社員のおしゃべり

日々の生活の中でのできごと

一体何年振りだろう・・・

2012-12-11 10:47:15 | 楽しく楽しく
 押し入れを片づけていて編みかけのジャケットとカーデイガンを発見。 いつも見るたびに気になってはいたがなかなか手つかずのままになっていた。 まだ私の母が生きていた頃、まだ独身で島に勤務していた頃に編み始めたもの。 結婚が決まり転勤が決まった頃のメモが一緒に入っていた。 土曜日には島から帰省していたので、次回は本、靴を持ち帰る。 次回は洋服類・・・などというメモだ。 つい先日のことの様で何だかその当時から時間がたっていない様な・・・。 でももう30数年かあ・・・。
 
 本当に久しぶりに編み棒を手にする。学生時代の下宿の奥さんがずっと編み物をなさる方で、結婚のお祝にもおそろいのひざ掛けをいただいた。 幼い時分から編み物が好きでさまざまなものを編んだことがあったが、やはりその奥さんの影響は大である。「ボケ防止に手を動かすのよ。」とおっしゃり、お孫さんのセーターだとかなんだとか・・・あれやこれや手作りをされていた。

 島に勤務になり、同僚にやはり物凄く編み物の上手な方がいらした。 その影響も大きく、島にいる間にかなり編んだ。 島での夜は実に静かで、読書か編み物と言う生活だった。 母にセーターを数枚、帽子に至っては数えきれない程編んだ。 島でお世話になる方々にも差し上げたものだ。 土曜日に島から実家に帰る時に、車でお店に立ち寄りさまざまな毛糸や編み物の本を買った。 見ると沢山のメモ書きがある。今回続きを編み始めたのはちょうどこの頃編んでいたものかと思う。

 結婚が決まり、主人のセーターをやはり数枚編んだ。 毎晩かかってくる電話を大家さんの居間で編み物をしながら待っていた。 今はもう無理だろうなあと思える様なアラン模様のややこしいのもペアで編み、新婚旅行に着て行った・・・。 何だか懐かしい。

 長女ができた時のお祝いにモヘアのいいものをいただき、娘にブーケ風のジャケットを編んでやった。 その後は娘達の為に帽子やマフラーを初め、あれこれ編んだ。 仕事に復帰してからはもうそんな悠長な時間はなくなり・・・。 結局編みかけのジャケットもカーデイガンもそのままに。 そして漸くである。 布に関してもそうだが、こんなにするといいかな、あんなにするといいかなでついつい買ってしまい込んである。 そんな毛糸を使い、長女が5歳くらいから興味を持ち編み始めたのであるが、主人にマフラーを編んだり、実家の父に編んだり・・・。 父は冬はそのマフラーをずっとしていた。 だから亡くなった時にはお棺に一緒に入れていただいた。 7月の暑さにも関係なく・・・。 その残り糸がまだほんのわずかある。 

 その時々の思いや出来事が思い出される。 今回手をつけたジャケットとセーターはどんな風に思い出されるのかしら・・・。


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コメント
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