井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

ぬかった、しくじった

2017-05-12 | ドラマ

ぬかった、しくじった、って死語なんですか?

昔「一休さん」の主題歌にあったような。

「しくじり先生」というのがテレビにあるので、こちらはまだ生きていることばでしょうか。

私がぬかったのは、映画の公開日を間違えてのこのこ出かけたことです。

「雪之丞変化」を観に行ったら、まだ「裏窓」上映中。

踵を返して帰宅・・・とも思ったけれど、たまたま待ち時間無しの映画を

やっていたので不見転(みずてん)で入ったら・・・・・・

何やら騒々しい宇宙もの。やれやれ・・・・・・

後で、タイトルを確かめたら「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」

というのでした。

要は、よくあるゲームの画面を巨大化しました、というていの。

宇宙を背景のアクションに、父と息子の愛憎劇です。

お子様は血湧き肉躍り、また大いに笑うのでしょうから

それはそれで。

面白くなくもなかったのですが、やはりご多分に漏れず、

男の主人公は美形で、ヒロインは・・・・役柄設定の特殊メークの

せいもあるのですが、私は彼女の顔がアップになるたび、目を

伏せたくなりました。

絶世の美女、山本富士子さんを見物するつもりで来たのに、その対極の

造形物を見せつけられた具合。美味しいものをと思って

入った店で、憮然とするほどまずいものを食べさせられた感じ。

しかし、美形男優の相手役をなぜ、ああもわざわざ醜くするのか

ハリウッド心理の不可解さ。

人種差別と外見主義をうるさく言われるので、過剰反応しているようにも

思えます。

黒人を一定量以上出演させないと、差別になると神経質にもなっていますが、

しかし、それは行き過ぎると美しく生まれついた人や、白人への逆差別にも

なりかねません。

それはこの国における、ある特定民族への差別、被差別も行き過ぎると

逆差別になっている状況と似通っています。

生まれ持った美も、その人の前世からの徳によるものだという考え方も

あります。私はこのおおらかな考え方に与します。

輪廻転生の巨(おお)きな視野で俯瞰すれば、一見不平等の

この世の全ても平等です。

それにしても、ハリウッドの典型的娯楽映画でした。

いつの頃からだったか、ドイツ、フランス、イタリアの文芸色の濃い

映画がメジャー館から放逐され、洋画と言えばハリウッドオンリーに

なりました。

全体的な質の低下です。お金の論理が席巻する世界になりました。

テレビで言えば、視聴率第一主義です。

それを嘆いていても始まらないので、アジア圏含めていい映画を

観たければせいぜい朝の名作映画祭や単館上映館に足をまめに

運ぶしかありません。

中国映画の珠玉「山の郵便配達」もそのようにして私は、見ました。

そういう作品との出会いは宝です。うんざりさせられることの多い国ですが、

一脈のきれいな心が流れていることを映画で確かめるのは

ほっとすることでもあります。

それにしても韓国映画に、面白い作品はたくさんあるのに名作が払底

しているのは残念なことです。

 

ハリウッドの様変わりに比例するように、役者たちが政治発言をするように

なりました。

メリル・ストリープは有能な女優ですが、アカデミー賞という映画の

お祭りの場でアンチ・トランプ発言など、賢明なこととも思えません。

政治信条は自由ですが、場というものがあります。

映画の場を政治に利用する者は、いずれ自らも利用されます。

近年のハリウッドは中国資本が乗り込み、またマーケットとしても

中国は巨大なので、ハリウッドは今後中共の影響を多大に

受けることになります。

映画は、使いようによっては壮大な洗脳媒体たり得ます。

アンジェリーナ・ジョリ監督のUNBROKENのごとき

反日映画がまた現れたり、作品中さりげなく日本貶めが

仕掛けられるかもしれません。

 


 

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3 コメント

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ほんとに・・そうですね (ゆうこ)
2017-05-13 11:29:38
>いつの頃からだったか、ドイツ、フランス、イタリアの文芸色の濃い
映画がメジャー館から放逐され、洋画と言えばハリウッドオンリーになりました。
全体的な質の低下です。お金の論理が席巻する世界になりました。

ほんとにそうです・・ジャン・ルイ・トランティニャンの『愛・アムール』良かったですね
あれから彼はすぐ亡くなってしまって・・最後のいい映画でした
『ヒトラーの忘れ物』もすごい作品でした・・悲しくて見れません
ひっそりと上映している映画館は地元にもあるので良く行きます
同感です (総太郎)
2017-05-13 12:59:50
先生、皆様方、こんにちは。

確かに、昭和60年代・バブル時期から洋画イコール・アメリカ映画一辺倒の配給傾向が強まりましたね・・(~_~;)

丁度、日本国内の邦画・テレビドラマもF1層偏重、悪い意味で日本の文化が根本的に変わってしまったのも、この時期でしょうか・・(~_~;)

アランドロンさんの引退表明も寂しいばかりですが、最近は日本の女性リポーターや芸能記者が「アランドロンさんはハリウッドの俳優」云々と、テレビでやメディアで堂々発言・記載してらしく、浜村淳さんが毎日放送ラジオで、日本の若い層の無知に苦言を呈しておられましたね(呆)

降旗先生や仲代達矢さん等、ゴダール監督の「勝手にしやがれ」に多大な影響を受けたと伺いましたし、アメリカンニューシネマや松竹ヌーベルバーグも、フランス・ヨーロッパ文化の影響は大きかったのですが・・。

ハリウッドを侵食する中国資本・政治力については、先日、河添恵子先生がリポートしておられました。

山本富士子さんへの思いは尽きませんが、
小生のお慕いする大映OBの方から伺いますと、
お富士さんの御両親も大変しっかりした方々だったようで、娘さんの契約やお仕事の内容について永田雅一社長に直談判した際、逆燐に触れた経緯もあったようです・・。
好み (チッチョ)
2017-05-15 02:02:14
メリル・ストリープ
特に若い頃は北欧系の冷たい美しさで、年齢を重ねるほどに役も幅広く芸達者に。でも、なぜか巧さが鼻につくというか・・・好きになれませんでした。
いわゆるニューヨークはアクターズスタジオ系の俳優さんが、ちょっと苦手なのかもしれません。生理的な好き嫌いの話です。
以前、マストロヤンニが「彼ら(ハリウッドの演技論を闘わせるような俳優)は、頭がおかしい。楽しくやればいいのにさ」と言ってまして、天才ゆえの言葉ではありますが、鼻につく感じもそんなところにあるのかも知れません。
最近はハリウッド映画はほとんど見なくなりました。
カンヌ映画祭系も見なくなりましたね。お芸術すぎてw 

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