鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

いまどきFAXで申し込み受付をするなんて、文芸春秋社のセンスが問われかねない

2017-02-12 | Weblog
 先日、文芸春秋社が主催するセミナーに参加しようと思って、申し込み用紙をFAXしてみようとみたら、我が家のFAXが全然機能してくれない。考えてみればここ1年以上、FAXを受信したことも送信したことがないことに思い至った。我が家のFAXはブラザー工業製の790CLというもう10年以上使用している電話兼FAXであり、早速取扱説明書を取り出し、お客様相談窓口に電話してみた。ところが、数年前に当初の電話番号から変わっている番号に何回かけても「こちらは損保ジャパンです」と名乗り、埒があかない。仕方なく、名古屋のブラザー工業本社に問い合わせたら、もう「この790CL機機種は製造していない」ということで、ともあれ相談センターの電話番号を教えてもらった。

 で、かけてみると、今度は10分近く待たされたうえ、「FAX自体の問題かどうか見るために一度コピーしてみて下さい。コピーできれば通信回線の問題ですから、もう一度電話下さい」ということだった。で、コピーしてみたら、やはりコピーできなかった。それで、いつから製造していないのか、と聞いたら、6年前にもう販売も停止していて、従って修理も受け付けていない、という。となれば買い換えるしかない、ということになる。それでもまだ使用しているのだから、なんとか使えないものか、と思って、ブラザー工業のホームページを開き、今一度確かめることとした。

 そうしたら、ホームページには電話で問い合わせる以上にメンテナンスのことがこと細かく記載されていた。FAXしようとする用紙をコピーにとってFAXすることや、手動送信することなどがアドバイスされていて、相談窓口よりよほどわかりやすい。でもあれこれ試してみたが、結局、もう使えないということがわかった。

 考えてみれば、いまFAXを使うようなことはほとんどなくなっている。パソコンでのメールに添付して書類は送付できるし、ほとんどがメールで用が済む。それにいまや黒電話を備えていない家庭も多い。ビジネス面でもFAXを使って必要なことを伝えるような場面もぐっと少なくなっている。この間も銀行の人と話していて、FAXを使わなくなった、という話を聞いたばかりだった。日本のビジネスを進化させた機器として電卓とFAXは往時は革命的な役割りを果たしてきたが、その使命は終わりつつある、といってもいいだろう。ブラザー工業はいまやFAXはプリンターとの複合機としてしか売り出していない、という。

 時代を先取りしているはずの出版社、そのなかでも先頭を走っていると思われる文芸春秋社がFAXでセミナー希望を受け付けているのもおかしい、いといえばおかしなことである。スポンサー付きのセミナーで参加者名簿をスポンサーに提供することになっているからか、担当者がFAXでの申し込み記録をそのままスポンサーに渡せば簡単、とでも考えたのかもしれないが、時代を考えなかった手落ちといえるかもしれない。件のセミナーには参加することを諦めたが、主催者としては思わぬ不入りとなるかもしれない、と思った。
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