マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

「ひといちばい敏感な子」と「自閉症スペクトラム」ってどう違う?アーロン氏の見解と心理士さんとの話し合い「その子たちはアスペルガー?」

2017年05月25日 | ハイリーセンシティブチャイルド

・「ひといちばい敏感な子」と「注意欠如・多動(ADD/ADHD)」ってどう違う?アーロン氏の見解と身近な事例

に引き続き第二弾、

「自閉症スペクトラム」とHSCについてまとめます。

(・『The Highly Sensitive Child 』by Elaine Aron p30-31

・「FAQ:How does sensitivity differ from Autistic spectrum disorders (Asperger’s Syndrome, etc.)?より。

「」内は、訳or要約です)

 

HSPやHSCという言葉を考案した心理学者エレイン・アーロン氏曰く、

「多くの親から、HSCに見える子どもについて、

自閉症スペクトラムでしょうか?という質問を受けます」とのこと。

 

また、「教師や医師がそう提案する場合もあるようです。

多くの専門家が、初めは、ハイリーセンシティブさを、

マイルドな自閉症スペクトラムとしてとらえます」とのこと。

 

 


「自閉症スペクトラム」と「ひといちばい敏感な子」の共通点

こうした「混同」は、「自閉症スペクトラム」とHSCについての、

以下のような「共通点」から起こるいいます。


1.感覚過敏

両者とも、感覚が過敏なため、刺激過多に悩まされます。

 

2.部屋にひきこもったりと1人になりがたる

刺激過多などのため、社会的な活動から身を引き、

1人コンピュータに向かったり映画を見たりと部屋にこもります。


3.感情の激しさ

自閉症スペクトラムの子は、感情を制御する力を、

ほとんど、もしくは全く持っておらず、

またHSCも、他の子より感情的です。

 

 


「自閉症スペクトラム」と「ひといちばい敏感な子」の相違点

アーロン氏は、

表面的には共通点として表れる以上のようなことも、

その原因や背景や異なるとします。


例えば、感覚過敏について。

自閉症スペクトラムの場合、刺激過多になるのは、

「適切に情報をプロセスすることに問題を抱えるためなんです。

情報をソートできず、そのため、常にそこにあるか、

全て締め出してしまうかのどちらかになってしまう」とのこと。

 そうして、

「世界から完全に自らを閉じない限り、常にカオスを体験してしまいます」と。

 

一方、HSPやHSCは、

「情報をとても注意深くプロセスします。

そのため、観察からより多くの意味を受け取ります。

こうして、あまりにも情報を細やかに感じ取るため、

多すぎたり長すぎたり場合は、刺激過多となるのです。

それでも、極端に執着したり、その都度のニーズによって他の刺激に移行することが不可能ではありません」とのこと。

 

 

アーロン氏は、両者の相違点として、

「以下の2点」を念頭におくといいとしています:

 

1.HSPやHSCは、一般的に社会的な状況を観察する力をより持っている

例えば、

「『自閉症スペクトラム』の子は、

しばしば、その場の誰も関心を持たないことに対して、

一本調子で話し続けられます。

また、直感的にいつ聞き話すかといったことが理解できないかもしれません。

ヒントや皮肉や秘密にするといった意味が分からなかったり、

表情から推測するということも苦手です。

それでも、HSCは、そういうことが全くありません」とのこと。

 

2.HSPやHSCは、狭い先入観より、むしろ強烈な想像力と多様な興味を持っている

HSCが一人引きこもるのも、

想像力を解き放ち、

多様で豊かな世界に存分に浸るためでもあるのかもしませんね。

 

 

アーロン氏曰、 

「自閉症スペクトラム」かHSCであるかを、明確にしておくのは重要とのこと。

早くから適切な対応をうければ、経過もよくなるためです。

様々な情報に触れ、調べ、

それでもどちらか定かでない場合は、専門家に相談するといいとのこと。

 

とはいえ、

前の記事の「注意欠如・多動 (ADD/ADHD)」とも同じなのですが、

「自閉症スペクトラムとHSCの両方持ち合わせることもある」とのことです。

 

こうした特性の分類とは、

「適切な対応法」を見出すために他なりませんよね。

もし「両方併せ持っている」場合は、

自閉症スペクトラム、そしてHSC両方の対応法から、

適切なものを選んでいく必要があるのでしょうね。

 

 

先日、心理士さんと話していてまさしく「その子たちはアスペルガー?」と言われました

最近、この州でセラピストと認定されている心理士の方と2度程お話しする機会がありました。

 

私自身リサーチしてきたことや思うことなどについて、

意見を聞き、整理するのが目的でした。

みなさんにお伝えしたいような興味深い話しもいくつか出てきたのでまたまとめたいです。

 

それで、その際、子どもたち何人かにみられる敏感さや完璧主義や感情の激しさについて話したところ、

まずそのセラピストさんの口から出たのが「アスペルガーね」でした。

 

それでも、友人関係や社会的な振る舞いなどについて話す内に、「???」となります。

「友人関係でも学校でも、そうして集団行動がスムーズというのは、おかしいわねえ…

自閉症スペクトラムなら、友人関係もなかなかうまくいかないものだから」と。

 

まさしく、上でアーロン氏が言っているような「混同」ですね。

 

HSPやHSCという言葉は、その時出さなかったのですが、

「発達障害」などの医療的に用いられる分類ではありませんから、

専門家の間でも、「HSPやHSC対応法」ということが言及されるのは、

それほど一般的ではないのですよね。

 

「『認知のゆがみ』や『マインドフルトレーニング』が効果的と思うんですよね」という言葉には、

強く同意されてました。

子供向けのそうしたセラピーをする知り合いがいますよと、紹介もしてくださいました。

 


もっと「心も身体と同じようにケアする」が当たり前になるといいですよね

特に際立った問題が見えなくても、

思考や心を整える術を子供時代から身に着けていくのって、

私自身は、いいことだよなあと思います。

 

こちらでは、こうしたセラピーさんとの話し合いに、

保険が効く場合も多いのですが、

こうしてセラピーさんなどと、心理面について話し合う機会というのが、

日常的に子供たちの生活にも組み込まれるようになるといいなと、私は思います。

学校のカリキュラムなどにも、取り入れられるといいんですよね。

 

日本ではいまでも、

「心理士さんとの話し合い」というと、

「頭や心が壊れた人のためのもの」みたいなイメージがあるのかもしれません。

 

「心も、身体のようにケアする」「毎日歯を磨くように心を調整する」がより一般的となり、

「体育の時間」と同じように、

「心理の時間」が時間割に加えられていったら、そんなイメージを描きつつ。

特に、我が家のように、

大なり小なり皆、「アンバランスな脳」を抱えている場合など、とても助けになりますよね。

 

最後に、先日、なんと車で20分ほどいったところに、

HSP&HSCを専門としてセラピストをしている認定心理士さんをネットで発見しました。

またお話を聞きに出かけたいなと思っています。楽しみです。

その場合は、報告しますね!

これから夏休み&日本行きもありますし、夏以降になるとは思います。

 

 

さて、こちら連休です。

明日は6時間運転し、キャンプに出掛けてきます。

その後は、1週間もすれば3か月間の夏休みが始まり&1カ月間の日本行の準備です。

日本は15年ぶり。両親に会うのも15年ぶりなんですよね。

かけがえのない夏となりそうです。

それでは、みなさん、喜び溢れる週末を!

ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「ひといちばい敏感な子」と... | トップ | 「ひといちばい敏感な子」と... »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (alohauml)
2017-06-06 18:54:34
なんとなく気になる子どもである我が子、

そこでHSCという言葉を知り、あぁ!まさに!と、マイコさんのblogに大きく助けられました。
素晴らしいblog(考えや想い、出来事のシェア)をありがとうございます^ ^

また、「我が子の場合は」ですが、
グルテンとカゼインをなるべく、家庭では摂取しないようにしたところ、

「我が子の」敏感さを随分と和らげてくれたように思います。

私の妹も、「いま思えば」学童期はHSCの子どもそのものだったなぁ、と思えるのですが
妹と息子には、気圧の変化に敏感、気分や態度にムラがあるなどの他にも

慢性的によく鼻が詰まる、寝起きがあまりよくない、慢性的に便がゆるめなどの身体的特徴も似ている面がありました。

グルテン、カゼインの不耐症だという事がようやくわかりました。

アメリカでは、自閉傾向のある子どもや発達障害の療育と合わせて、グルテン&カゼインフリーも取り入れられていて、一定の効果をあげていると知りましたが、

グルテンカゼインフリーはもしかするとHSな気質を和らげてくれる「場合も」「人によっては」あるのかもしれないと思っています。


和らげる事がいい、悪い、正しい、間違いではなく
同じ食べ物でも何もない人もいれば、その食べ物によって、目に見える湿疹となる人、目には見えないけれど、身体の脳内分泌物に影響が出る人もいるという事を知りました。また、実感もしています。

自分の心身、家族の心身との付き合いは、新たな発見と、試行錯誤の繰り返しですね(^^;;

我が家では、こどもが好きなマクドナルド(!!)はたまに行きますし、お友達と一緒に出かけると、お友達が食べる菓子を一緒に食べる、など、臨機応変に楽しく、行っています。

これからもblog楽しみにしています。いつも素敵な情報をありがとうございます!
alohaumlさんへ、コメントありがとうございます! (マイコー)
2017-06-08 03:41:46
子どもさんについて、HSCという言葉を知り、「あぁ!まさに!」と思われたんですね。

私もまさしく、そうでした。そうして少しずつまとめてきたことが、少しでもalohaumlさんのお役に立てたこと、これほど嬉しいことはありません。

グルテンとカゼインについて、興味深い情報をありがとうございます!

とても思い当たるのが、私は子ども時代、慢性的に鼻がつまったり、ぐじゅぐじゅしたりと、鼻の調子がよくなかったんです。体調的にも、しょっちゅう熱出したりとして寝込んでました。長男も、鼻が弱いですね。

グルテン、カゼインの不耐症は、自閉傾向のある子にもみられるんですね。

早速、我が家でも試してみようと、鼻をぐずぐずしている長女に話してみたら、「これは風邪の鼻づまりなの」といわれましたよ。今日から次男も喉の痛みと微熱。年に1・2回ありますね、こうして風邪菌にやられるときが。

グルテン、カゼイン除去、家族で話して、試してみますね。やっぱり身体に入れるものって大きいですよね。

>自分の心身、家族の心身との付き合いは、新たな発見と、試行錯誤の繰り返しですね(^^;;

本当ですね。アップダウンを繰り返し体験しながら、健やかであれる条件を見出していけたらいいですよね。

我が家もファストフード、時々お世話になりますよ。7人でまとまったレストランに出かけていたらちょっと恐ろしいことになりますからね。

alohaumlさんの言葉、励みになります。ありがとうございます!

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL