ドブ掃除をして思い出した話

2008年04月03日 | Weblog
この前にも書いたが、この前の日曜日は近所の用水路のドブさらいだった。
俺は黙々と川の泥を上げながら、こんな事を思い出した。
去年の10月頃実家で夕食を食べた。
俺は、自分の胃袋がニヤけるほど沢山の肉(焼き肉)を食べ大満足で、さあ家にかえるべと実家をあとにし暗闇の中、家族で車に向かって歩き始めた。
歩き始めてすぐに隣の息子の気配が消えた。
不思議に思って隣を向くと、俺の足元の1メートル程下から
「い、い、痛い、く、く、臭い」と息子の」声がする。
どうやら息子は実家の石垣から落ちて、そこの浅いドブ川にはまったらしい。
俺があっ気に取られていると、嫁が素早く「大丈夫?さあ、お母さんの手に摑まりなさい」と息子の手を握った。
う~ん。さすが、こういう時に母親は冷静なものだと、妙に感心していると・・・・・・・
「ザッバ~ン」と俺の隣で水しぶきが上がった。
「い、い、痛い、く、く、臭い」と足元からアホな母子の声がする。
暗闇で目をこらすと、ドブ川に嫁が息子もろとも横たわっている
まさにドブ川のマーメイド、ミイラ取がミイラになったである。
そのあと、笑いをかみ殺し二人を救出。母子は実家で体を洗い、あらためて車に乗り込み家に向かった。
車内は、洗っても消えない母子から漂う異臭(ドブ臭い)で大騒ぎ。
娘が「臭い、臭い」と窓を開けると、
嫁が娘を睨みつけ「風邪をひくから窓を閉めなさい」とヒステリックに叫んでいる。
俺は何度も「お前がドブに落ちるからだろ」とツッコミたい衝動にかられたが、怒りの矛先を向けられるのを恐れて、言うのを我慢した。臭いも我慢した。
こんな事を思い出しながらドブ掃除をしたビューティフル・サンデーでした。



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