2007年からの映画生活

今年の映画、演劇などエンタメについて

12/25合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実

2011-12-26 12:52:31 | Weblog
ストーリー

真珠湾攻撃によって太平洋戦争の端緒を開いた戦略家として知られる大日本帝国海軍の軍人・山本五十六の実像に迫るドラマ。在米日本大使館での勤務経験から国力の差を誰よりも把握し、米英を敵に回す日独伊三国同盟に反対していた海軍次官時代から、自らの意思に反して戦争を始めなくてはならなくなった苦悩の司令長官時代を経て、早期終戦による講和を目指しながら志半ばで命を落とすまでを描く。山本五十六役で役所広司が主演。玉木宏、香川照之らが共演。「八日目の蝉」の成島出監督がメガホンをとる。


キャスト:

役所広司、玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、阿部寛、吉田栄作、椎名桔平、益岡徹、袴田吉彦、五十嵐隼士、坂東三津五郎、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、中原丈雄、中村育二、伊武雅刀、宮本信子、香川照之

監督:成島出

監修:半藤一利

特別協力:山本義正

プロデューサー:小滝祥平

脚本:長谷川康夫、飯田健三郎

撮影:柴主高秀

照明:長田達也

録音:橋本文雄

美術:金田克美

装飾:大坂和美

編集:阿部瓦英

音楽:岩代太郎

VFXプロデューサー:浅野秀二

VFXディレクター:鹿住朗生

製作国:2011年日本映画

配給:東映

上映時間:140分

日本人なら一度は聞いたことのある人物、山本五十六ではないでしょうか?この映画を見たいと思った理由は、どのような視点で山本元帥を描いているのかという事と、山本元帥の思いは‥という事。

映画は、まだ山本元帥が海軍省にいたころから始まり。山本元帥は、長岡出身、しかも士族の出身。このあたりが、彼の戦争に対する思いを知る一番のキーだと感じながらみました。

出だしの頃、海軍省にこのままいては、山本元帥が殺されるのでは(ドイツ・イタリアとの三国同盟に反対していたから)という憂慮から、山本元帥は、海に出ることになる‥後の歴史家が、山本が、海軍省を出たため、彼の後任達が凡庸で、政治力もなかったため、海軍省の政治力が落ちたと述懐しています。

見ていて私が感じだことは、この昭和になっても、いまだに薩長と長岡はわだかまりがある‥会社でも、仕事をするのは一人では大きな事ができない、大きな事をするには、皆がまとまって、和していってこそといいます。それが、命の危険にさらされる、軍隊であったら‥長岡人である、山本と、薩長出身者の軋轢‥このような事が戦争の悲劇を倍加したように感じました。

また、私は、山本に全て同調するわけでもないし、戦争に詳しいわけでもなんでもない、素人ですが、そんな私でも、ドイツ・イタリアとの三国同盟は全くの無駄と思えました、昔から。確かにドイツの破竹の勢いは凄いけど、日本とは遠すぎて、なんの助けにもならない、その上、中国で勢力争いしているフランスやイギリスを刺激するだけに思えました。ドイツの、潜水艦の知識や、レーダーや爆弾の知識を教えてもらえるなら有益だったかもだけど、同盟国にもそんな事を教えてくれるとは考えられないし。

確かに三国同盟を組んで、アメリカは敵になる‥山本の考えは当然でもあり、戦争にあっても冷静さをもっていた人物だったと。

アメリカの力を知っている山本、それに対して、一部の日本人が、神風をいまだに信じている‥

先の話ではありますが、日本が戦争に負けたのは、レーダーだとかの近代戦に負けた、また、石油などの資源、食糧がなかったといいますが、日本の軍部がそれをわかりつつも戦争につき走ってしまった‥

真珠湾攻撃をしかけた山本ではあったけど、それによって、優位を保って、講和したいというのが本音だったと描かれています。

昔、私が、初めてハワイに行った時、ベテランガイドさんから、「アメリカの中でもハワイは一番日本人に優しいです、それは、真珠湾攻撃です。あれは、当時、成功と言われたけど、真っ赤なウソ。軍人なら、ハワイを攻めるなら、当時ハワイにあった、石油タンクをめがけて、爆弾を落とす。日本はそれをしなかった、その理由は、ハワイには日系人が多数。日本は、日系人を忘れていなかった!と。ハワイの人はそう思っている。」と!

その点は私にはどうなのか、わかりませんが、ひょっとしたらそうかもしれません。

「もし、石油を狙って爆撃していたら、何カ月にわたってハワイ諸島は燃えて、アメリカも補給を断たれての大打撃。真珠湾を忘れるなというけれど、実際のハワイの人は日本人を恨んでいない‥」どこまで、本音かはわかりませんが、ガイドさんが嬉しそうに話していました。もちろん、日系人でした。

山本は、本当はどう考えてあの奇襲をしたのかは、彼が死んだ今となっては、真実はわからないと思います。全て、資料プラス想像だと思うのです。

役所さんは、自然体で、歴史の大人物を演じて。

真珠湾攻撃から、ミッドウエー開戦まで‥ミッドウェーの撤退の時、山本は、少しでも多くの兵の撤退に努力した様子が描かれ‥

死ぬまでが描かれています。アメリカはレーダーで、山本が視察することをつかみ、攻撃をした。このとき、山本を殺すか生かしておくかで議論があったと。映画には登場しませんが。山本を殺して、もっと優秀な人物が後をついだらと‥でもいろんな資料で、山本以上の人物は今の日本にはいない、山本を殺した方が、アメリカには有益という結論だったと。

確かに、山本がなくなり、それ以降戦局は悪化で、この戦争で300万人以上がなくなり、その9割が山本が亡くなった以降だったと聞きます。

特に山本がなくなり、あの悪名高い人間魚雷や回天などが登場‥山本がいたら、やらなかったと思えてなりません。

現にその悪名高い兵器考案は、山本が、死ぬ前には信頼をなくしていたという人物だし。

沢山学ぶ事のある映画ですが、特に、和していくという事がいかに大切で、難しいかと思い知らされました。

日本が伸びていくには、「和する」、これができるかにかかると思うのです。

また、映画の最後に、終戦の日本の様子も描かれています。

あれほどアメリカは敵だと言っていたけど、今度はアメリカに向くことになった日本‥節操がないようにも描かれてはいますが‥

でも、この終戦から、立ち上がって繁栄していくのに、アメリカの力は必要不可欠だったと思います。明日の敵は今日の見方、人間、「こだわらないで生きる」のがいいのかも。

皮肉にも、あれだけ、薩長だとか、長岡とか言っていてこだわっていて戦争に負けたのだから。





12/24「CUT」@シネマート新宿

2011-12-24 22:43:36 | Weblog

ストーリー

イランの名匠アミール・ナデリ監督が西島秀俊を主演に迎え、殴られ屋をして金を稼ぐ売れない映画監督の映画への愛情を描き出す。いつも兄からお金を借りて映画を撮っていた秀二だったが、どの作品も映画館にかけることができない。そんなある日、秀二は兄が借金のトラブルで死んだという報せを受け、兄が自分のために借金をしていたことを知る。罪悪感にさいなまれる秀二は、兄の痛みを分かち合い、借金を返済するため、兄が死んだヤクザの事務所で殴られ屋を始めるが……。青山真治が共同脚本で参加。共演は常盤貴子、笹野高史ら。


キャスト:西島秀俊、常盤貴子、菅田俊、でんでん、笹野高史

監督:アミール・ナデリ

製作:定井勇二、ショーレ・ゴルパリアン

プロデューサー:エリック・二アリ、エンギン・イェニドゥンヤ、レジス・アルノー

脚本:アミール・ナデリ、アボウ・ファルマン、青山真治、田澤裕一

撮影:橋本桂二

照明:石田健司

録音:小川武

整音:横山昌吾

美術:磯見俊裕

編集:アミール・ナデリ

特殊メイク:梅沢壮一

スペシャルアドバイザー:黒沢清、市山尚三

製作国:2011年日本映画

配給:ビターズ・エンド

上映時間:132分

フィルメックスで見たかったのですが、チケットを購入できなくて‥。

でも、今日、なんとナデリ監督がロビーにいらして、サインと、握手をしていただきました!感激!まさか全然そんな事、思いもしなかったので。

係員の方に伺ったら、明日の25日も監督が来場するかもと話していました!

今日は、先着のポストカードももらいました!

映画は、主演の西島さんの、激しい、現在の映画についての不満をスピーカーでぶちまけるところから始まり。

主人公は、映画監督で、名作の映画を、上映会していて。

ところどころ、古い映画の名前が次々と出てきて‥

名監督達のお墓の映像も流れ‥

そんな中、突然、兄さんが死んだと告げられて‥兄さんは、西島さんの映画のために借金をしていて、それもやくざから‥兄さんもやくざだったようで。

通常は、親族の借金は、相続しなければ、払わなくてもいいはずですが、主人公の映画のためのおかねだったこともあり、きちんと払う事に。でもお金がなくて、やくざの事務所にあったサンドバックを見て、殴られ屋になることを思いつく。

西島さんの顔は、特殊メークのたまものですが、醜く変貌。

払い終わると、驚きの発言が、西島さんから漏れる‥

この映画は、名監督たちへのオマージュであり、ナデリ監督の、映画製作に対する強い感情の表れでは!

演じる西島さんも映画に対して強い気持を持っているから、この役を熱演したのだと思います。

素晴らしい映画だったと思います!

私はどちらかというと、ミニシアターの映画が好きです!

ナデリ監督の次回作も楽しみです!



12/23無言歌@ヒューマントラスト有楽町

2011-12-24 01:08:10 | Weblog
ストーリー

文化大革命前の中国で行われた反体制狩り「反右派闘争」の悲劇を描く。1956年、中国共産党の毛沢東は、党に対する批判を受け入れる「百花斉放百家争鳴」運動を推進した。これにより国民からさまざまな意見がうまれるが、毛沢東は翌年に方針を転換。党を批判した人々を反体制者として容赦なく粛清していった。60年、中国西部ゴビ砂漠の収容所に、上海からひとりの女性がやってくる。捕らえられた夫に会いたいとひたすら懇願する彼女の声が、男たちの心に変化をもたらしていく。


キャスト:ルウ・イエ、リェン・レンジュン、シュー・ツェンツー、ヤン・ハオユー、チョン・ジェンウー、ジン・ニェンソン、リー・シャンニェン


監督:ワン・ビン

原作:ヤン・シエンホイ

脚本:ワン・ビン

撮影:ルー・ション

編集:マリー=エレーヌ・ドゾ

原題:夾辺溝

製作国:2010年香港・フランス・ベルギー合作映画

配給:ムヴィオラ

上映時間:109分

中国では、上映禁止とのこと。公式公開は日本が世界初とのこと。封印されている文化大革命前の実話と‥。

ワン・ビン監督は、山形国際映画祭に出席で10月に来日、この映画についても語っています。

[「反右派闘争」は、労働者や農民を対象としたものではなく、国家機関や企業に所属している人と民主党派と呼ばれる人たちに向けて発動された。右派とされた人たちは、行政罰として農村に送られ労働を強いられたり、罪の程度がひどい人は、収容所に送られ労働強要が行われるほか、監獄に入れられたりもしたという。

映画の製作意図を問われたワン監督は、「反右派闘争については、大量の本が既に出されており、テーマ自体に興味はありませんでした。また、映画で政治的なことを伝えようという意図もありません。原作を読んで感動し、撮るべきだと思ったのです」。さらに、「今日の我々が収容所の人々をどのように思い、どのように歴史をとらえるかが物語の中心です」とテーマについて語った。]

とにかく、人間が住むとは思えない場所に寝泊まりさせられ、農地の開墾。日本に、中国からの黄砂がたまに飛来すると、うちのベランダにまで、砂埃が。とにかく、砂塵が舞い、寒そうで、これでは、とくに老人は長くは生きれないとすぐにわかります。

しかも、農民など、多少は丈夫と思われる人なら少しは頑張れるかもと思いましたが、映画の中での会話を聞いていると、どうも都会の知識人や、医者、大学教授ばかりのように感じられました。

昔、学生の頃、文革で、知識人がしいたげられ、多数が死亡‥中国の近代化が数十年は遅れたと聞いたことがありますが、まさにそうだと‥

見ていると、本当に目をそむけ、聞きたくないような話ばかり。

食べ物も満足になく、ネズミを食べたり、食べてはいけないと言われる木の実も食べ。あげくには、この状況で多数がなくなり、その人肉を食べたような話まで出てきて。

そんな中で、夫を訪ねてきた女性が‥夫の亡きがらを捜す‥本当に恐ろしい‥

この映画を見て、この世で一番怖いものは、「人間」だと強く感じました。

いい悪いとかではなく、今年、もっとも印象に残る映画でした。



12/23スウィッチ@新宿武蔵野館

2011-12-24 00:53:16 | Weblog
ストーリー

ごく平凡な女性が「ホーム・エクスチェンジ(自宅交換)」により殺人の疑惑をかけられ、身元を乗っ取られてしまう恐怖を描いたサスペンス。カナダ・モントリオール在住のソフィは、期間限定のアパート交換サイト「switch.com」でフランス・パリに暮らすベネディクトという女性とアパートを交換。あこがれのパリに旅立つ。しかし到着した翌日、アパートの寝室で男性の惨殺死体が発見され、ソフィは殺人容疑者ベネディクトとして逮捕されてしまう。監督は「スパイ・バウンド」のフレデリック・シェンデルフェール。脚本に「クリムゾン・リバー」原作者のジャン=クリストフ・グランジェ。カナダの若手実力派カリーヌ・バッナッスが主演し、ソフィを追う警部役で元マンチェスター・ユナイテッドのエリック・カントナが共演。


キャスト:カリーヌ・バナッス、エリック・カントナ

監督:フレデリック・シェンデルフェール

脚本:フレデリック・シェンデルフェール、ジャン=クリストフ・グランジェ

原題:Switch

製作国:2011年フランス映画

配給:ブロードメディア・スタジオ

上映時間:100分

武蔵野館独占公開。見た方から、空いていると聞いていました。独占公開で武蔵野館しか上映ないはずなのに‥日本人は、よく知ったスターの出演でないと、あまり見ないのかも。

でももう終了(1/6)なのか、8割くらいの入りでした。

ありきたたりな、話かなと思ってみたのですが、意外や意外、結構どきどきしながら、スリリングな気分で見れました。

でも途中から、なんとなく筋がわかってきますが。

元サッカー選手のカントナが、上手いとはいいませんが、自然体の演技で、独特の味を出していました。

そして、そのカントナと、走り回る主人公のカリーヌには脱帽!凄い走りで、素晴らしかったです。スタントではないと思います!

上映、100分、このくらいが神経も集中して見るのに丁度いいかも。

ミステリーのような、そしてホラーのようでもあり、なかなか楽しめる映画でした。






12/21ジョニー・イングリッシュ気休めの報酬@東宝東和試写室

2011-12-22 01:09:32 | Weblog
ストーリー

「Mr.ビーン」として世界的に知られるイギリスの人気コメディアン、ローワン・アトキンソンが、「007」のジェームズ・ボンドを彷彿とさせる諜報部員に扮して繰り広げるスパイコメディ「ジョニー・イングリッシュ」(2003)のシリーズ第2作。祖国の危機を救い、諜報機関「MI:7」のエースとなったジョニー・イングリッシュだったが、再びヘマを犯してしまい自信を喪失。チベットの僧院で引きこもり生活を送っていた。そんな折、英中首相会談に出席予定の中国首相を暗殺する動きがあることから、イングリッシュに情報収集と暗殺計画阻止の命令が下るが……。イングリッシュに振り回される上司役に「X-ファイル」のジリアン・アンダーソン、ヒロインのケイト役にロザムンド・パイクが扮する。


キャスト:ローワン・アトキンソン、ジリアン・アンダーソン、ドミニク・ウェスト、ロザムンド・パイク、ダニエル・カルーヤ、リチャード・シフ

監督:オリバー・パーカー

製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、クリス・クラーク

製作総指揮:デブラ・ヘイワード、ライザ・チェイシン、ウィリアム・デイビス

原案:ウィリアム・デイビス

脚本:ハーミッシュ・マッコール

撮影:ダニー・コーエン

美術:ジム・クレイ

編集:ガイ・ベンズリー

衣装:ベアトリス・パッツアー

音楽:アイラン・エシュケリ

原題:Johnny English Reborn

製作国:2011年イギリス映画

配給:東宝東和

全編、笑いの連続の映画でストレス解消できました!

僧院での隠遁生活というけれど、結構厳しく、鍛えられていて。その可笑しい修業が、この映画の大きなポイントになるとは‥この修行、笑ってばかりでなく、きちんと覚えておくと、後半に笑いが倍加しますね。

登場人物、皆一癖もあるものばかり‥特に、エージェント1号が、かっこいいけど、なんとなく、クセあり。

局長役の、パメラのダメだしも楽しいし!

殺人者役の、中国人女性が、まじめにやっているのが、またまた面白いです!

ありえないの連続ですが、とにかく笑えて楽しい映画です!

イーサン・ハント顔負けのヘリコプターのシーンや、カーチェイスも、凄いし、そして必ず笑いに直結します!

そして、私のお気に入りシーンは‥ジョニーの口紅シーンかな!

ラスト、テロップが出てもしばらく続きがあります!

この映画、いろんな事を考えないで楽しむのが最高ですね!

12/17ニューイヤーズ・イブ@ワーナーブラザーズ試写室

2011-12-18 01:31:30 | Weblog
ストーリー

「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル監督が、「バレンタインデー」(2010)に続いて描くオールスターキャストの恋愛群像劇。大みそかのニューヨークを舞台に、死期が迫った老人と看護師の交流、1年前に出会った女性が忘れられない男、偶然再会した元カップルなど8組の男女の姿が描かれる。「バレンタインデー」のアシュトン・カッチャー、ジェシカ・ビールをはじめ、ハル・ベリー、ジョン・ボン・ジョビ、アビゲイル・ブレスリン、ロバート・デ・ニーロらが出演。

キャスト:ハル・ベリー、ジェシカ・ビール、ジョン・ボン・ジョビ、アビゲイル・ブレスリン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ロバート・デ・ニーロ、ジョシュ・デュアメル、ザック・エフロン、ヘクター・エリゾンド、キャサリン・ハイグル、アシュトン・カッチャー、セス・マイヤーズ、リア・ミシェル、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファー、ティル・シュワイガー、ヒラリー・スワンク、ソフィア・ベルガラ

監督:ゲイリー・マーシャル

製作:マイク・カーツ、ウェイン・ライス、ゲイリー・マーシャル

製作総指揮:トビー・エメリッヒ、サミュエル・J・ブラウン、マイケル・ディスコ、ジョシー・ローゼン、ダイアナ・ポコーニイ

脚本:キャサリン・ファゲイト

撮影:チャールズ・ミンスキー

美術:マーク・フリードバーグ

編集:マイケル・トロニック

衣装:ゲイリー・ジョーンズ

音楽:ジョン・デブニー

原題:New Year's Eve

製作国:2011年アメリカ映画

配給:ワーナー・ブラザース映画

これだけ豪華メンバーを見るだけでも必見の映画!凄く楽しみでしたが、期待を裏切らない作品でした。

8組の男女が、登場、私が一番好きだったのは、ボンジョビとキャサリン・ハイグルの組み合わせ。ボンジョビの歌も聞けて凄く得した気分でした!

キャサリンの気持は、女ならわかるなーと思いつつ感情移入しながら見ました。

妊婦さんの、懸賞金をもらいたい、それはニューイヤーに早く生むと、というのも楽しかったです。くすっと笑ってしまいました。

意地悪な人も登場しないし、安心して楽しめました。

ラストに、サラ・ジェシカが、彼女のトレードマークと思う、豪華な靴を履いて登場。なんだかシンデレラみたいで。

映画の中の役の、彼女は離婚していて、年末に子供と過ごすのを楽しみに、でも子供は、友達(ボーイフレンド)と過ごしたい‥

親の思いと、子供の気持はすれ違って。

サラ・ジェシカは、背も高くなく、顔のつくりは、美人だとは思うけど、顔が長くて。

でも、彼女は、自分の見せ方をわかっている、変身すると、本当に綺麗でした。

等身大のサラが、綺麗になれる事で、女性たちが、自分もと思えるのが、彼女の人気の秘密かもしれません。セックスアンドでも、おしゃれが上手。

豪華キャストと、夢のようなストーリーを楽しめて、満足しました。どちらかというと、女性向けかも。

この映画を見たある方が、ミシェル・ファイファーの役に自分を重ねたようで、ザック・エフロンが気にいったような話を聞きました。設定では、50代の女性が若い男性とお付き合い。夢のように感じるんでしょうか?自分もと思うのかも。

いろんな見方をして楽しめる映画です!







12/16パーフェクトセンス@TFMホール

2011-12-16 23:54:39 | Weblog
ストーリー

感染すると次第に五感が奪われていく奇病が蔓延する世界で、運命的な出会いを果たした男女の愛情を描くパニックドラマ。感染すると嗅覚を失う原因不明の病がイギリスから欧州各国へと広がり、感染症を研究する専門家のスーザンも何も分からず困惑する。そんなある日、スーザンは、感染症の影響で客足の途絶えたレストランでシェフのマイケルと出会うが、2人もまた病に感染し嗅覚を失ってしまう。そして人々は嗅覚に続き味覚、聴覚と次第に五感を失っていき、世界は荒廃していく。監督は「猟人日記」のデビッド・マッケンジー。主演にユアン・マクレガーとエバ・グリーン。


キャスト:ユアン・マクレガー、エバ・グリーン、ユエン・ブレムナー、スティーブン・ディレイン、デニス・ローソン、コニー・ニールセン

監督:デビッド・マッケンジー

製作:マルテ・グリュネルト、ジリアン・ベリー

製作総指揮:デビッド・マッケンジー、キャロル・シェリダン、ペーター・オールベック・イェンセン、ペーター・ガルデ、ジェイミー・ローレンソン


脚本:キム・フィップス・オーカソン

撮影:ジャイルズ・ナットジェンズ

編集:ジェイク・ロバーツ

美術:トム・セイヤー

衣装:トリシャ・ビガー

音楽:マックス・リヒター

原題:Perfect Sence

製作国:2011年イギリス映画

配給:プレシディオ

上映時間:92分

映倫区分:R15

かなり絶望的な設定と結末の映画でした。

震災も、予想はつきませんが、世の中もどんどん動き、将来、どんな事が起こるのかは誰にもわからない。今、自分のやりたいことや、やってあげたいことなど、後悔しないように生きたいと感じました。

主人公役のユアン・マクレガーの実際のおじさん、デニス・ローソンがレストランのオーナー役で、独特の存在感を出していました。

また、昔、ドリーマーズでも脱ぎっぷりが良かったボンドガールのエバ・グリーンが、今回も頑張っていました。R15ですから。

ラスト、どうしてもこうなるのかなという結末。明るい気分にはなれない作品でした、当然ですが。

ある意味、ホラーでしょうか‥。

12/15劇場版テンペスト3D@新宿ピカデリー

2011-12-16 00:07:13 | Weblog
ストーリー

激動の琉球王国を舞台に、男として生きる運命を背負った女の波乱万丈の物語を描く歴史ドラマ。舞台化、TVドラマ化もされてきた池上永一の同名ベストセラーの3D映画化で、舞台版、ドラマ版に続き仲間由紀恵が主演を務める。19世紀の琉球王国。家の再興という父の願いをかなえるため、自ら名を孫寧温とあらため、男子として王宮に仕える身分となった真鶴は、外交や財政改革で手腕を発揮し、異例の出世をとげていく。しかし、やがて王宮内の権力争いに巻き込まれ、女であることが明かされてしまう。

キャスト:仲間由紀恵、谷原章介、塚本高史、高岡早紀、GACKT、奥田瑛二

監督:吉村芳之

原作:池上永一

脚本:大森寿美男

音楽:長岡成貢

主題歌:安室奈美恵

製作国:2011年日本映画

配給:角川映画

上映方式:3Dのみ

舞台挨拶がありました。主演の仲間由紀恵さん塚本高史さん、吉村監督の3人です。

その前に、新宿ピカデリーのロビーで、「世界遺産・首里城のセットや、「伊是名(いぜな)の会」の面々による沖縄舞踊により、会場は琉球一色に染まった」そうです。

残念ながら、私たち一般には見えないように幕が張られました。見たかったです、せめて、東宝のように、スクリーンで鑑賞させてほしかったです。幕を張り、見えないようにしないと、混乱があると思われたんでしょうか?

私、TVで少し見ていましたが、はっきり言ってつまらなかたんです。理由は、内容がつまらないというのではなく、TVだと、一回一回で限られていて、一気に見ないと間が抜けたというか。また、全体を写すためか、小さくなってしまって、TVでは。

お芝居もTVだと、なんとなくつまらなくて。映画で見ると、アップも多様しているし、臨場感も考えられていて、それなりに楽しめるので、今回映画を楽しみにしていました。

もちろん、TVの細切れで見るとの違って一気ですから、やはり楽しく見れました。

特に、悪役になるのですが、高岡早紀さんが存在感。いろいろなお芝居も経験されているので、とてもいい味を出していました。

ただ、この作品、3Dしかないそうですが、3D、竜のシーンは素晴らしかったけど、仲間さんが飛び出すほどに感じなくて。

私はそれなりに楽しめましたが、見ていた知り合いは、3Dもぶれた感じだし、映画もつまらなかったと言っていました。

つまらないとは思いませんが、100点とは言えない作品です。

12/14宇宙人ポール@ヤクルトホール

2011-12-14 23:05:41 | Weblog
ストーリー

「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のサイモン・ペッグとニック・フロストが主演・脚本を務め、「未知との遭遇」「E.T.」など名作SFへのオマージュを散りばめながら、陽気な宇宙人のポールと冴えない青年コンビの珍道中を描くコメディ。SFオタクのイギリス人青年クライブとグレアムは、全米最大のコミックイベント、コミコンと米中西部のUFOスポットをめぐる旅を楽しんでいた。その途中、ネバダ州のエリア51を通りかかった2人は、ポールと名乗る本物の宇宙人と遭遇。ポールを故郷に帰すため奮闘することになる。

キャスト:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジェイソン・ベイトマン、クリステン・ウィグ、ビル・ヘイダー、ブライス・ダナー、ジョン・キャロル・リンチ、シガニー・ウィーバー、セス・ローゲン

監督:グレッグ・モットーラ

製作:ニラ・パーク、ティム・ビーバン、エリック・フェルナー

製作総指揮:ライザ・チェイシン、デブラ・ヘイワード、ナターシャ・ワートン、ロバート・グラフ

脚本:ニック・フロスト、サイモン・ペッグ

撮影:ローレンス・シャー

美術:ジェファーソン・セイジ

編集:クリス・ディケンズ

衣装:ナンシー・スタイナー

音楽:デビッド・アーノルド

原題:Paul

製作国:2011年アメリカ・フランス・イギリス合作映画

配給:アステア、パルコ

上映時間:104分

映倫区分:PG12

ジョークの利いた楽しい作品!

いわゆるコメディ映画!残念ですが、あまり英語が得意ではないので、微妙なニュアンスはわからなくて‥

でもそれでも十分に楽しめます!

サイモンと、ニックのコンビなので、その組み合わせだけでも楽しい!

宇宙人が人間ぽい感じも新鮮!

エイリアンの映画というと、人間を攻めてくるような作品が多いですが、今後このポールみたいな、映画が主流になったら‥楽しいです!

シガニー・ウィーバーも少しですが、しっかり出演!‥笑えます!

11/29「瞳は静かに」@TCC試写室

2011-12-13 23:24:16 | Weblog
[子供と大人の逆転劇、背筋が‥]


軍事政権の1977年から78年のアルゼンチンが舞台の映画!なんといっても、あの伝説の女優?!ノルマの出演で非常に注目とともに、楽しみにしていた映画です!

主人公の子供、アンドレスとお母さんとお兄さんの平凡な暮らしから映画は始まり、どうもお父さんは存在しているけど、別居している?ようで、お母さんのボーイフレンドが出入りしている家。このボーイフレンドの存在が、この映画の鍵です。



アンドレスは、お母さん子で、とても可愛くて、瞳の綺麗な、女の子にも見えるかもと感じました。おとなしくて、おちゃめな子供として、生活。でも突然お母さんを交通事故で亡くして。

でもこれには謎めいた感じもあって、ちょっとサスペンスタッチ!

お母さんの死により、ノルマ扮するおばあさんと、怒りっぽいお父さんとの暮らしになる‥アンドレスは、どちらかというと、優等生的なお兄さんと違い、何かと反抗‥学校でも、校長室に呼ばれたり、家でも、大好きなお母さんはもういないし‥セバスチャンと言うどうも胡散臭い男性が登場。なぜか、アンドレスに親切で、彼にプレゼントをあげたりして。

映画の中で、時期を区切りながら、それをわかりやすく描いていますが、映画の中盤まではそれほどの変化を感じないのですが‥でもここまで見ていて感じた事は、アルゼンチンの軍事政権の雰囲気と言うか、暗い雰囲気が漂っています。

アンドレスはとにかくお母さんが大好きだったからか、突然の死からか、だんだん暗くて口数も少なくなってきます‥おばあさんや、近所の人たちの会話、お父さんの様子などなどから、敏感に感じ取るものがあるのでしょうか‥表情がどんどん暗くなって‥

お母さんのボーイフレンド、アルフレドに助けられる事が起こるのですが、そのとき、胡散臭いセバスチャンから、問いただされ、アルフレドは本当におじさんなのかと。一応おじさんとは答えるものの‥この時の表情が、いかにも本当は違うと言っていたように思えました。

アルフレドが行方不明になり、車も黒焦げで見つかり、近所や、特におばあさんが驚きを隠さず。愕然とした表情は秀逸です‥

この時の、アンドレスの表情は無表情でなんとも言えない変化でした‥最初の彼と、たった1年たつかたたないかなのに、驚きです!暗くて、何かを含んで、そしてとげがある!

結末には愕然です‥思いやりにあふれたアンドレスはもういない‥

一瞬、背筋がぞくっとして寒くなりました。

監督は、子供の目線から見た軍事政権を描きたかったとのことですが、子供の方がある意味残酷なのかもと思いました。

この映画は、血が飛び散ることや、残虐シーンはありませんが、凄く怖い、怖さを表現した作品と感じました!秀逸の一本!公開館が少ないのが残念です。