井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

私設贔屓倶楽部コン湯♨・・・・・コン・ユに関する文章

2015年03月05日 | コン・ユ

コン・ユについて書いたら、あちこちファンの方が取り上げてくださって、
リンクしてくださるのだが、Gooの仕様は、更新する都度URLが
変わるので、せっかく来て頂いてもコン・ユとは関係のない
ビターな日韓外交論であったりして、お気の毒。

そこで、コン・ユ関連の記事をひとまとめにしてみた。

書いたことすら忘れていて、読者の方に教えて頂いたのだが、
私が「BIG」という作品で彼を見たのが2014年の12月で、
その時すでに彼の演技を激賞している。

それから1年間ほど忘れていて、また何かの作品をたまたま
見たことがきっかけだったが、ほとほと感心して現在に至る。

私設贔屓倶楽部コン湯♨

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/dd9f3b8344f2e53a5e9d7d839286dd63

コン・ユの手

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/055858ae3bdd0e6da51fcc9aa6cfefb0

テコンV出動

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/ec119deb059274f6da98cbbce561f121

向井理くんのストイシズムについて

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/7ab917b5415efc110298a74caa7dfad6

向井理くんと、コン・ユさん

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/9490038b2af30b262ba655d8fc2176c1

“コン湯”浸り

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/bd2d5be4806a5a81647fb6577d2792c0

以下が、コン・ユを初めて見た時の感想。
これから1年ほど忘れていたのが、何かの拍子で再燃。↓

脚本家の目から見た韓流

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/58adae5528dc496f2fa98d5280335b8f

コン・ユがらみで、作品を見ているうち他にも女優さんではキム・ソナ。
男優ではナムグン・ミンなど、見たい人たちも現れてきた。

キム・ソナは日本にいないタイプのコメディエンヌ。
美貌でプロポーションもいいのに、必要とあらば思いっきり
ブサイクになって演る。私の名前は「キム・サムスン」では10キロ
太って役に臨んだそうで、こういうところが凄い。
かつて日本で暮らしていて日本語も流暢、韓国の空気をまとってない人。
透明に感じるのは日本の要素を持っているせいかもしれない。

ナムグン・ミンは、ファンには叱られそうだが、気持ち悪さと
美男スレスレのところが面白い。きれいな色のトカゲを見ている感じ。
最初伏し目で見ているのだが、だんだん目が離せなくなり・・・・・
ついには目を見開いて凝視。癖になるタイプ。芝居が憑依型で凄い。

普通の二枚目として出ている作品は私にはつまらない。
初めて見たのは、コン・ユ主演の「ある素敵な日」。
美男なのかそうでないのか、ただ笑うと蕩けそうな男がいて、
それがナムグン・ミンだった。

ナムグン・ミンが、最も気色悪い姿を見せたのは映画「ビューティフル・サンデー」
日本版のポスターでは、明るいラブストーリーかと思い込んで見たら、
(画像を見たらそう思うだろう?)

(こういう普通の顔の時のナムグン・ミンは私には面白くない↑)

 

 

それが、とんでもないドロドロ、最後で驚きのドンデン映画。

こちらの韓国版ポスターが映画の世界観に近いが、
男どうしのラブストーリーではない。でも、この構図が一番
ピンとくるという、これ以上書くとネタバレなので控える。

しかし、こうして書いてみると私結構ナムグン・ミンにもはまっているかも。
書き始めると止まらない。
キム・ソナ姐さんは、ひたすら楽しくてさほど語ることもないのだが、
ナムグン・ミンの気持ち悪い魅力について語ると、長くなる。
ただ、彼の気持ち悪さに傾斜しているファンはそうはいないかもしれない。

ナムグン・ミンは「ビューティフル・サンデー」の中でふた種類の顔を
見せるのであるが、ラスト延々と見せるもう一つの顔の
気味悪さといったらなかった。

気味悪さは褒め言葉である、この場合。
邪性と天使の無邪気な笑みが混在する、不思議俳優さんなのだ。
作品に恵まれるとこの人凄い。

 

韓流に関しては、一頃国が関わった構造上のことに疑問を抱き、いっさい見ない時期もあったが、今は積極的に反日運動をしている人たち以外は、許容範囲である。



47 コメント

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ナムグン・ミンさん (ソネット)
2015-03-05 23:50:54

ナムグン・ミンさんも好きです。
ただ、コン・ユほど作品を見ていないので
(ビューティフル・サンデーも)
「気色悪い姿」はわかりませんが。
コン・ユと共演していたときは
良い人なのにヒロインにふられちゃう役でしたから
ただただ「お気の毒」に思えて。
主役じゃないけれど感情移入しちゃいました。

日韓情勢。
全くコン・ユと無関係とは思いません。
彼がどういう国の人なのか
どんな環境で働いているのか興味があります。
いろいろ教えてください。
お願い致します。

ナムグン・ミン (井沢満)
2015-03-06 03:23:08
ソネットさん

振られる役は「ある晴れた日に」でしたね。
題名を覚える気がないので、いいかげんかも。

最初は、韓国人特有の顔をした人で、コン・ユより
ずいぶん背が低いなあという見方しかしてなかったのですが、笑顔が(有名らしいですが)天下一品なことと、
主役ではないので、さして見せ所がない芝居の中、ここぞという時に物凄い上手さで演ってのけるので、目が離せなくなりました。

「ビューティフル・サンデー」は、何がなんだかわからないんです、映画、ラストになるまで。
よっぽど、見るのやめようかと思うくらい。
最後になって、ああ・・・・と納得するという。
たぶん、2度目に見るときのほうが伏線が解って面白いかも。
日本では恋愛映画の売り方をされて気の毒。
アクション心理劇ですよ、名付けるとしたら。
全くヒットしなかったようだけど、共演の俳優も
力があるし監督も優秀。
ナムグン・ミンは顔の骨格まで最後には変わってるんじゃないかと思うくらい、顔の変化がすごく、とにかく天才的な俳優さんです。
共演の男優さんも優秀なんだけど、普通に優秀。
ナムグン・ミンは役に憑かれている感じ。
ファンクラブとか他の画像は、優男の美男の顔してるのが、私にはもの足りず、ほら地の毒、出せよ出してくれよと内心で叫んでいるのでした。
二枚目の顔すると普通につまらないんで(私にとっては)それにしても、顔が何種類か使い分けが出来るの凄いです。お面を変えるみたいに。

語ると長くなるので、よっぽど惚れたなあと自覚したところ・・・・です。しかし気味悪さに惚れられたとあっては、ご本人は迷惑、ファンには腹立ちなのかも。
やっぱり違ってた (井沢満)
2015-03-06 03:46:26
ある晴れた日に → ある素敵な日 だった?
Unknown (ずいずい)
2015-03-06 09:25:10
昔、悪役と言えば、ソ連邦とドイツだった。日本もハリウッド映画も、他の国も。
母に聞けば、戦争中、家にも、学校にも、竹槍が置いてあり、アメリカ人がきたら、竹槍で突きなさいと教えられていた(こんな物で勝てないと思いながら)。
12月14日は、必ず赤穂浪士のドラマや映
画。なぜ毎年毎年これが、流れるのだろうと思っていた。
子供に何を植え付けようとしているの??と。
必ず、どこの国にも、疑問に思う人は、いると思う。
Unknown (ずいずい)
2015-03-06 13:37:26
友達が、サンフランシスコの近くに住んでます(永住権持って)。
母が亡くなって1人暮らしの父を、アメリカに呼ぼうとしても、ガンとして動こうしなかった。鬼畜米国と言って。
7月4日に生まれて 父親たちの星条旗 パッチギ! 映画をみても、言葉が変わるように、意識も変化する。
見たいです、別の顔 (ソネット)
2015-03-06 17:03:59
「ビューティフル・サンデー」は
アクション心理劇なんですね。
なおさら観たくなりました。
アクションもの大好き☆なんです。

ナムグン・ミンさんは
笑っていても、どこか憂いを感じます。
そこがなんだか切なくて、好きです。
(ドラマしか見たことないので、
 素のときはどうだかわかりませんが。)
それが「ビューティフル~」では
お面を変えるみたいに
いろんなお顔を見せてくれるのですね。
好印象が崩れちゃうくらいに…。
逆に拝んでみたいですわ。
ミンさんの役者魂、拝見したいです。
それにしても
ポスター、日韓で違いますね。
韓国のポスターは、怖すぎます。
いったい何事かと思っちゃいますよ。
でも、こちらのほうが作品のイメージに近いのですね。
たぶん
日本はターゲットが女性ファンだから…
さわやか純愛路線なんでしょうね。
ミンさんのさわやかな笑顔で誘っておいて
ドロドロの世界。
ちょいと「詐欺」ですね。(笑)
コン・ユの「サスペクト」も
アクション映画ということで
二の足を踏んだ女性ファンが多いようです。


そうです、タイトルは
「ある素敵な日」でした。
このドラマの原案は
日本の少女マンガでした。
しかし、その作者が盗作していることが判明し、
(他の作品と絵や構図が同じ部分があった?)
マンガの設定そのままで
ドラマを撮影できなかったようです。
マンガでは主人公はちゃんと就職して
バリバリ働いているみたい。
ドラマのほうは…
主人公・ゴンの設定など
ちょっと現実離れしていますね。
私が知らないだけで
あんな波乱万丈な人生の人、実在するのでしょうか?

コン・ユも。
カメラの前では、
いろんな顔を見せて(魅せて?)くれますね。
「素」のコン・ユも素敵ですが
テレビ画面やスクリーンで活き活きと動いている
俳優コン・ユが大好きです。
演じた人物が実在して
どこかで生きているように思えてなりません。
コン・ユは私にとって、
そう思わせてくれる俳優さんです。
Unknown (井沢満)
2015-03-06 20:51:46
★ずいずいさん

手近で解りやすいワルなんで、韓国と中国を
上げることが多いけど、どこが悪辣といって
アメリカですよ。

韓国の反日も中国のそれも、所詮はアメリカのGHQが敷いた路線でやってるだけ。

★ソネットさん

「ビューティフル・サンデー」は、ラストまで一体何が起こっているのか、さっぱりわからない映画なので、お覚悟を。

>ミンさんのさわやかな笑顔で誘っておいて
ドロドロの世界。
ちょいと「詐欺」ですね

ええ、詐欺ですね。
それが映画の作りがまた「詐欺」的なんで、
怒る人がいるんです。

私などは、おおそういう禁じ手で来たか、おっもしろ、
綱渡りでよく脚本書いたなあと思う人間には、結構「詐欺」が楽しめたのです。

「ある素敵な日」はひたすらお気に入りの男女優を見つめて楽しむ「マンガ」なので・・・・。

コン・ユなんか、あのまんまむさく終わるのかと思っていたら、途中で髪も切ってさっそうと変身、裏地が真紅のジャケットを羽織ったり、サービスに努めてましたね。

大体人の豪邸を借りたとかいう設定で、洋服ダンスの服をとっかえひっかえ、タッパと胸幅のあるコン・ユに
サイズがぴったりとか、そういうところ気にしていたら、ちょっと、ちょっとあんまりな・・・・・の世界でしょう。
もろ少女漫画の世界ですね。

なんでオーストラリアなのか、全然解らず。
1回めはほぼ不要だったと思います。
Unknown (ひろりん)
2015-03-06 21:55:38
コン・ユさんの反日については今はよくわかりませんが、
「コーヒープリンスの最終回を一緒に見よう?」のイベント時に進行者が日本から来た参加者のことを悪いような感じに言ったらしく、(韓国語がわからないので、友人に聞きました) とうとう自分でイベントの進行をしてました。

コン・ユが日本でドラマが実現しますように。。。

コン・ユに惚れて… (kanako)
2015-03-06 23:54:29
元々嫌韓だったあたし。
コン・ユがいなければ
今のあたしは存在しませんでした。
誰かに“惚れる”と言うことはこういうことなのだ
という典型的な見本なんです、あたし。


「ある素敵な日」
コン・ユペンの中では
「あるすて」もしくは「オヌ」と呼ばれています。
ナムグン・ミンはこの作品で人気が出たんです。
某レンタルショップでは
コン・ユではなく彼の枠にこの作品があります。
「ビューティフル・サンデー」観てみます!

原作についてですが…
作者の盗作騒動はこの作品についてではなく、
他の作品でした。
作者本人が盗作を認めたため
コン・ユ主演の「ある素敵な日」は
この作者の原作を離れて制作することになり
大幅な脚本の変更を余儀なくされました。



なぜオーストラリアなのか?
どうやら韓国からの移民が多いようです。
このドラマは韓国ドラマ初のオーストラリアロケで
当時話題になったようです。
映画は「ごめん、愛してる」があります。



ソナ姐さんですが…
ドラマ「I do I do」と映画「ファイブ」は
会長はご覧になりましたか?
それぞれ全く違うソナ姐さんが見られます。


ポスターやタイトルについて
いろいろ不満があるのですが
ながくなってしまったので改めます。
すみません。。。
お返事 (井沢満)
2015-03-07 01:48:36
★ひろりんさん

彼個人に反日性は、さして無いと思います。

ただ「韓国国民としての構造的反日」からは無論逃れられません。その部分は致し方ないです、国籍離脱しない限り。

★kanakoさん

>「ビューティフル・サンデー」観てみます!

大丈夫ですか? 笑

本当にラストまでは「???」で面白くもないんですが。
ラストで怒るか、がっくり疲れるか、なるほどと思うか。笑 

逆にネタバレして見たほうが、ふーんなるほど、とニヤニヤしながら見るかも知れませんが、むろんばらせません。もうばらしてるサイトがありますけどねえ。

男優2人がいいです。とりわけナムグン・ミンは神演技。ラストの彼の気味悪さったら、半端なかったです。
女と幸せなときの、穏やかな笑みとの対比。

>どうやら韓国からの移民が多いようです。

そういう意味ではなく、物語的にあまり意味が無いなあと。それが豪州でなくても。
海外ロケってお金がかかるので、製作者的発想です。
あと書く側の必然性のレベルで。早く本題にコマを進めた方がいいので。一話目は豪州と韓国と話が二つに割れているし、コン・ユの不良ぶりはもっと端折れるので。一話は半分量であれ済ませられるし、早く2話めに行くのが、あの物語の仕組みなら脚本上はセオリーなんです。アップテンポで描ける。
ただロケそのものが話題になったとしたらそれなりの意味もあるでしょう・・・・が、しかし話題的にはロケ部分が半分量でも大して変わりがないかとも思います。

海外へ行く場合様々な条件があるのです。タイアップ取れたとか取れぬとか、局側への説得材料として「なぜその国でなければならぬのか」という説得性とか。
(つまりそれだけ余分の制作費がかさむ)

豪州部分の必然性は、不法滞在のための偽結婚でしかないわけですが、それがストーリーのメインテーマで絡む必然性が希薄なので。
あとしょぼいカーチェイスとか、むしろなくもがなだろうと思うので(男の観客からは不評だったくだり)

男女、違うかもなあと思ったのは私は今まで見たものの中ではですが、コン・ユは「サスペクト」イチオシなんです。途中で見るのがいやになったくらい。緊迫感の積み重ねが濃密過ぎて。「いやになる」は、ナムグン・ミンは気味が悪いのが魅力という言い方と同じく、逆説的なのですが。


「I do I do」は見ましたよ。

コン・ユと共演の、ひどく不評だった映画(キム・ソナがかつての恋人たちを訪ね歩き、復習する)は、悪評通りえらく退屈でしたが、復讐編になってから俄然面白かったです。

いくら俳優たちが好きでも話がつまらないと、やっぱり退屈はするなあと改めて思ったのでしたが、ラストで挽回してくれたのでOKです。

非公開でくださった情報、お気持ちだけでありがとうございます。しかし、凄いですねえ・・・・情報量と行動力。