鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

友は類を呼ぶ、小池百合子の応援団

2008-09-14 | Weblog
 自民党総裁選は1週間経って中身がないのがわかってか、しらけてきたが、先週末に小泉純一郎元首相が小池百合子支持を表明したことで、ますますしらけることとなった。小泉首相が政局にまだ影響力を持っているとの幻想が生んだお笑い劇で、支持された小池百合子もこれで5人のなかで下位に終わることが明らかとなった。
 12日午後のテレビを見る限り、小泉元首相の小池百合子支持が明らかとなったのは小池百合子一派の会合で、推薦人代表を務める衛藤征士郎衆院議員が子供が書いたような筆跡の小泉元首相の発言のメモを読み上げ、隣に座っていた小池百合子が途端に「チョーうれしい」とはしゃぎ出した。事前に知っていないはずがないのにまるで初めて知ったような演技は噴飯ものであった。テレビでは続いて町村信孝官房長官が「本人が直接言ったわけではない」と半ば否定していた。
 小泉元首相も町村派が麻生支持と小池支持で割れるのはまずい、とみて直接言及したのでなく、談話の形で衛藤議員に伝えた、しかも聞かれたから答えた、という形をとっており、なんとでも言い逃れできるような言及の仕方である。仮に小池百合子が敗れても「あれは座興でした」とでも言うつもりなのだろう、ずるいといえばずるい意思表示の仕方である。
 自民党総裁選が始まって、5人の立候補者がいずれも小泉内閣時代の閣僚であることから、改めて小泉元首相の改革がもてはやされている感がある。しかし、小泉元首相の行った改革の結果、地方と中小企業が不況のどん底であえいでおり、小泉改革のもたらした年金、後期高齢者医療問題、それにいま問題となっている汚染米転売も小泉改革の規制緩和によるもので、いまさら小泉改革ではあるまい。
 それを一部マスコミと自民党の狭い世界での人気を全国民的な人気と勘違いして思い上がっているといsか思えない行為である。本人はいまの事態を招いたことを反省して大人しくしていないといけないのに、しゃあしゃあと登場する。そんな御仁の翳った威光によりすがらないと総裁選を戦えない小池百合子も哀れである。
 大体、中川秀直元幹事長も本来なら自分が総裁選に立ちたい、と思っているのに自らの不徳でだれも推してくれないから、党内での存在感を示すために大勢順応でなく、やむなく小池百合子を担いだのだろう。それでも、最終的には小池百合子の推薦人代表は衛藤議員に譲り、20人の推薦人には名前を連ねなかった。小泉元首相に似たずるさである。担がれる小池百合子もそうであるが、友は類を呼ぶということか。
 麻生幹事長の圧勝ということで、もう総裁選の帰趨は見えたが、つくづく政治家とは腹の中で考えていることと口から出る言葉は違うことが平気で起きる人種であることがよくわかった。

追記1 総裁選は14日も午後2時から名古屋で、夕方には新潟で5人の立候補者が並んで立会演説会が繰り広げられた。しかし、先週もだれかが言っていたが、街頭での立会演説会は一体誰に向かって行われているのだろうか。総裁選に投票権を持っているのは自民党の国会議員と全国の自民党員だけで、そうした人だけを対象に行われるのなら、ともかく衆人監視のなかで行われる必要はない。聞いても投票権のない人ばかりが聞いているのではなかろうか。増して、テレビ・新聞がさも公開の選挙みたく報道する必要はない。午後6時からの日本テレビの「真相報道バンキシャ!」のコメンテーターの河上和雄元検察官は「こうした総裁選は続く総選挙を意識したもので、明らかに公職選挙法違反の疑いがある」とはっきりと指摘していた。関係者はこのコメントを心して聞くべきである。

追記2 麻生圧勝がほぼ確定し、麻生内閣の組閣人事が流れ出したら、小池百合子は「麻生氏から入閣要請があっても断る」と記者に語った、という。まだ、総裁選中なのにそうした質問をする記者も記者なら、答える方も狂っている。大勢が判明しているのにまだ大物気取りのこの発言は思い上がっている、としか思えない。小泉元首相とランチをしてのぼせ上がってしまったのだろう。小泉元首相からそう言え、とでも示唆されたのだろうか。総裁選候補者5人の討論でもちょっと込み入った財政経済の話になると素人談義程度の内容しか話せず、1人だけ浮きあがっている。話している本人はそれに気が付かず、しなをつくって媚を売った顔をしている。総裁選が終わったら、単なる議員になる、ということがわかっていないようで、救いようがない、とはこのことだろう。

追記3 24日に発表された麻生内閣の閣僚には総裁選を戦った与謝野馨経済財政担当相は留任、石破茂前防衛相は新たに農水相に起用され、石原伸晃元政調会長は幹事長代理になり、唯一小池百合子元防衛相にはお呼びがかからなかった。麻生総理と対立点が多かったとの解説がなされているようだが、麻生総理に人を見る目があった、ということだろう。小渕優子議員が戦後最年少の大臣として少子化対策担当相に起用されたことも小池百合子には追い打ちとなっているのは間違いなく、政界では一部のイエロー・ジャーナリズムを除いてもう小池百合子総理説が取り沙汰されることはないだろう。
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