芝狩りおじさん

健康管理で医者に歩く事を進められた。長生きをして孫の嫁入りを見たい

一滴の涙のごとき形  

2010-11-14 20:32:29 | Weblog

螺鈿紫檀五絃琵琶 

フタコブラクダに乗り、四弦琵琶を奏でる螺鈿の技に、音が動いている。

絃が三本しか見えませんが、五絃琵琶です。後の二弦は奏者の頭上に。裏面の花の文様もすばらしい。如何なる技法を用いて造られたのだろう。何故、正倉院に残ったのだろう。如何なる曲が奏でられたのか?夢がまた夢を呼ぶ。今回は19年ぶりの出品と聞いていた。次回はこの目で確かめられないと思ったのが出かける理由でした。

この模様も圧巻、如何なる手法?如何なる人が、ありえないと考えながら引き込まれた。古代五絃琵琶としては、世界で現存する唯一の楽器です。観客に押されながら、古の調べを聞いた幻想が、耳は遠くなったが、これは聞こえた気分でした。

パソコン仲間のIさんが今朝の朝日新聞、歌壇に、「一粒の涙のごとき形して西域匂う正倉院五弦琵琶」 竹中庸之助さんの詠まれた歌を教えていただいた。駱駝、衣装、花模様いずれも西域の雰囲気が十分に出ている。 そう詠んだ竹中さんにも感服。音が聞こえました。

伎額面 師子(しし)

伎楽面  酔胡王

伎楽は奈良平安時代の寺院で儀式の際に演じられた面をつけた劇。古来の面の作者の技に感心。琵琶に負けない日本の技法、作者に感服。

古都も日暮れて影が伸びて

この酔胡王の赤ら顔を眺めていたら、時間が晩酌と教えてくれた。独り身の自由さ、早速支度にかかる。婿さんが良き知らせをくれたので祝い酒に。

もう、完全に酔胡王をしのぐ赤ら顔、いい旅いい気分になれる。オヤスミ

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿