元損害調査員の事故解決談

損害保険会社の人身事故の損害調査員として経験した数々の案件を参考に、ブログに頂いたご質問への回答。

主婦休損の仮払いに付いての質問

2016-10-11 06:57:14 | 人身の損害賠償

 【ご質問】

 交通事故で首を痛めて治療が4ヶ月程続いております。主婦ですが通院にはバスを利用しておりますが、何かとお金が掛かるので通院交通費や家事従事者としての仮払いして貰えないかと思って、対応している相手の車の保険会社の担当者に電話をして聞いたところ通院交通費は「通院交通費明細書」の用紙を送るのでそれで請求してくれれば仮払いします。主婦休損については治療が完了する迄認定日数が確定できないので治療が終わらなければ支払う事ができないと云われました。慰謝料は治療が終わって示談の段階でないと支払われないのは分かりますが主婦休損も治療が終わらないと支払われないのでしょうか。

 【お答えします】

 交通事故でのお怪我にお見舞い申し上げます。損害賠償の基礎に成る自賠責保険の規定では家事従事者とは他の人の為に炊事・洗濯・清掃等に従事している者で年齢を問わず女性及び男性を家事従事者として扱う事になっております。また家事従事者については自賠責保険の傷害の限度内総額で120万円以内で収まる場合は実治療日数に対して自賠責保険の定額である一日当たり5,700円を支払う事になっております。通院交通費については「通院交通費明細書」の内容から通院状況を把握できるので仮払いが出来る訳です。しかし家事従事者の場合は治療が終わるまで日数の確定が出来ないので相手の保険会社は仮払いが出来ないのでしょう。また損害賠償金が自賠責保険の限度を超えた場合は任意保険の支払い基準になりますから休業損害の認定方法が変わり実態を調査して実際に家事に影響した日数のみの認定になるはずですので治療が終わるまで日数の特定ができない訳です。

            (自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山)

           

 

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