マイコー雑記

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「ユーモアが学びを促進」という研究紹介、「余裕なし」と感じる時こそ「遊び心を用いた創造的な対応」を

2017年03月17日 | 思慮あるしつけ(discipline)

状況やその子の性質性格も様々ですから、

「しつけ=教え学ぶ」方法も、

多様であるのが自然。

 

「好ましくない行為」をしたら、「いつも」、

叱りつけたり、罰を与えたり、部屋に送ったり、タイムアウトするというのは、

変化し続ける状況やその子の状態を思うとき、

確かに「的外れ」ですよね。



「遊び心やユーモアを用いて創造的に向き合う」という対応

 米国でベストセラーとなったしつけ本『No Drama Discipline』by Daniel J. Siegel & Tina Payne Bryson が紹介する

こうした「多様な対応の仕方」の中に、

「遊び心やユーモアを用いて創造的に向き合う」というのがあります。

 

例えば著書にある例:

「カーシートに今すぐ座りなさい!!!」

も、時には、

「お願いだから、あのカーシートに座らないでね。

だって、あなたの想像のお友達ジミー・ジマリーノが

もうちゃっかり座っちゃってるもの」

と言ってみる。

 

一気に、子どものムードもシフトし、

くすくす笑いながら、車に向かうかもしれません。

 

 

 

とはいえ、とてもとてもそんな気分になれないことってありますよね。

日々の生活をまわしていくだけでいっぱいっぱい。

頭の中も、「するべきこと」や「気がかり」でいっぱいいっぱい。

そんなギリギリのときに、「カーシートいや!」なんてもう、

「ジミー・ジマリーノですって?ふざけないでよ」となります。

 

私自身も、しょっちゅう、そんな状態になるわけですが。

 

「でもね」と、著書のシーゲル氏とブライソン氏は言います。

「以下のオプション1と2を比べてみてください」と。

 

以下『No-Drama Discipline Workbook』よりーーーーーーー

 

オプション1子どもの行為にどう対応するかについて、クリエイティブである。その時費やしたいと感じる以上の努力が必要になるけれど、遊び心や可笑しさは、ムードをシフトさせ、「ドラマ」を早く終わらせることできます。そして、関わる皆が、楽しむという結果になる。

 

オプション2「しつけ」なければという場面が生み出した、パワーの奪い合いなどのバトルを続ける。パワーの奪い合いで子どもに「勝つ」までぶつかり続ける。このオプションは、たいていより時間やエネルギーを必要とし、しばしば「繋がり」を損ない、感情を傷つけることにもなります。

 

ーーーー引用終わりーーー 

 

確かに、

「そういうわがまま言うなら今夜のデザートなし!」とか、

「もう二度とあなた連れて買い物来ないから!」とか、

あげく、がつん!と叱りつけ、羽交い絞めにして無理やりカーシートにのせるなら、

確かに、「時間やエネルギーも必要とし、繋がりを損ない、感情を傷つける」

ことになるのかもしれません。

(← とはいえもしそうなっても、後の対応によっては、修復も断然可能ですし、

「繋がり」も「雨降って地固まる」となる可能性も十分あると、

私自身の体験から思います。)

 

振り返っても、

「今、そんなこと言ってられないし、やってられもしない」と頑なに思うときこそ、

実は、「遊び心やユーモアを用いて創造的に対応する」というのが、

効果的だったりするんですよね。

 

ふ~と深呼吸して、クリエイティブにユーモアもって向き合ってみる、

すると、親子でほぐれて、

また違った角度から物事を眺められたり、

問題に対しても、解決へ向けての新しいアイデアが出てきたりするようになります。

 

 

 

ユーモアは子どもだけでなく赤ちゃんでさえ「学び」を促進するという研究紹介

「ユーモアや笑いが、子どもの学びを促進する」についての研究は、

こちらの記事’How laughing leads to learning’にも紹介されているように、多くあるようです。

 

確かに笑うことで、気持ちもリラックスしぎゅっと固まった身体もほぐれ、

相手との繋がりも強まり、学ぼうという気持ちも高まるのって、

分かりますよね。

 

こうして子どもを笑わせることで認知力などの学び率が高まる、

ということは分かっているわけですが、

では、赤ちゃんはどうだろう?という研究もあるんですね。

 

心理学者Rana Esseily 氏率いる研究チームによると、

まずは、18ヶ月の赤ちゃんを2つのグループに分けたそうです。

そして、届かない距離にある玩具を道具を用いてとり:

 

1のグループには、玩具を手に取った後、普通に遊んでみせ、

2のグループには、玩具を手に取った途端、ふざけて落としてみせます。

 

すると、2のグループの半数の赤ちゃんが、「笑った」と。

(ああ、あの赤ちゃんの声出して笑う様子を想い、

思わず微笑んでしまいます。)

 

そして、実験者の仕草を笑わった赤ちゃんの方が、

大人の示す動作を自分自身で繰り返すことにより成功するなど、

「より学んだ」とのこと。

 

Esseily 氏曰く、

「ポジティブな感情やユーモアを通して実験者とよりよく結びつくことが、

脳のドーパミンレベルを上昇させ、学びを促進するのではないか」

とのこと。

 

 

ティーンから赤ちゃんまで、

「対応の仕方のひとつ」として、

「遊び心やユーモアを創造的に用いる」というの、

思い出していきたいですね。

 

特にティーンとの接し方も、

生活の端々にユーモアや遊び心を挟むことの大きさを日々実感してます。

 

それではみなさん、楽しい週末を!

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