入社員歓迎式での社長訓示。あなたがたには今後十年間丁稚奉公していただきます。次の十年間は勉強していただきます。その次の十年でマネージメントをしていただきます……そんな会社へ誰が行きたい? 一方カリフォーニヤのグーグル本社。若い研究員たちは、ベストシェフが腕を振るう各国料理食べ放題、ジム&スイミングプール使い放題、芝生のお庭にファーマーズマーケット有機野菜買い放題、オフィスに(猫以外)ペット連れ込み放題、壁に(アイデアの)落書きし放題、 社内の移動は電動キックボード乗り放題……こんな会社誰が行きたくない?
先月は麦茶を買いに、ちょっと遠いが×グラへ行った。鯛とマグロの刺身。町子好物のシラス。お惣菜やお寿司も品々、J×Sとは雲泥の差であった。これからは遠くても×グラへ行くぞと決心したはずが、やはり遠いのでJ×Sへ行く。それだけでない。前回×グラ店主の言動にカチンときたのだ。それはなにかというと、夫が通路に立ち商品を物色している後ろを、荷運びの男が通りかかった。そのとき、店主とおぼしきが不機嫌な声で「後ろ!」と夫に言った。夫は反射的にすいません、と避けて荷物を通した。だが後になって、なんかおかしくね? と首をひねった。これが黒人のオッサンに、「わっちい!」とか「わっちゃあ!」とか言われたんだったらノープロブレムだが、あの主は日本人。後ろ、って言うくらいだから絶対日本人。いくら無愛想でも日本人だったら、「荷物通るからそこどいて?」くらい言う。ちょっと丁寧な親父なら「あいすいませんお客さん、後ろ荷物通りますんで、へい、お気をつけ下さい」くらい言う。そう。「お気をつけください」が日本の標準、日本の品格だろう。サービスより刺身欲しさの日本人が性懲りもなく毎日群がり来るので奢り高ぶっているのではないのか。しかーし、私はそうでない。刺身など一生二度と食わんでもえーのだよ。実際買っても食いたくないし、食わんのだよ夫と子供しか、わはは。のれんの上に×グラをかいてはいかんがー。
(昨日、吉兆のおかみが廃業会見で、「暖簾の上に胡坐をかいておりました」と頭を下げていた。NKHのアナウンサーは、「やることなすこと裏目に出る日本の酪農家」と言っていた。なんか面白いこと言わんと許されん雰囲気なのか日本は。)
ガッテン流ヤキソバを夫が試した。美味しかった。店のヤキソバにぐっと近づいた。コツは、最後の最後まで麺をほぐさないこと。外側を焼いて水分を内側に閉じ込め逆水分傾斜を作る。面倒くさければ、一人分ずつ作るだけでもずいぶんましになる。家庭用フライパンで四人分の麺をほぐしてかき混ぜるのは最悪だ。しかし家庭ヤキソバとガッテン流ヤキソバの差を五十歩としたら、店のヤキソバまでさらに五十歩くらいある。頑張って百歩いったとしてもしょせんヤキソバだからという気もする。
(写真は偉大なるドッグウォーカー。多いときはこの二倍くらい連れている。)











