まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

ソース事件

2016-10-14 08:06:48 | くらし

いやいや我が家のことではないの。
そう立て続けに事件が起こったら気の弱い私は倒れ込んでしまう。
先月の公園掃除で一緒に草むしりなんぞしたチュウゴンサンの話。

チュウゴンサンはまことにユニークな人だ。
外見は落合恵子さんもしくは樹木希林さんふう。私と同じ年同じ一人っ子おまけに持病まで同じ。
違いはセンスの良さ。遠くからでもひとめでチュウゴンサンだという個性的ないでたち。
元気?と聞くと、だいたい
「まあまあね、いつも前見てぼーっと過ごしているわ」という返事が返って来る。おかしくて。
「前」というのは「前向き」の前じゃないの、家の前がその公園なの、日がな1日その公園を見ているというわけ。

そのチュウゴンサンが、あろうことかこの数か月ボランティアをしているというから驚いて。すまぬ。
「これが楽しいのよ」なんて言うからさらにびっくりして。なんとなく当てが外れた気分で私は焦るわけよ。

で、チュウゴンサン、草むしりしながら、
「この間家でソース事件が起きたの、大喧嘩になったのよ」って。
ま、草むしりしながらの話なので大したことないわね、笑いながら「なにそれ?」と聞いたらば。

なんでも夕餉の食卓に違う2種類のソースが必要だったんだそう。
何のおかずか分からないけれど、ご主人はその2種類のソースで食べるらしい。
ところがチュウゴンサン1種類しか食卓におかなかったのね、するとご主人が文句を言ったんですって。
それに対してチュウゴンサン、
「2メートルも歩けば取りに行けるわよ、コンビに行くより近いじゃない」ときっぱり。
そこでのご主人の反撃がソースのことだけに止めておけばいいものを、さらに言えば自分で取りに行けばいいものを、
「君はずぼらだ思いやりがない、云々かんぬんどうたらこうたら」の人格攻撃になってしまって。

もう大喧嘩よ。ですと。
そりゃあそうだ、たかだかの口争いに人格攻撃持ち込んだら、ケンカするか泣くか家出するしかない。
さてチュウゴンサンはどうしたか。
なんでも彼女は『閻魔帳』なる秘密ノートを持っていて、
そこにその手の出来事があった場合詳しく経緯を書きつけているそうだから、早速書き記したんですって。
後日、それを見ながらちくりちくりとご主人に反省を促すんですって。はああ。
いろいろなのね。

私、チュウゴンサンに父の着物でコート作ってもらってるの、出来上がりが楽しみだわ。

 

コメント (4)
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