日中友好を夢見て。

中国と日本と、上海と大阪と、中国ビジネス・中国生活奮闘記。

中秋節

2012年09月30日 | 中国
今日は中国の重要な節句である。

日本ほど四季が明確ではない中国だが、季節を感じさせてくれる楽しい行事が沢山ある。

中秋の名月


今日は、一年のうちで、より空気が澄み渡り、より月が美しく見れる一晩である。

そして、私も玄米茶を飲み、月餅を食べながら、月を眺めるのである。

いやあ、日中がこんな関係の状況下、平和なひと時ではないか。

そして、黄金周はまだ続く。

そして、自分で突っ込むが、玄米茶と月餅、日中友好の証である。

オスプレイの配備

2012年09月29日 | 中国
“魚鷹”



“オスプレイ”の中国語名称である。

印象的なのは、先日、日本のニュースの一部が、こちら中国のニュースで取り上げられていた事。
つまり、日本の軍事基地に配備されるに至る流れである。

日本でのニュースはいよいよ配備されるオスプレイ、・・・どんな内容だったのか、前向きな内容であったのは確かであるが、というのも、中国語で読み変えされていた為、日本語がよく聞き取れなかった。

一方、中国では、操縦は熟練が必要、又、機体バランスが決して良くはなく、本場米国でも何度も墜落しているといった補助映像が流されていた。

まあ、戦争中によくあるそれぞれの国のプロパガンダ映像ではないが、こんな事は、長く続かないように、出来るだけ早く終わるように祈りたいものである。

というのも、争点は重要であるが、その方向性が両国の未来にとって、意義が薄そうであるから・・・。

余談であるが、この機体、私は専門家ではないので、性能についてはあまり分からないが、デザインは画期的で悪くないと思う。

月餅

2012年09月28日 | 中国
中秋節がやってくる。

 街中は月餅合戦である。
ほとんどの中国人は月餅が大好きだ。

そして、私も普段お世話になっている人たちに心をこめて月餅を贈る。
私は、まとめて月餅を買う事はない。



それぞれの方のご趣向を私なりに配慮し、月餅の味、大きさ、パーケージなどを考慮して購入する。
しかし、思うに、パッケージが年々豪華になってきて、ついついかっこいいパッケージの月餅を買ってしまうと、これまた、経費がかさんでしまう・・・。

余談であるが、実のところ、私は月餅はあまり好きではない、だから、この季節、逆にもらう立場の場合で、特に、ギフトカードの場合には、杏花楼よりも、ハーゲンダッツの方がうれしいのである。

男と女の犯罪確率

2012年09月27日 | 上海生活
さて、国慶節が近づいて、ようやく業務は落ち着いてきた。
が、この時期恒例の、お世話になっている人たちへの“月餅配り”でめっぽう忙しい。

そそくさと行って、そそくさと帰るのは私の性には合わないので、やっぱり少し話をしてはお茶を飲んで、場合によるが、食事に行ったりと、結構時間がかかる。

とりわけ、今日は工場長と会ってきたが、昼からビールを飲む派目になる。

そして、ほろ良い気分で帰ってくる時、信号を待っていると、私たちの集団が待機している方向に向かって、警察官が歩いてくるではないか。

我々に問題があるのかな、どうした事かなと思うやいなや、警察官は少し方向を変えて若い男に声を掛け始めていた、“職務質問”である。

さて、このような光景、上海でたまに目にする、が、女性が声を掛けられているのは今まで見た事がない。

そして、それは、日本でも然りである。

さて、生来、どちらかと言うと、男の方が悪い事をするように設計されているのだろうか・・・どうだろうか・・・。

そして、余談であるが、あわや、“酔いが冷める”ところであった、いやはや、何事も穏便にいってもらいたいものである。

中国人の旅行機会について

2012年09月26日 | 中国
“黄金周(huang2声 jin1声 zhou1声“)”、英語のゴールデンウィークの翻訳そのままであるが、中国では、 良い事か、年に2回ある。

一回は春節、そして、真近の国慶節。

中国人に対する各国のビザ発給が緩やかになってきている。
かつて日本がそうであったように、今は中国は経済大国、お金を落としてくれる中国人は歓迎されつつある。
とりわけ、南方のリゾート地と言われる各国が次々と門戸開放をし始めている。
非常に便利に訪問できるようになってきている。

私も経験済みであるが、とりあえずビザが不要な国で満足に旅行が出来るのであればそれで用は足りる。
現在ビザ免除国は予想以上に多くなってきている。
それらすべてに行くだけでも、相当の時間がかかる、そして、行きつくした頃には、その他の国が門戸開放してくれている事だろう。

昨日の話ではないが、沖縄は日本のパラダイスである。
海は一流である。しかも、料理も中華風で中国人の口に合う。
そして、そもそもの生活スタイル、時間の流れも合うのではないだろうか。

さて、小さな小さな釣魚島の件で、もめている場合ではない。

釣魚島の価値

2012年09月25日 | 中国
こちら中国では、この島についての話題が、ニュースで流れない事はないぐらいホットである。
おそらく日本もそうであろうが。

この前、ニュースでこの島の全貌が動画で放映され、多くの人が島の様子をよく理解できたと思う。

私は、小さい頃、家族で沖縄に行って以来、個人的に沖縄が好きで、離島も含めて何度も行っている。
釣魚島からすぐそばの与那国島にも行っており、テレビで与那国島、台湾との位置関係が地図上で示された際に、非常に懐かしく思った。

そして、釣魚島は、地形がまるでジュラシックパークみたいで、生態系はさぞかし豊かなんだろうなあ、近海にはどんな物の生物が生息いるんだろうかなあ、大物がいるのかなあと非常に関心を持った。

さて、両国、こんな苦い話ばっかりずっとし続け、どっちみち、手づかず状態であるだろうなら、一村の事、力を併せて、観光開発からでも始めた方が良いのではないかとつくづく思う。

余談であるが、この島、個人所有を国が買収したという事、売却価格は、近くの島計3島を併せて、20億5千万円と聞いている。一方、中国で言われている財産価値は釣魚島単独で2.5億元、日本円にしてゆうに30億円超である。

さて、イデオロギーはまず棚に上げるとして、金銭的な利益で考えるならば、所有者は中国に売却した方が儲けれた事になるか・・・。あくまで、ブラックジョークの範囲内にとらえていただきたい。

設備機器選びは重要です。

2012年09月24日 | 建築設計・内装設計
この前、トイレの設計についてお話しました。

さて、建築設計・内装設計の業務範囲は、空間のデザインは当然の事、その空間を彩る各種設備機器、家具の選択までも含まれます。

とりわけ、トイレの場合、器具選びは非常に大切です。



例えば、上の写真をご覧下さい。

さて、日本ではあまり経験の無い事が、海外でとりわけ頻繁に経験する事があったりしませんか?

この蛇口、自動水詮にもかかわらず、手を何度かざしても水が出てこない。
理由は、センサーの性能が悪かったり、感知部分が汚れているなどの原因があったりしますが、この水詮は“手が届かない”のです。

相対的な話になりますが、欧米人に比べてアジア人は手が小さいかもしれません、というか、指が短いと言った方が正確かもしれません。
結果、欧米系のメーカーのかっこいい?(かどうかは個人の好みによるかもしれませんが)蛇口は、必ずしもこちらアジアで使用するのに適しているとも限らないという事も言えます。

あちらで満を持してユニバーサルデザインされた製品が、必ずしもこちらでも普遍的に利用できる優れたデザインとは言い切れないのです。

今回例にしたのはほんの一設備機器ですが、物選びには時間とエネルギーを費やします。
だから、私が設計する場合には、竣工後、お客様がご使用になられる空間である事もふまえて、とりわけ、設備機器はお客様とご一緒にショールームを見学しながら楽しく選択していく事が多いです。

弊社では、上海にて建築設計・内装設計を主たる業務としております。

詳しくは弊社HPをご覧下さい。
又、お気軽にお問い合わせください。

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僑芸建築装飾設計(上海)有限公司
住所:上海市長寧区水城路728-1-2005
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海外生活の意義

2012年09月23日 | 上海生活
海外で自主的に生活を始めるにはいろいろな目的や理由があると思います。
就職先の会社から派遣される場合は、個人の意向が最優先した結果での海外生活ではない事もありますので、必ずしも、個人的にその国に対して目的があるとは言えないかもしれません。

さて、日本の経済状態が好調なときには、移住と言えば、アメリカやヨーロッパ、あるいはオーストラリアといった地域が主流ではなかったかと思います。
そして移住の理由として、もちろん仕事の関係も大きな理由の一つでしょうが、その国の風土、環境、先進的な考え方に魅了され、そんな生活スタイルを実現したいと思い、移住されていた方も相当数いらっしゃったのではないかと感じます。

一方、現在、中国で生活する外国人はどんどん増えています。
そして、その理由もいろいろあるかと思いますが、多くは、ビジネス、商売などの営利目的が多勢ではないかと思います。

私は、ふと思う事があります。
中国は、あくまでも発展途上国、先進国での生活とは全く違い、しょっちゅう不便な事、不快な事に出くわします。

そんな現中国ですが、今後もこちらへ来られる多くの方に、“環境が良く、快適な国、中国での生活は魅力的だ、だから中国で生活をしようと決断した。”と言っていただけるような国家にいち早くなれればなと願っております。

だからこそ、唐揚定食

2012年09月22日 | 上海生活
昨日、日本料理屋さんのお話をしました。

私は、生まれて成人に達するまで、日本では、母が作る料理が中華料理が多かった事もあり、舌そのものが中華料理に慣れているのか、あるいは、DNAがそうさせるのか、こちら中国でも、普段は中華料理を食べる機会が比較的多いです。

しかし、中国人には日本のいいものをしっかり経験してもらいたいので、最も分かりやすいものの一つ、“食”で、それを実践する事も多く、たまに日本料理屋に招待します。

一方、自分ひとりだけでは、寂しい?事ですし、行く事は少ないかと思います。

が、ここのところ、2国間がややこしい問題でもめているさなか、日本を思うと、ふと、“唐揚定食”を食べたくなって、“堂々”とカウンターで食べてきました。

いやあ、うまかった。

唐揚定食


もちろん、“鶏”の唐揚げ・・・ですが、これって、日本料理と言っていいのでしょうか、あるいは中華料理なのでしょうか・・・。

まあ、料理の織者さんにご判断を委ねるとしましょうか・・・。

上海の日本料理屋 現状報告

2012年09月21日 | 上海生活
さて、説明するまでも無いが、一連の流れの中、まるで、上海の日本料理屋で閑古鳥が鳴いているようである。

現状報告をしよう。
一般の中国人は意地でも入らない、そして、外を歩く中国人からの視線が気になり、日本人も入りにくくなる。

そして、極めつけは、人の入っていないガラガラのお店には入る気がしなくなり、結局、店内は、まるで閑古鳥が鳴いているかのようになるのである。

もう今後、こういう面倒な事が起きないように、又、2国間が互いにしっかりと理解出来るように、両国首脳がしっかりと話し合ってくれないかなと思い始めてきた。

なぜなら、これまで私が願い続けてきた、一般の人同士が、相当複雑な心境になってきているからである。

“法人化された”国のメンツも大事は大事だが、最も大切な、人の関係がこう複雑になってきてはまったくよろしくない。
まあ、むろん、国は人のために頑張っているに違いはないが、表裏がありすぎでは、全く意義が薄れる。

せっかく、はるばる外国から渡ってきた各国の人たちが、まるで息を殺して上海で生活をしなければならないとするならば、それは、あまりに無情である。

もう、行きつくところまで、行きついた。
首脳陣が、過去から今日まで真摯にさかのぼって、しっかりと話し合いをしてほしいとつくづく思う。