チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

飯盛山、叶岳を登る

2017年10月15日 04時14分58秒 | 山登り

雨、18度、92%

 山登りが好きだと思ったのは中学生の頃でした。中学の登山部の入部に行くと男子ばかり、諦めました。高校の登山部もやはり男子ばかり、諦めました。コンスタントに登り始めたのは主人が香港の100キロトレールに参加してからです。練習のために香港九龍サイドの山を縦走します。毎週、土曜か日曜は主人の後をついて歩きました。まだ30代後半40代にかけてのことです。主人は仕事が忙しくなり山から遠のきました。以来、月に一度は私だけで香港島のパーカー山に登りました。500メートルほどの高くない山です。

 福岡は北に玄界灘、南はぐるりと山に囲まれています。小学、中学、高校と遠足にはどこかの山に行きました。福岡を離れて40年、山の名前すら覚えていません。女ひとりで山に入るのは危険です。でも山には登ってみたい、そんな折、福岡市が「飯盛山、叶岳」の登山者を募っていました。応募したのは8月の終わりでしたか、すっかり忘れている頃に参加案内が届きました。

 飯盛山が382メートル、叶岳が341メトール。小学校の遠足で上がった山です。縦走ですから登り口と降り口は違います。バスで集合地点に向かいました。恥ずかしい話、私は福岡の地名、場所すらもよくわかりません。よく耳にするそのバスの営業所、まるで初めてきた場所のようでした。

 集合地点でお会いした登山者の方たち9名はもちろん初めてお会いします。結局最後までお名前も知らないまま別れました。年齢はお若い方でも50代はじめです。皆さん履き込まれた登山靴にステッキ、いいリュックに山用の服装です。私はジョギングシューズにスウェットパンツでした。同行、先頭を務めるボランティアの登山用品店の方、後尾には市の職員の方が2名、心強く思います。

 「飯盛山、叶岳」は福岡の西北に位置します。麓の飯盛神社の中宮脇から登ります。ここから飯盛山の頂上までが今回の難所だと聞かされました。香港のように舗装された道を歩くのではありません。何十年ぶりの土の山道です。足に伝わる土の感覚に安心感を覚えます。途中岩場や急な斜面があり、女性の方2名が具合を悪くされましたが、引率の方のサポートでみんな揃って山頂に着きました。 ここで各自持参の行動食を食べます。私は自分で焼いたパンのたまごサンドです。出かける前にはしっかりとお肉を朝から食べて出かけました。ここからは福岡の西から博多湾を挟んで志賀の島の方まで見渡せました。皆さんに山の名前を教えてもらいます。ほとんどが小さい頃登った山ばかりです。

 飯盛山の山頂からは、登り下りを繰り返す道が続きます。軽くお腹に物を入れたせいか不調の方も復調しています。一昨日は終日雨でした。そして昨日も午後には雨の降り出す予報です。足元は滑ります。登りより滅法下りに弱い私は慎重に足場を選びました。叶岳の頂上です。 ここには「叶嶽神社」があります。ここからはゆっくりした下り道でした。登り初めから3時間半、無事に下山しました。 こちらから「叶嶽神社」に向かうこともできます。

 雨の翌日気温もやや下がりました。雨も夕方まで降り出すのを待ってくれたようです。久しぶりの山登り、低い山ですが、福岡に帰ってきたという気持ちと、心地よい充足感を味わいました。

 途中たくさんの自成キノコを見ましたが、他の方とご一緒です、写真にも収められませんでした。その代わり、小さなイガ栗をココさんにお土産。 しばらくはこういう機会を利用して福岡の山に入ろうと思います。好きな山、好きな季節。重装備無くして気軽に入れる山を登ります。

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