ＮＨＫより 「オイルシェール」と「オイルサンド」をあわせた埋蔵量は、およそ１３０年分

ＮＨＫより　　「オイルシェール」と「オイルサンド」をあわせた埋蔵量は、世界全体で消費する原油のおよそ１３０年分に達するとされ、原油の新たな供給源を確保する開発事業として参入する動きが広がりそうです。


http://www3.nhk.or.jp/news/k10015397271000.html


商社など原油抽出事業に参入

6月21日 15時15分
原油価格が記録的な高騰を続けるなか、大手商社などは、供給源を確保するため、原油を含んだ岩石や砂の層から原油だけを抽出する新しい事業に相次いで乗り出しています。

原油は、主に油田で採掘されますが、これとは別に、「オイルシェール」と呼ばれる岩石や、「オイルサンド」という砂の層にも含まれています。こうした岩石や砂の層から原油を抽出するには多額の費用がかかるため、あまり開発されていませんでしたが、原油価格の記録的な高騰で、採算が見込めるようになってきています。このため「三井物産」は、アメリカのユタ州で「オイルシェール」から原油を取り出す新たな事業を目指し、今月から埋蔵量や費用について調査を始めました。また、「国際石油開発帝石ホールディングス」は、「オイルサンド」があるカナダの鉱区の権益を取得し、再来年にも本格的な生産を始める計画です。「オイルシェール」と「オイルサンド」をあわせた埋蔵量は、世界全体で消費する原油のおよそ１３０年分に達するとされ、原油の新たな供給源を確保する開発事業として参入する動きが広がりそうです。