博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログ

博多湾に面した福岡市を拠点に、仕事にプライベートに活動する日々を綴ります。趣味の吉田初三郎話や郷土の旬ネタも満載!

観光都市・別府の躍進を伝える絵葉書とブラタモリ案内人の本

2017年02月11日 08時47分12秒 | 昭和の観光学

便乗的ですがNHKブラタモリ#62 別府温泉~別府はなぜ 日本一の温泉に?」「#63 別府 ~巨大温泉都市・別府はどうできた?に合わせて、手持ちの膨大な別府関係の絵葉書やポジ写真群を順次アーカイブサイトで公開することにしました。

第一弾で「昭和の別府景観&大分交通別大線」を公開しています。

ブラタモリ本編を見る前に、絵葉書や古写真から内容を想像するのも楽し、戦前の地誌や温泉案内などから考察するも楽し。収集した絵葉書画像アーカイブより数点ご紹介。

1枚目、流川通りは元々は温泉の流れる川沿いの新設道路、乙原鉱山(金山)から真っ直ぐに別府湾に流れ込む構図。金鉱を開拓できなかった乙原山に作られた別府遊園は現在「ケーブル・ラクテンチ」、絵葉書にはケーブルカーも見えます。

九州で最初の電車も別府、砂湯や地獄めぐりは当然として、油屋熊八と吉田初三郎、梅田凡平らが小林一三や松竹、大阪商船などの関西資本を活用して行った開発も興味深し。

まちづくりは視点を変えるだけで様々な見方ができて、その根拠や証拠となるのが絵葉書や観光パンフレット、古地図なので、現地を訪れるだけでなくイメージを膨らませるのも楽しいです。

別府については絵葉書の発行数が圧倒的に多いこともあり、様々な書籍も刊行されています。私のお気に入りは2004年にアミューズメント施設を運営する会社が刊行した「別府懐かし物語」。施設の広告チラシに毎週連載で掲載したものを1冊にまとめたもので、別府が他都市にはない独自の歴史と文化に対しての見識を感じることもできます(現在は絶版の様子)。

別府の絵葉書研究の決定版としては、絵葉書研究会でご一緒している古城俊秀さんのコレクションを都市研究、特に温泉都市研究で著名な松田法子さんがまとめた「絵はがきの別府(左右社・2012年)」が良書でとても参考になります。著者の松田さんは、今回のブラタモリ#63 別府 ~巨大温泉都市・別府はどうできた?案内人も務められているようです。そういえば松田さんは熱海の回でも案内人を務められていたんですね。

ちなみに古城さんは、最初は私に出版社の紹介や著述の相談をして来られたのですが、余力なくお断りしたことが功を奏して(笑)この手の本としては異例の増刷が掛かる人気研究本になっています。


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