マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

ひといちばい敏感な子とキャンプ&自然体験、そこまでして自然の中で過ごす意味ってある?

2017年05月28日 | ハイリーセンシティブチャイルド

昨夜キャンプから戻りました!

今日早朝から一日中救急隊員の資格試験のある長男と2人のみでの帰宅。

残り子ども4人プラス夫は、明日帰宅予定なので、

家の中が、し、しずか~。

全員帰宅した後の、「怒涛の後片付け」の前の静けさですよね。

 

今回の住処!

 

我が家は16年間アラスカだったこともあり、

夏といえば、キャンプ生活でした。←他に出かける先も限られてましたしね。

半年近く続く長い冬が終わった開放感、

とにかく日を浴び、緑に囲まれたいという気持ち。

電子機器に囲まれる普段の生活から離れて、

小鳥のさえずりを聞きながら目を覚まし、

焚き火を囲み

満天の星空を眺めながら眠るひととき。

家族一同、「心身リフレッシュ感」が半端ではなかったです。

 

 

キャンプのメリットは不快さ不便さの隣に見出す「楽しい!」のおまけ

昨今は、日本でも、

子育てでの「キャンプのメリット」が言われるようになってますよね。

不便さの中で工夫することで「生きる力」がつくとか、

自然体験が「地頭を鍛える」とか、

皆で力を合わせることで「家族の絆が強まる」とか。

 

こちら、我が家もテントやコンロやとお世話になっている

アウトドア用品店『コールマン(Coleman)』のウェブサイトにも、

そうしたメリットがまとまってます。

 

こうした視点に、とても同意します。

 

とはいえ、

「生きる力をつけるぞ!」「地頭を鍛えるぞ!」「家族の絆を強めるぞ!」と出かけても、

そんなすぐに結果が出ることではないですし、

不便さや不快さに文句を言う子どもを前にイラッ、ムカッとしたりなど、

「期待はずれ」のことも、多々起こると思います。

←我が家も、そうした「期待」をするならがっかりすることしょっちゅうですよ。

 

 

キャンプで「生きる力」や「家族の絆が強まる」ことって、

不快さや不便さと共にありながらも、

「楽しい!」こともたくさん見出していくなかで、

少しずつ育まれていく、おまけのようなもの、なのでしょうね。

 

こうした情報も、

自然の中で過ごすことを楽しむ子どもが増えていくための、

あくまでも「きっかけ」となってくれたらなあ、

そう思っています。

 

こちらには、自然に囲まれることが、

子ども達の発達にどれほどメリットがあるかをまとめてあります:

『オールアバウト』自然が子供に与える影響とは?自然を楽しむ10の工夫

『It Mama』「子どもと自然とのふれあい」は科学的に証明されたメリット多数! #10

 

 

 

敏感な子や人とキャンプ

こうして、自然の中で過ごすことって、

メリット盛りだくさんなわけですが、

「HSC(ハイリーセンシティブチャイルド)」や「HSP(ハイリーセンシティブパーソン)」などの敏感な人や子にとって、

キャンプってハードルが高くもなり得るなあと思います。

 

「何十枚も重なった敷布団や羽根布団の一番下に豆粒があることに気づく」んですよ。

←HSPのたとえとしてしばしば用いられる

アンデルセン童話『エンドウ豆の上に寝たお姫さま』

 

キャンプでは、

かたい地面に寝袋しいて寝転がり、

周り虫や獣うようよで、

雨音や風の音もつつぬけ状態。

とても落ち着いてなんて眠れないHSPやHSCもいるだろうなあと思います。

 

(HSP自己診断テストではHSPと出ないかつてHSCだった私ですが、 

今回は、隣のキャンプサイトからの声が迫って寝られませんでした。

笑い声が響きとてもハッピーな様子で、夜中2時頃まで続いたんですよね。

家族皆グーグー眠ってましたが。

隣はインド系の4-5家族合同キャンプ。子ども達も夜中近くまで遊んでました。

インドの言葉で何を言っているかは分からないのですが、なぜか私まで一緒になって興奮状態。

昼間は、インドの音楽が流れ、

しばしネパールかどこかの山の麓でキャンプしているような気持ちというか、トリップしましたよ。

←インド・ネパールにはたくさん思い出があり大好きです。

 

あと、膝下をさらしたズボンをはいていたら、何かに反応したらしく

湿疹もでてきました。← しばらくすると引っ込みます。

湿疹といえば、昔は他人の使ったタオルで顔を拭くと湿疹が出てましたね。←毎回1時間もしないうちに引っ込みましたが。)

 

 

また、キャンプ中は、晴れてばかりとはいきません。

雨降りますし、雷だって鳴りますし、

風なんて周りの木々が折れるんじゃないかと心配になるぐらい、

ゴーゴー響き渡ることもあります。

その都度、屋根を作ったり、テントの杭を深く埋め込んだりと工夫するわけですが、

HSCやHSPにとっては、

雨に濡れて寒くて、ただただ「恐くて不快なだけだった」ともなり得ますよね。

 

こうしたことも本当に、

こちらの記事で紹介したように、

ベストセラー「しつけ本」著者ダン・シーゲル氏がスッキリまとめる「この社会で生き生きと力を発揮できる『ひといちばい敏感な子』」を育む鍵

「足場作り」をする、

時間をかけて無理させすぎず、

「慣れていく」に尽きると思います。

 

 

初めは、ふかふか快適エアベッドを持っていったり、

アラスカでも、熊が恐いし、蚊が不快だし、

「とてもテントは無理」と、

「モーターホーム(キャンピングカー)」をレンタルor購入して

キャンプ地に滞在していた方も多かったですが、

それもひとつの手ですよね。


無理しすぎで「二度と嫌!」とならないよう、

徐々に「慣れる」を念頭にいれて、

自然を楽しみたいですね。

 

今回のキャンプは海のすぐ傍でした!

 

 

そこまでして自然に慣れ親しむ意味ってある?

敏感な子や人についてのウェブなどの英語のアドバイスをみていると、

こちらの記事で紹介したものもそうですが、

ハイリーセンシティブチャイルドの支援に取り組むセラピストによる「HSCが健やかに育つ7つのヒント」

「自然の中で過ごす」ということがよくあげられています。

 

私自身も、敏感な子や人にとって、

大いに意味があると思っています。

 

私達家族の感覚ですが、

こちらにまとめてあります。

自然についての敏感な子の感覚

「自然ってなんでヒトの心身によいと思う?」と子供たちと話し合い、敏感な子に自然体験がススメられるわけ
 
人工物と自然の違いを写真を見ながら感じてみよう

 

無理しすぎず自然に囲まれることって、

敏感っ子にとって、

敏感すぎる「感覚の調整」になるというか、

大いにリフレッシュになるんですよね。

 

人工物に囲まれて張りすぎたり緩みすぎたりした感覚を、

存分に解き放って、調整できる時。

それが、自然の中で過ごすときなのだと感じています。

 

できる範囲で、

自然に触れる機会を、

生活に組み入れていきたいですね。

灯台に向かって。 

 

今日中にもうひとつ、記事を更新しますね。

キャンプ地から自宅まで5時間運転(長男と交代)中、

長男と「敏感さ」について話したことなど。

なにせ、明日まで長男と2人のみですから。

大量具沢山スープ(たんぱく質から野菜から盛りだくさん)を仕込みお米をたいて、

台所に立たないでいい状態を整えましたよ。

しばしリサーチと書くことに没頭し、みなさんにお伝えできる幸せをかみ締めつつ。

 

みなさん、今日もよい日を!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。