井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

菖蒲湯

2017-05-05 | 日記

菖蒲が手に入ったので、夕刻の入浴は菖蒲湯です。

元来男の子の節句の連想から、菖蒲と勝負をかけたのかと思っていたら、
武家社会の風習で「尚武」でした。

菖蒲は邪気を祓う薬草として扱われてきて、現代風に言えば菖蒲が持つ精油が
アロマテラピー効果をもたらすようです。

菖蒲は、夏の季語です。古語では「あやめ」とも。

           沼風の誘ふ雨なり花菖蒲  間宮陽夫

沼を渡る湿気を含んだ風が、雨を誘い菖蒲の花の紫がなおも、色を鮮やかに深めていく、という風情でしょうか・

      雨意あれば秘色を深め花菖蒲   熊岡俊子

「雨意(うい)」は雨の降りそうな様子。雨模様。秘色(ひそく)は青磁の淡々とした緑色です。雨の気配を感じた花菖蒲が緑の色を濃くしていくさまでしょう。

ちなみに雨模様を、雨がすでに降っていると覚えこんでいる人が多そうです。
雨が降る気配であり、まだ降ってはいません。

ただ「山間部では雨模様」といえば、直接は見ていないが「降っているらしい」というニュアンスです。これは元々の使い方ではありませんが、そのように使われ現在では定着しています。

小雨が降ったりやんだりしている状態を雨模様という誤用も、いずれ定着してしまうのでしょうか。しかし、元々の意味で使う人と、そうでない人と意味の混乱が起きますね。ここは正しく覚えたいところです。

読みはあまもよう、あめもよう、いずれにても。

 

菖蒲が夏の季語なら、5月も半ばを過ぎれば、小千谷縮を何とか着られぬものかと思うのですが・・・・・

せめて6月半ば過ぎないと、ちとルール違反も度が過ぎるかもしれませんね。

書簡の出だしに使う「仲夏の候」の仲夏(ちゅうか)は陰暦5月で、太陽暦では6月のはじめから、7月はじめの小暑までの時期です。仲夏は、だから夏の始まり、というほどの意味ですね。仲夏になったら、強引に小千谷縮を着ようか、と思います。

ちなみに「仲夏の候」は男性が用いるものであり、女性は「仲夏のみぎり」と用います。

 


 

*誤変換、他は後ほど推敲致します。

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雨催い (ぬかった)
2017-05-06 06:06:52
先生、菖蒲湯はいかがでしたか。

「雨模様」のお話がありましたが、私は「雨催い」(あまもよい・あめもよい)という言葉も好きです。こちらの方が古いので、誤って「雨模様」となったとも言われ、「雪催い」の語もあります。

で、面白いのが (こんなことを面白がる私は変人?)、さらに古く平安時代から「雨催」(あまもよ・あめもよ)・「雪催(ゆきもよ)」の語があり、これはもう降っているのです。後撰集に、詞書に「雨の降る夜」とあって歌は「雨もよ」になっている例、新古今には「草も木もふりまがへたる雪もよに」の例があります。ということは、「もよ」→「もよい」→「もよう」と変化し、「降っている」→「降りそう」→「降っている」と誤用が一回りしたのかも知れません。(国語学者の説は存じませんが)

菖蒲は、尚武とともに勝負にも通じるという説明もあります(石村貞吉『有職故実 上』)。五月雨の季節を前に、邪気を払ったのでしょうか。

ところで五月五日、車いすバスケットの大会にご臨席あそばした某ご一家は、当日まで人数不明の押しかけ公務で運営側を翻弄し、試合後に汗も引かない選手たちを捕まえて40分もご歓談、表彰式と閉会式が大幅に延びて顰蹙ものだったと、漏れ伝わっております。

悪気はないのでしょうね。国民が大喜びするとお思いなのでしょうから。そんなに長時間お話しになるなら、疲れている選手ではなく、話す気満々の園遊会のお客様を相手になさればいいのに。邪気は無い。しかし傍迷惑な、無邪気なご一家、と申しましょうか。



お返事 (井沢満)
2017-05-06 11:11:40
ぬかったさん

「催す」という言葉が、行動にはまだ至らぬ状態なので、雪催いがすでに降っている状態ということに、得心がいかない思いが残りますが・・・

後撰集の、詞書「雨の降る夜」というのは、雨もよで歌を詠んだが、やはり降った夜、と強引に理屈付けしてみましたが・・・・それでも、「草も木もふりまがへたる雪もよに」というのが説明つきません。


>人数不明の押しかけ公務で運営側を翻弄し、試合後に汗も引かない選手たちを捕まえて40分もご歓談、表彰式と閉会式が大幅に延びて顰蹙ものだったと、漏れ伝わっております。

いかにも、おやりになりそうなこと・・・・ではあります。

少し違うのではないかな、と思われるのは皇太子殿下のご挨拶に「あたたかく雅子を見守って」ふうな内容な、毎度あるのですが「国民にはご迷惑ご心配をおかけしています」という国民一般なら、常識としての言葉がいっさいないことです。
庶民なら、親は一体どういう教育をなさって来たのか、となるところですが・・・・秋篠宮殿下は、まっとうでいらっしゃるので・・・
ただ、皇太子殿下は将来天皇という不自由な位につくので、せめて皇太子のうちは自由にさせた・・・だかそういう意味の記事を読んだ記憶が・・・・
その逆に秋篠宮殿下は、天皇陛下が池に叩き込むほどの厳しさだったようです。扱いと申しますがおしつけの差も、不思議な気が致します。
雨催いⅡ (ぬかった)
2017-05-06 18:10:19
また、私の説明がいい加減でしたね、ごめんなさい。「雨催い・雪催い」は、まだ降っていなくて兆しなのです。ところが、それより古い時代の、原形と推察される「雨もよ・雪もよ」は、降っている! 源氏物語でも大雪の場面で「雪もよに」が出て来ます。(ただし、調べてみたら、そこの注に「雪もよよに」の約か、とありました。擬態語の「よよ」ではないか、と。それは、話が違う!)

というわけでアリジゴクに突入したので、ここで止めます、すみません。ところで方言に、雨の降りそうな日の挨拶がありまして、「もようでござります」とか「もようでござんす」とか言うそうです(前者は甲府、後者は群馬の万場)。まだ話される方は、いらっしゃるのでしょうか。とりあえず、これは「雨模様はまだ降っていない」系譜ですね。
皇室のお話 (ぬかった)
2017-05-06 19:02:55
冬の池に叩き込む、というのはテンジクネズミの泳ぎを期待して溺死させた現行犯の息子に対してでも、ちょーっと厳しい気がします。礼宮さまの心臓がお丈夫で、よろしゅうございました。その躾のお蔭か、生来の資質か、年を重ねるに従って秋篠宮殿下はご立派になられましたね。

皇太子殿下は先般、後奈良天皇に言及しておいででしたが、あの辺りは皇室も困窮し、もちろんヤフオクもない時代なのでご宸筆を売って凌いでいらっしゃいました。費用が作れないため、父の後柏原天皇も践祚から即位礼まで22年、後奈良天皇も10年かかっておいでです。その逼迫の中で、常に民衆の平安を祈願した慈悲深い天皇、と言われます。

もう少し現実的なモデルを設定して、到達目標を具体的にお立てになるとよろしいのに。
さざ波と岩盤 (マユババ)
2017-05-06 19:58:01
このところずっとモヤモヤが消え去らないので、久しぶりに伊勢神宮に行ってきました。
渋滞を避けるため朝5時半に家を出ましたら8時前に着きました。

参道の砂利には打ち水が撒かれていました。
若い人たちや小さな子供さんを連れた家族連れの多いこと多いこと、嬉しくなりました。
その若い人たちや子供まで、鳥居の前では礼をしていました。来て良かったと、しみじみ。
それにしても大勢の人。

先日亡くなられた渡部昇一先生が「日本は、表面はさざ波が立っているように見えても、底の岩盤はビクともしない」と言われていたことを思い出し、そう思うことにしました。

それにしても岩盤が…
天皇両陛下のテニスや皇后陛下のコンサートの話や、皇太子ご一家のウイーン少年合唱団や車いすバスケの話は報道されるのに、こどもの日に悠仁親王の話題も出ず秋篠宮家の話は目にしません。どうなっているのでしょう。

オフ会、日帰りも考えましたが最終の新幹線(笑)に乗ったとしても会の途中からは気もそぞろになりそうで、あきらめました。
次回か、関西でよろしくお願いします。
会の御様子も是非報告して下さいませ。

いつも覗かせて頂いていますが、頭も心もグルグルでコメントは出来ませんでしたが、先生と皆様の発信には感謝しております、では。
菖蒲湯 (みさき)
2017-05-06 21:32:15
井沢先生こんばんは。いつもブログを
楽しみに拝見しております。

こちらは地方ですので一ヶ月遅れて
六月の五日に菖蒲湯をたてます。
玄関に菖蒲とヨモギを下げてお風呂に
菖蒲を入れて入ります。
子供のころ菖蒲の下をくぐって玄関に入る時
青い様な爽やかな香りがしたのを
懐かしく思い出します。

今、求める菖蒲は まったく香りがしないので、
種類が違うのかしら?と残念に思いながら
つい 葉っぱの匂いを嗅いでしまう私です。

このお風呂に入ると一年無病で
その上 蛇になめられない、
と言われていましたね。
現代には通用しない
言い伝えでしょうか?
何しろ蛇に会いたくても
なかなか会えませんものね。
初夏の風と共に待ち遠しい美しい風習です。

さて、
秋篠宮様と、皇太子の 躾けようの違いについて
ですが、
私は 継ぐ人である徳仁氏には甘く、
そうでない秋篠宮様には厳しくというのは
後付けの言い訳の様に思えてなりません。

美智子様、衣装や髪型を見ても分かります様に
極端に拘りの強いご性質です。
愛情も理性でコントロールする以前に
本能のままではなかったのでは?と
今ではそう思います。

恐らく徳仁氏を三人の中で一番
可愛がっていたかと。
お血筋が違うのかもしれない、と言われても
仕方ないほど扱い方に差がありました。

例えばご一家で、音楽を楽しんでいる
というグラビアでは、演奏する徳仁氏と
ご両親、
美智子様のピアノの楽譜をめくる役の
紀宮様、
聴いている役目の礼宮様でした。
学生だった私がみても、?な一枚の写真でした。
当時は?で終わっていましたが、
今にして思えば 全てにおいて、そうでしたね。

また、動物に対しての情愛の深さも
美智子様と徳仁氏は余りお持ちでない様子、

それに比べて礼宮様と紀宮様はとても
動物がお好きで、扱いも慣れていてお上手で
また、動物の方も慣れていました。

同じ家庭で育っていながら このような差は
出る方が不自然です(家庭といって失礼でしょうか?
自ら暖かいホームを作りたい、とおっしゃったので、
そう書かせて頂きましたが、)

一つの家で動物好きと苦手がいるのは
ないわけではありませんが、
極端に苦手な徳仁氏と大変にお好きなお二人
という対照的なこの兄妹を見ておりますと
やはり同じ環境で育っておられなかったのでは
ないか、という考えに至ります。
動物の扱いからも
案外様々な事が垣間見えてきます。

全てにおいて、自分中心の生活であった徳仁氏。
自分より小さな命を慈しむという意識が育たない
まま大人になってしまったのでしょう。
自分以外に思いを掛けるという意識が皆無です。

それが今の「雅子を暖かく見守るように」発言に
繋がっているように思います。
国民の皆さんにご心配をおかけして、の
言葉は頭の中に浮かびもしないのでしょうね。

随分長々と書いてしまいました。
菖蒲湯について書くつもりが、
ついつい日頃の思いが出てしまい
失礼いたしました。

読みごたえのある先生の記事が大好きです。
いつも感謝しています。
ありがとうございます。

また素敵な着物姿を楽しみにしています。
小千谷縮、はやく拝見したいです!
メディア情報 (総太郎)
2017-05-07 10:44:53
先生、皆様方、おはようございます。

本日、読売テレビ「そこまで言って委員会」
生前退位の問題に関する特集で有識者8人を招いた構成のようです。

公式サイトを確認致しましたが、八木秀次先生も御出演ですが、高森明勅氏、所功氏も参加のようで、恐らく八木先生も手を焼いたのではないかと・・(~_~;)

後程、公式動画もございますので、関東の皆様方にも宜しければm(__)m

先日、「月刊Hanada」で西岡力先生も指摘しておりましたが、最近、幸淑玉氏と青木理氏が連携の様子(~_~;)

「月刊日本」で仲良くお仲間対談。
在日の方々の権利拡充と安倍政権打倒を誓い合っているようです・・。

「月刊日本」は元(ラジオ関東→ラジオ日本)プロデューサーだった南丘喜八郎さんが発行する保守論壇誌で、小生も謹呈して頂く事があったり、有意義な連載が多数だったのですが、最近は青木理氏、菅野完氏らを起用していて理解に苦しみます(~_~;)

小生、南丘さんも存じているので、余り批判はしにくいのですが、どうやら、新自由主義批判への反発から左派系の人材起用に舵を切った印象で、おかしな方向へ向かぬようしっかりして頂きたい!気持ちです。(怒)

そして、明日のテレビ朝日「徹子の部屋」は岡田准一さんと小栗旬さんがゲスト。

降旗先生の新作・東宝映画「追憶」のキャンペーンのようですが、
皆様方にも、是非、御支援頂ければ幸いですm(__)m
兄弟の差 (チッチョ)
2017-05-07 11:41:06
次次代の天皇となる男子への特別な「思い入れ」が(良くも悪くも)躾を左右し、それが行き過ぎた結果とも見えますが、一般家庭でも第一子は必要以上に大切に、次からは慣れもあり手抜きになるのはありがちなことなので、ここまでの差は教育や躾けの差だけではないようにも思えます。

ttps://sites.google.com/site/dosukono/dosu-ko-no-jiken-bo/hironomiya-naruhito-densetsu

生まれ持ってのものも大きいのでは?と(ある種の発達障害とさえ)窺えるエピソードが多々あります。
また、子供の頃から「あとはよろしく」と言って立ち去ることが多かったそうです。大学時代に泥酔した友人を残して逃げた時もこのセリフだったとか。で、極め付けはこちらの「あとよろ」です。今上が放った「あとよろ(と見せかけて実は虎視眈々)」に比べれば、馬鹿な分だけ罪はないかも・・・。
『昭和帝崩御後、ご一家で陵墓について話し合ってた時ただ一人「それでは先に失礼します」と引き上げた事件。滅多に人を非難する事が無かったという実妹・紀宮から「(お兄様は)無責任ですよ」となじられたとも言われている。』
お返事 (井沢満)
2017-05-08 04:17:28
ぬかったさん

度が過ぎるお仕置きに、あることさえ囁かれていますね。
その後の秋篠宮殿下への冷遇などもあり。

それにしてもブルーギルを日本に持ち込んで、繁殖させた罪と鼠の溺死とどちらが、罪が重いのでしょうか。
それで今上陛下が冬の池に叩き込まれたとして、ご本人納得なさるでしょうか。


マユババさん

関西から複数いらっしゃるなどということが、頭をかすりもせず時間設定を夕方にしてしまい、申し訳ありませんでした。


みさきさん

皇太子への溺愛に比べ、秋篠宮殿下と悠仁親王への冷淡さが不自然ですね。
普通なら、悠仁親王を乗せた車が事故を起こしただけで、青ざめます。生前退位などより、皇位後継者のことが心配なはずですが?
今上陛下の、悠仁親王誕生時における「元気な新生児」と新生児呼ばわりしたことにも、驚かされました。
皇太子夫妻に気持ちを考えてのことかもしれませんが、それにしても過剰な慮りです。
あれほど危惧されていた、皇統がつながったのだから、それなりの言葉は必要だったでしょう、国民のために。

総太郎さん

委員会が、関東では放送されないのが残念です。
しかし番組構成上、アンチも置かねばならないのはわかりますが、田嶋陽子さんやただお飾りの若い女性タレントなど、頭の悪い人たちは出しても不毛な議論しか呼ばないと思います。

チッチョさん

さして偏差値も高いほうでもない大学の、皇室には必須の政治学科に進めず、易しい史学科、しかも後ろから二番目の成績・・・・というのはかなりのものです。

学歴偏重の意味ではなく、普段の言動の幼さから言うのですが。

と、ふと思い起こせば今上陛下は政治学科には入られたものの、学習院は落第、「終了」という名目の実質放校されたお方なんでした。
これも、学歴云々であげつらうわけではなく、あまりいいとは思えぬ頭で「平和憲法護持」などと、日本の政治外交に関わる事柄を述べて頂きたくなく、なぜ過去のご自身の成績に、もう少し謙虚になっていただけぬのか、と思うのです。天皇としては尊くとも、政治に関して国民が付託しているわけではありません。



Unknown (チッチョ)
2017-05-08 13:54:52
>なぜ過去のご自身の成績に、もう少し謙虚になっていただけぬのか、と思うのです。
今上は、耳の痛いことは聞きたくない、良薬口に苦しを避けてこられた方です。
例のバイニング女史が、英語が不出来なので友人と一緒に勉強させようとしたら、自分より成績の悪い者ばかりを連れてきたと、呆れて書いていました。
頭悪いのに歪なプライドは高い、真の友人や忠臣を遠ざけるタイプですね。

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