詩の現場

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Poem-) あまりにも強風が吹く日は…

2017-06-18 | フリー Poem
あまりにも強風が吹く日は
雑踏に紛れ込む
風が強いですね、と
誰かに話しかけるために
本当は、
どんな言葉でもかまわないのだけれど。
風とか、雨とか
暑いとか、寒いと
ドアをノックするように
言葉を投げかけて
みたいだけ
本当は、もっと、
大事なことを話したいのだけれど。
店から流れてくる呼び込みや
溢れでる音楽、
車のクラクション
道路やビル工事の音に、
音に、
かき消されて
そうして、だけど
人の温度を少しずつ取り戻して
歩いていくのだ
ここにいるのは
あなたひとりではなく
私ひとりでもなく、
喧騒や、風や雨が
ようやく
私たちの境界線を
消していく
街路樹の下に
立ち止まり。
くっきりと浮かびあがる緑の葉に
また、風。
生まれてくる
風。


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