ハマちゃんのひとり言

鉄道と地図を趣味とする、元地図屋さんだった団塊人です。

京急の線路がお寺の鐘楼堂へ!

2011年12月29日 | 鉄道

先日品川に開業した「ポポンデッタwith京急レッドトレインガーデン」で行われた「実物線路セット:1m分」のオークションで落札された知人宅(港南区・貞昌院)のレール設置式に参加させていただきました。

【長さ1mの京急大師線で使われていた線路】

長さ1mの線路・コンクリート製枕木・砕石・曲線標がセットされていて、お寺さんと云う事で石材店の方によって運搬、設置を手慣れた様に行われました。しかし2m以上の長さがあるコンクリート製枕木は身近に見ると、さすがに大きく重量感があり、また線路の切断した線路断面はまだ銀色に輝いていて、鉄道ファンには心躍るものがありました。

「鐘突き堂」の釣鐘の下に設置された線路セット】

線路はお寺の「鐘突き堂」の釣鐘の下に設置される事になっており、はたして現実問題として違和感があるのではと思っておりましたら、実に設置してみると大きさといい、色調感といい、終わってみるとこれが意外にマッチしているではありませんか。最初から線路が置かれる事を前提にしていたのではないかと思ってしまう程でした。これからは地域の子供たちに鉄道により親しんでもらいたいと願って帰途につきました。


キセルと上大岡の関係?

2011年12月26日 | 街で見つけた物

横浜の空襲を記録した「横浜の空襲と戦災」体験記編を読んでいましたら、横浜市内の地域に関して地誌の記述があって、その中に港南区最戸について意外な事が書いてありました。そこには「横浜竹は丘の斜面に自生して崖の崩れるのを防ぐ役割をはたした。なかでもキセルのラオに用いられた、すなおに伸びた竹は最戸町特産であった。最戸町は丘のへりに昔ながらの防風林で囲った農家のある所で台地は畑であった」とありました。

【最戸の竹林:確かに素直に伸びていて「ラオ」に持って来いだった事が判ります】

私の隣町ですが、この様な話は今まで聞いて事がなかったので驚きの新事実でした。時代的にはいつ頃までの話であったかは書かれていないので、はっきりした事は判りませんが、おそらく戦前まではその様な歴史があったのではないか思い、以前から上大岡駅から歩いて5分程の所に、「喫煙具屋」と書かれていたお店が関係があるのではとさっそく訪ねて来ました。

【現在は楽天のネット販売で全国展開しているそうです】

そのお店は「(有)佐藤喫煙具」と言い、お尋ねしましたところ三代目だと仰る方が対応していただきました。それによるとお店は戦前までは南太田駅近くの「ドンドン商店街」でやっていたそうですが、戦後上大岡にやって来たそうです。製造は以前からやっておらず、販売のみとの事でした。最戸町の竹をラオに使っていた事をご存知かと聞きましたが初めて知ったとの事でした。確かに今もキセルを扱っているそうですが、その多くは新潟県燕市で作られているそうです。

【中心部の部分が竹で作った「ラオ」部分】

残念ながらこのお店と最戸の竹は結びつかなかったのですが、どこかで最戸の竹でキセルのラオを使っていたのでしょう。昨日その最戸に行って今でも立派な竹林が健在なのにはまたびっくり!町の古老に一度話を聞いてみたいと思っています。

※「羅宇(ラオ)の語源は、羅宇国(ラオス)の竹(黒斑竹)を使用していた事から来ているそうです」


横浜市営地下鉄のマンホール発見!

2011年12月11日 | 街で見つけた物

先日所用で行った新横浜駅の近くの道路上で横浜市営地下鉄のマークが書かれているマンホールを発見しました。今まで市営地下鉄が走っている道路上を、幾度となく歩いていましたが、気が付きませんでした。きっと開通時からあったのでしょう!一瞬の出来事でした。

前日NHKの「ブラタモリ」で帝都高速度営団地下鉄と書かれてマンホールが紹介されていたのを見ていたのが発見に繋がったのかもしれません。営団地下鉄のマンホールは絶滅危惧種だそうですが、果たして市営地下鉄のマンホールは増殖しているのでしょうか?

一般の人にはどうでも良いマンホールのお話でした!