マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

壮絶な「いじめ」から立ち上がったSちゃん、「学校カースト」など「お構いなし」で歩き続ける女の子達

2017年06月08日 | 中学・高校

sちゃん親子との出会い

昨日は夕方、長女のお友達とそのお母さんと

カフェで1時間ほど話をしました。

初めてお会いした2人です。

 

2週間ほど前のこと、

長女:2泊3日で海に行こうって誘われたんだけど。日本行きの前だし、どうだろう。

私:誰と?

長女:Sちゃんとそのお母さんとそのお母さんのお友達。

私:Sちゃん? 初めて聞いた名前ね。

長女:うん、チアリーディングの選抜チームに入っている子で(長女は準選抜チーム)、2ヶ月ほど前に「ジムナスティックに通って上達したよ」ってチアリーディングチームのSNSに写真をのせたら、3人の子が「私もする!」って同じジムナスティックに通い始めたんだけど、2人はすぐに来なくなって、でもSちゃんだけ毎週来てるんだよね。

 

長女もSちゃんとは最近週に1度ジムナスティックのレッスンで一緒になるだけで、

同じ授業もひとつもなく、そこまで知っているわけではないので、

「どうしようかなあ」という気持ちがあったようです。

 

それでも徐々に、「やっぱり、行ってみようかなあ」と思い始めたようです。

Sちゃんにもお母さんにも会ったことがありませんから、

連絡をとったところ、「カフェで会いませんか」ということになったわけです。

 

長女を見ると嬉しそうに走ってきてハグし合うSちゃん。

私に向かって手を差し出し、ニコニコと自己紹介。

ブロンドに真っ青な瞳がキラキラとしています。

 

お母さんが、連絡先や泊まるホテルの住所、

車種や車のナンバーまでプリントした紙を渡してくださいます。

 

「これはSの16歳の誕生日会なので、

全て費用はこちらがもちますから」と。

「何かお土産とか買いたかったらお金を持ってきてね」

と長女に声をかけるSちゃんのお母さん。

 

16歳までこの地で育ち、お友達もいるだろうに、

なぜ新しく出会った長女1人だけを誘うんだろう、

ちょっと不思議な気持ちになります。

 

話すうちに、

チアリーディングの選抜チームで先輩達から壮絶な「いじめ」にあったこと、

フライヤー(チームメートに支えられ上で回ったり飛んだりする役)だったSちゃんは

1度はわざと床に落とされ「脳しんとう」を起こしたこと。

あまりにひどいいじめとコーチが助けてくれないことに絶望し

結局途中で選抜チームをやめたこと。

今年からは、高校とは関係のないプライベートのチームに入るそうです。

 

以前コーチをしていたこともあるSちゃんのお母さんも、

何度か話し合いに出かけたのだけれど、

コーチはその先輩達の親御さんと家族ぐるみの付き合いがあったようだとのこと。

 

秋から選抜チームに入ろうと準備している長女(フライヤー)には、

「意地悪な先輩達」は今年ごっそり卒業したので、

秋からは全く違うチームになるだろう、

「ただ自分はあのコーチの下ではもう続けたくないの」とSちゃん。

 

長女と同じ10年生の間に、

「脳しんとう」を2回(「いじめ」以外にも1度は練習中の事故で)、

また車の事故でも首をいため、

学校の勉強もどんどん難しくなるのに、頻繁に授業を休まざるをえず、

とにかくついていくのに必死だった。

身体も思うようにならず気持ちも沈み、

お友達同士の集まりにも顔を出す気力も時間もなく、

それまでの友人関係も随分失ってしまった。

 

そうして身体も回復し、

苦しい状況からようやく立ち直りつつあるところに、

今年度転校してきた長女と出会った、ということのようです。

 

 

 

しばらくして出身地や親戚や家族の話になり、

シングルマザーのお母さんに、

「私は離婚しないと分かるまでは絶対に子どもをつくらないから」と真顔で言うSちゃん。

「私だってそう思ってたのよ。でもね、人生って時に思い通りにはいかないものなの」とまっすぐ見返すお母さん。

お母さんを見つめながら、口をぎゅっと結んで首をふるSちゃん。

 

長女が、ジムナスティックに送り迎えするお母さんの様子やSちゃんの話から、

「Sちゃんとお母さんってとっても仲がいいみたい」と言っていたのですが、

なるほどなあと思います。

 

辛く厳しい状況を通りながらも、

ネガティブな気持ちも受け止めあえる関係というのは、

その子にとって、大きな支えとなりますね。

 

 


長女の「スクールカースト」観察と「お構いなし」の子達と繋がるということ

2人と別れ、次女と三女の陸上練習が終わるのを待つ間、

高校の駐車場の車の中で長女と話します。

 

秋に転校してきてから、お友達ができるまで時間がかかり、

ようやく今年の春ぐらいから、気の合うお友達もできてきた様子の長女。

 

長女の場合、みていると、向うから声をかけてきても、

自分が興味をもてないと、距離をおくんですよね。

かといって、お友達は欲しいようなので、

「無理してお友達を作る必要もないけど、でも欲しいと思うなら、

ひとまず、相手のことを知ろうとしてみたら」と何度か声をかけてきました。

 

最近仲良くなった子は、

移民で英語がたどたどしい子、個性的でスタイリッシュな子など、

状況や様子は様々ながら、会ってみて思うのは、

明るくて「自分のスタイル」のようなものを持っている子にひかれるようです。

 

 

また「敏感っ子」ゆえ、その場の雰囲気をじっと観察してます。

以前こちらにこんなことを書きました:、

 ・敏感だからこそ強烈に感じる「学校カースト」、「階級」を助長しない環境を整える大切さ

 

長男はすっかり、こうした階級お構いなしで高校生活を謳歌していますが、

長女は、こちらの高校でも、多様な人種なりに、

こうした「学校カースト」のようなヒエラルキーをひしひしと感じつつ、

自分なりに突き抜ける姿勢を模索中のようです。

 

「男の子は『見かけ』はそれほど関係ないのだけど、

女の子の階層は、容姿や身につけているものなど「見かけ」が大きい。

人気のある子に、多くの生徒がすいよせられて、

その集団の意見に従わないと、いやな目に会う。

 

Sちゃんの話にもあったけど、残酷よ」と。

 

そしてこんなことを言っていました。

「モンテソーリの小中校を卒業して、

授業中どんな状況でも自分の意見をはっきり言う子がいるんだけど、

『うっとうしい』『いいかげんにしろ』と人気のある子達が口々に言うの。

私は、見ていて嫌な気持ちになってたまらないんだけど、

でもね、本人はお構いなしで自分の思うままに振舞っている。

すごいなあって思う。

 

高校は、残酷なこともあるけれど、

卒業してから人生を楽しむ人って、

皆にちやほやされて何でも簡単に手に入る人気のある子や、

そうした子達に憧れる『とりまき』よりも、

マイペースで取り組むああいう子なのかもしれないね」

 

「あなたの描くその『ヒエラルキー』を、

時々シャッフルしてみるといいよ。

がんじがらめにとらわれないようにね。

『お構いなし』で歩いていく子達、

そういう子達と繋がって、たくさん楽しい体験を重ねていくといいね」

 

そんな話をしていました。

 

今日は高校最終日。

今夜は「お構いなし」の子達と、焚き火をするそうです。

明日は、来年度から始まる「国際バカロレア」プログラムのピクニックの後、

Sちゃん親子と海へ。

15歳の夏休みが始まります!

 

 

子どもたちは、

苦しかったりつらかったりする状況に必ず出会います。

厳しい状況でも、再び立ち上がり、

自分なりの楽しみや喜びを見出し、人生を謳歌する力やスキルを培うこと。

そのために、何ができるのか、見つめていきたいですね。

みなさん、今日もよい日を!

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