うめと愉快な仲間達

うめときくが、極楽でほくそ笑む中、
残された、我らは、いかに生きるかの記録

肩揉みの極意

2017年09月09日 | 日記

私は、どれほどの人の肩を

揉んできただろうか。

 

おはようございます。

以前、10年ほど、整体師をしていた。

とういっても、へっぽこ整体師だった。

肩が凝るといっても、原因は様々だし、症状も様々だ。

その原因を究明し、理論立てて改善に繋がる施術をするのが、

整体師という仕事だ。

ならば、私は、どちらかというと、祈祷師だった。

いや、応援団長だったろうか。

 

ひたすらお客様の肩を揉みながら、心の中で、

「ばーんばれ!がーんばれ!」って応援してたっけ。

「痛いの、痛いの、飛んでけ~」とも叫んだっけ。

「痛いの、こっちさ来ーい」とも祈ったなぁ。

そんな暇があるんなら、もっと勉強すればいいのにさ。

 

ところで、最近、皆さんは肩が凝りませんか?

季節替わりのこんな時期は、

肩の凝りも感じやすいようですね。

かくいう私も、肩凝りなのだ。

滅多に人に揉んでもらう事のない私だが、

さすがに、我が家のおじさんに頼んでみた。

私の経歴を知っているからか、

おじさんの気合はハンパなかった。

死ぬかと思った。

 

「おじさん、ちょっと肩を揉んでもらえませんか?」

こんな感じで、微笑ましく始まったが・・・

 

おじさんは、ノッてきた模様で、力いっぱい揉んでくる中、

私は黙って耐えた。

 

そして、ついに、おじさんお得意の

「首揉みという名の首絞め」が始まった。

酸欠で、死ぬかと思った。

 

本当は、「もっと、こんな感じで揉んで」と言いたい。

指図したい。

でも、私はこの体を、おじさんに委ねて黙っていた。

それには、理由がある。

おじさんは、プロの料理人なのに、私の料理に一切の文句を言わない。

私の料理が、ぐうの音も出ない程の腕前だからではない。

おじさんは、我慢して食ってんだ。毎日。

昨夜だって、「ハンバーグだよ~」と言って出てきた物は、

明らかに、何かが違っていた。

まず、色がハンバーグじゃない。

ちょっと白っぽい訳だ。

一口食べた、おじさんは言った。

「これは・・・鶏ミンチですね。

鶏のつくねですね。味付け無しのつくねですね。」

 

合いびきミンチと間違えて買って来た、鶏ミンチ。

味付けという概念を、一切、取り払った、つくね。

 

文句ひとつ言わず、

照り焼き風にしましょうと、台所に立つおじさんに、

私は、声を出して、応援したのだった。

「がーんばれ、がーんばれ」ってね。

 

そんな私が、肩の揉み方を指図できるはずもなく、

息も絶え絶えに、なんとかギリギリのところで、

「あ・・・ありが・・・とう。もうだいじょ・・・ぶ」と伝えた。

そして今、私は、

揉み返し、はんぱねーです!

 

うんこさん?

大丈夫か?

揉み返しか?

頑張って~!

 

おたまー!

生きてるか?

 

せめて、眼、閉じて!

頑張って、お願い!!

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