井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

王宮にお泊りはいかが?

2016-10-14 | 旅行

「ねえ、ご飯食べにタイに行かない? 宿は王宮よ。召使を、3人ほどつけてくれるわよ」

と、某女優さんから電話を受けたのでした。

「召使、3人って何のために」と私。

「さあ。靴を履かせる係、孔雀の羽根で風を送る係、お風呂の脇でバスタオルを捧げ持つ係、とか?」と女優さん。

「落ち着かないから、1人でいさせてくれ」

と、庶民でしかない私は感想を延べ、

「でもなんで、王宮泊なのよ?」

すると女優さんは、

「私の友達が、日本人なんだけど王子の(何番目かの)お嫁さんなの。で、遊びに来てって」

「うーん・・・・これから連ドラにかかるんで落ち着かないんだよね、時間もないし」

と辞退したのですが、この時の私はタイという国をさほど知らず、

王宮泊がどれほど凄いことかも、わからなかったのです。

後に、避寒を兼ねてタイにしばしば渡るようになり、なんなら冬の間はバンコクで

住もうかしら・・・・・とコンドミニアム購入すら考えるようになった頃、

どれほどタイ国の国民がプミポン国王を慕っているかを知り、

タイの政情もいささか理解し始めていました。

その頃、王宮泊の話を思い出したのです。タイで、「どこに泊まっているの?」と

訊かれたら、バーツのお札の肖像画を示し「この方のお家」と言ってみたいなぁ、と。

で、女優さんに電話したのです。

「ねえ、タイの王宮に遊びに行くってあの話、まだ生きてる?」

「いいえ、生きてないわよ」

「え、なんで」

「王子の女問題で、彼女離婚しちゃったのよ。大枚の慰謝料をもらって、今は日本で優雅に暮らしてるわ」

・・・・・・・という顛末なのでした。

今なら、いかに連ドラを抱えていようと一泊二日でも、タイに飛びますけどね。

いえ、なんなら一話目は、JIM THOMPSONのシルクのガウンを羽織り、

召使に孔雀の羽で扇がれながら書いても、おつなものだったのに。

と、そんなことをプミポン国王ご逝去に際し、思い出したのです。

女好きの王子は汚職のタクシン派と結びついて、評判がよろしくないようなのですが、

シリントン王女は人望厚く、秋篠宮家と親交がおありです。

ご葬儀には参列されるのであろうかと、要らぬ気をもんでいるのですが。

いやそれよりも、王位はどなたが継ぐのであろうと、我が日本の現状を鑑みて

気にかかります。

シリントン王女は紫のタイシルクを召していらっしゃることが多く、王女支持の

タイ国民は、パープルの衣服を身につけてその気持を表しています。

王位は評判のよろしくない王子を退けて、王女にと言う希望表明なのかも

しれません。

国王のご逝去に際して、日本の庶民がくだらぬ思い出話などして

恐縮なのですが、王宮泊という言葉をキーワードに、あちらの王室には

親しみを抱いています。

可愛がっていらした、秋篠宮殿下と、そのお子様たちに

もう一度お会いしたかったのではないでしょうか。

 

プミポン国王のご逝去に際し、心からなる哀悼の意をタイ国民の皆様と

 

共に捧げます。

 

 

誤変換その他、文章上の瑕疵は後ほど推敲致します。

 

 

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3 コメント

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Unknown (ソマリ)
2016-10-14 12:21:19
プミポン国王のご逝去に心からの哀悼の意を捧げます。
秋篠宮様、先日のタイ御訪問が中止になったこと、悔やんでおられるのではないでしょうか。政情不安で仕方なかったとはいえ・・


ところでユネスコ分担金を今年はまだ支払ってないそうですね。
岸田外務大臣初めて評価出来ることをしました?
このままぐずぐずと支払うことの無いようにしていただきたいです。ユネスコ大使の更迭もお願いしたい。
我が家では「溝に蹴落とされたネズミ」に大受けでした。
ネズミみたい、はよく聞くけど、溝に蹴落とされたってどんだけ~~です。井沢先生の怒りに賛同しつつ笑いをおさえられませんでした。
散漫な長文失礼いたしました。
こんばんは (総太郎)
2016-10-14 20:20:22
先生、皆さま方、こんばんは。
改めてプミポン国王の御冥福をお祈り致します。
あちらでも複雑な事情が存在するのは日本と似ていますね・・。
シリントン王女の御健勝とタイ国民の方々の幸福をお祈りするばかりです。

先生が当時、王宮泊を実現なさっていたら、きっと当時の作品において、シナリオ執筆の斬新なアイディアが生まれていたかも知れませんね!
帰国なさったその女性も、どのような人生観の変化を遂げられたのでしょう・・。

武蔵の国の人様も、暖かい御言葉ありがとうございます。

お若いのに、様々な小説を熟読なさり、博識ぶりに頭が下がります。
司馬先生とも交流のあったドナルド・キーンさんが、確か仰っていたと記憶しているのですが、司馬先生は昭和元禄以降の日本の政治体制、第二次大戦への開戦を進めた軍部に対する怒りの一方で、幕末や明治維新前後の方々に対する思い入れが強かった事、
そういった時代の方々に理想の日本人像を見出されていたような気が致します。

様々な歴史観・人間観がありますからね・・。
改たな新資料の発掘・発見によって、全く定説や常識が覆る事はこれからもあるでしょうね・・。

先生、一部、場をお借りして失礼致しました。
哀悼 (イチゴ)
2016-10-17 10:10:45
恥ずかしながら、タイ王室がそんなに秋篠宮さまとご縁があるとは知りませんでした。
(いつも勉強させていただき、ありがとうございます)

なんとなく心配なのは、もし国民の人望厚いシリントン王女が後継者になったら、「女性が王位についた」というところだけを利用され、「日本でも愛子さんを天皇にしよう」というメディア戦術が始まるのではないかということです。

逆に、身持ちのよろしくない王子が即位したら、「ヤフオクの国有財産横領犯の浩宮だって、少しぐらい目をつぶってやってもいいんじゃないか」な空気にならないか、とても心配です。

どちらにしても、タイ王室の問題は、思った以上にわが国の皇室とシンクロしているんですね。

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