森山愛子

歌手の森山愛子さんの応援、漫画、写真、小説

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【公式】NEXUSプレゼンツ「スーパー桃太郎」

2016-10-18 07:43:30 | 日記
【公式】NEXUSプレゼンツ「スーパー桃太郎」
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間違い探し

2016-09-23 20:45:42 | 日記
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森山愛子の歌謡劇場  王将

2016-07-02 20:48:47 | 日記


演歌歌手を目指して上京した森山愛子は安アパートから電車に乗りかえて週に四日間、閑静な住宅街の中にある喫茶店でウエートレスのアルバイトをしながら生活費のたしにしなければならなかった。

大きな家がたくさんあって、そこには大企業の会長だとか、政治家なんかが住んでいた。蝉の鳴き声が沢山聞こえ、暑い日だったので木の沢山はえている木陰のベンチで公園の売店で買ったアイスキャンディーをなめていると、少し離れた向こう側のベンチで寝ている汚ない格好をした老人が森山愛子がアイスキャンディーをペロペロ舐めている姿をじっと見つめている。

キモい。森山愛子から二メートルも離れていない。変質者に違いない。

アイス、アイス、死ぬうううう。

老人は死んでしまったようだった。

こじきのおじいちゃん、死んじゃったの。愛子が爺の顔をのぞきこむと、またアイスくれぇ。

キモい。何でこんな、高級な住宅街にこじきが住んでいるのよ。まぁ、いいわ。この食いかけのアイスでも、この爺の口に突っ込んでおくか。

くるじい。じじいは呻いた。

あっち、あっち

売店の方を指差している。

なんて厚かましいじじいなの。

森山愛子はカバンの中にあった食いかけのたいやきをじじいの口の中に突っ込むと、そのばを離れた。

森山愛子が安アパートに戻ると、下宿のおばさんが顔を出した。

愛子ちゃん、福山雅治のサインを早く、頂戴な。

今度もらってくるから。

しかし、それは不可能な話しだった。

愛子はいろいろな番組にでる予定だと嘘に嘘を重ねていた。

愛子が見た芸能人といえばエスパー伊東だけだった。

福山雅治なんて、愛子にとって星の世界の住人だった。

愛子ちゃん、事務所の****さんがきているよ。

二階にあがると、事務所の****が座布団の上に座っている。

いい知らせだど。うちの社長の知り合いが西條八十先生を知っているんだ。

森山愛子はその名前を中学校の教科書でしか、知らなかった。

有名な作詞家の家へ事務所の人がつれて行くという。

あれぇ、あれぇ、愛子は驚いた。いつも通勤に使っている、電車に乗って、就いた場所はあの高級な住宅街だった。

そしてついた家は京都にあるような銀閣寺みたいな家だった。

中から和服を着た上品な婦人がいて、奥の部屋に通された。

障子が開き、

あれえええ、

出てきたのは、あの小汚いじじいだった。今は綺麗な着物を着て、髪もなでつけている。

そう言えば、音楽の教科書でその顔を見たことがある。

まあ、すわりなさい。

愛子はまだテレビに出たことはなく、下宿のおばさんに嘘をつき重ねていること、就職の相談会に母親といつしょにいったとき、担任に笑われたこと、パンの耳を食べていること、母親を喜ばせたいこと、

などを切々と訴えた。

この高名な詩人は黙って目を閉じた。

それもまた彼が若い頃に経験したことだったからだ。

老詩人は森山愛子を見つめた。

そして彼は微笑んだ。

https://youtu.be/cWH7KM7rOgY


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森山愛子の歌謡劇場 君こそわが命

2016-06-30 08:43:18 | 日記


森山愛子の歌謡劇場 君こそ命

昔から新宿に住んでいる男がいる。その親もここに住んでいた。江戸時代から、いや、もっと遠い時代から先祖はここに住んでいた。男は小太りの平凡な男だった。年齢は三十半ばになっていた。

まだ結婚していないどころか、恋人もいなかった。

会社へ行くと男の同僚たちがそわそわしていた。

今度、清純そうな可愛いい、新入社員が入ったという噂話で持ちきりだった。

男には遠い世界の話しにしか聞こえなかった。どう考えても自分にはもてる要素はなく、きっと格好いい男がさらっていくに違いないと思っていた。名前は森山愛子だということだった。


ここに座っていいですか。

急に声をかけられ男は目をしばたいた。噂の主が目の前に座っている。

この偶然はそれだけではなかった。帰りの電車でも一緒になったのだ。

それも電車は混んでいたので、顔は近づき、部分的に身体が触れることもあった。

男は大正時代に建てられたという古びているが、立派な門構えの家の中に入ると、年老いた母親と向き合って膳を並べたが、母親は男の変化に気付いた。

お前、恋人でも出来たのか。やっとお前の価値に気付いた女の子が現れたんだ。

名前は森山愛子って言うんだ。


この可愛いい女の子とどう見てももてそうにない男の組み合わせは社内でも奇異な組み合わせと思われていたが、二人は楽しいデートを重ね、ますます親密になっていった。誰が見ても仲の良い恋人同士だった。二人が大観覧車に乗ったとき、男は森山愛子に言った。僕を見つけてくれてありがとう。一生、恋人が見つからないと思っていた。もし僕に恋人が出来たら恋は一生に一度でいいと思っていたんだ。僕は君のことだけ見て、ほかの女の子のことは見ないよ。

嬉しい。森山愛子はそう言うとガチャガチャで取ったドラエモンのソフビを渡すと男は満面の笑みを浮かべた。

しかし、男は森山愛子が彼に知られないように舌打ちをしたことを気付かなかった。

このアイドルと同時に手足のやけにひょろ長い男が転勤してきていた。

その男は得たいの知れない男で北海道支店から転勤してきたという話だった。

社内の誰も気づかなかったがいつも森山愛子の現れる場所ではその男が誰にも見えないところで彼女を監視していた。


新宿の上空、数千万キロの宇宙に人類の科学では捕捉出来ない円盤が浮遊していて、銀色のつるつるの服を着た二人の宇宙人がいた。森山愛子と手足の細長い男だった。

下等生物の相手をしてくれてありがとう。もうすぐ目的を達成できる。この時間生成装置もあの男の家にある部品を取り返せれば、時間の停止だけではなく、時間の順行、逆行も自由に出来る。全く遠い昔にあの男の先祖が時間生成装置のもっとも重要な部品を手に入れて訳も分からなく家宝として持っていたなんて世の中、何が起こるか、わからないよ。それにしても、恋は一生に一度でいいという言葉を聞いて、笑ったよ。君に心をすっかり奪われているじゃないか。われわれのような高度な文明を持った存在が君と恋人同士だと思っているとは。あの下等生物は、ははは。

森山愛子も笑ったが、その笑いはぎこちなかつた。さあ、時間を止めよう。時間生成装置は重要な部品がなくても時間を止めることだけは出来た。

時間を止めた二人の宇宙人はあの新宿の家に降り立った。静止画のように男も母親も止まったままだった。

見つけたぞ。

この部品のためにつまらない芝居をしていたんだな。

銀色のとかげみたいな衣装をまとった森山愛子は無言だった。

なくなっていた部品を嵌め込んだ時間生成装置はまた動き始めた。

規律違反をおかしてもいいですか。森山愛子は突然口を開いた。

森山愛子は時間生成装置を順行させた。

あの古風な家の中の映像が映し出された。

一年後、男の机の上には、ドラエモンのソフビがのっていた。

そして十年後も

月星夜

男の家の玄関には下等生物の人間に生まれ変わった森山愛子が星の明かりの下に立っていた。

玄関の中には明かりがともっている。

森山愛子は玄関の呼び鈴を鳴らした。

https://youtu.be/exnbivkM__s

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愛子の歌謡劇場  宗右衛門町ブルース

2016-06-27 20:21:17 | 日記
o064006401421207042072.jpg (640×640)

愛子の歌謡劇場  宗右衛門町ブル−ス

まだ三十才を少しすぎたばかりの男が大阪のクラブのドアを開けて、なかに入っていくと、決まった席に座った。暗い顔つきをして、店の中を見回した。そのとき、この店一番の人気ホステス、佐々木希がドラマに出ている人気俳優のところへ満面の笑みを浮かべて行こうと、彼の横を通りすぎようとしたときに、お尻を触ると佐々木希は彼の手の甲を激しく叩いた。

ちぇ、落ち目のオリンピック選手なんて相手にもされないのかよ。

離れた席ではナンバーワンホステスが巷の人気者と楽しそうに笑い声をあげている。


その様子を離れた場所で見ていたちいママが男のそばに行った。半分は酒代を払って貰えるのか、心配だったのだ。

今度のことは大変だったわね。でも私、いつでも木村くんのことを応援しているからね。

ごく一年前まではオリンピック候補選手だった。それがスポーツ新聞の片隅に木村拓哉の名前が載ったときは彼の選手生命はたたれていた。

今度新しい女の子が入ったのよ。愛子ちゃん、いらっしゃい。

栃木ぽい顔をした女の子が木村拓哉の前に座った。

お客さん、何、飲みます。

ペンギン、木村拓哉はつぶやいた。

お客さん、何、なんか言いましたか。

何も。

俺は何、やっている人か、わかる。

お弁当屋さん。

あちゃあ、やっぱ、マイナーなんだ。

木村拓哉は自分の立ち位置を改めて思い知らされた。

名前をきくと森山愛子だといった。最初の印象どうり栃木の出身で、短大に通いながら、アルバイトでホステスをやっているという。スポーツ競技とも関係がなく、ましてオリンピックなんて遠い世界の出来事だというのが、嬉しい。

すっかりと癒やされて店をでた。

店を出て、大阪の夜の街を歩いていると、

おい、稲垣吾朗、待て、待つんだ。

木村拓哉はその男のところに行くとなぐりかかった。

なにを、するんだ。木村拓哉、お前がオリンピック候補からおろされたのは、お前が原因だろう。悔しかったら、あの二百メートルさきに走っているバイクのナンバーが読めるか。俺は読めるぞ、は57238

春だというのに、この虚しさはなんだ。

木村拓哉はオリンピックでもマイナーなクレー射撃の選手として金メダルを期待されていた。しかし、不慮の事故と政治的な駆け引きで木村拓哉は選手生命をたたれた。そして、木村拓哉がはじめた射撃法も埋もれてしまったのだ。

俺の心の中には何もない。そう、呟きながら、その片隅で暖かいもの、なにか、心の中に小さな訪問者を感じていた。

ここは、

木村拓哉は無意識だったが短大の横を歩いていた。

おっ、ここは。あの田舎ホステスがかよっている短大じゃないか?

おっ、あれは。

あの小娘、嘘をついていたな。

そこで、森山愛子がほうきみたいなものをつかってトレーニングをしている。

あの田舎ホステス、カーリングの選手だったんだ。

明日、とっちめてやろう。


君は嘘をついていたね。

なにをですか?

君は短大でカーリングをやっていたんじゃないか。

恥ずかしかったから言えなかったんです。

ここで木村拓哉はいたずら心が起こった。

自分の種目の適性を計る方法を木村拓哉は知っていた、そして、それはいつも誰に対してでも間違いはなかった。それを試してみようと思った。


木村拓哉の顔色はみるみる変わっていった。

田舎ホステス、俺と外で、付き合わないか。

木村拓哉を驚かせたことはそれだけではなかった。

木村、知らなかったのか。木村拓哉が尊敬しているクレー射撃で表彰台まであと一歩という男の話しでは、この短大生でもある田舎ホステスは自動車事故で死んだ伝説のクレ−射撃の選手の忘れがたみだった。

・・・・・・・・・

愛子ちゃんが手をふってるわよ。ちいママが木村拓哉に話しかけた。

どういう方法だったのか、どういう時間を過ごしたのか、それは二人にだけしかわからない。

しかし、森山愛子は異国の地のオリンピックにいて、木村拓哉は宗右衛門町のクラブにいる。

俺の射撃法は埋もれなかった。

木村拓哉はグラスを口にした。

https://youtu.be/AMJCwyv_OKQ

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