昨夜のコード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命ー
脳死で臓器提供した少年のカラダを清拭するシーン
緋山先生が少年の頭をシャンプーするのを見て思い出した
母の湯灌
病院のベッドでカラダをきれいに拭いてもらって
顔を綺麗にして髪を梳いてもらって
マニキュアまで。。
「はじめてマニキュアするんやない?」と母に話しかけてしまった
看護師さんから「されますか?」と言われ
自分でも滅多にしないマニキュアを母の左手の爪に塗った
下手だからムラになった
母を自宅に連れて帰った翌朝
葬儀屋の湯灌・納棺担当の人がやってきた
若い女性とアシスタントっぽい男子
仏間と居間を使って厳かに『湯灌の儀』
はじめてのことで緊張する父娘
逆さ水でお湯を作るお手伝いをした後は呼ばれるまで他の部屋で待機
呼ばれたときは仏間にいた母が居間でいつの間にか用意されたバスタブにいるではないか!
逆さ水を足元からかけていく
「患ったとこにたくさんかけてあげてくださいね」
カラダを綺麗にしてくれるのが女性で母も安心だろな。。
アシスタントの男子はシャンプー担当
シャンプーのあとリンスをしている
それを見て思わず
「リンスまでしてくださるんですか
入院中はリンスインシャンプーを持たせていたので。。 ありがとうございます」
と言ったら
男子「それでは もう一回しましょう」
うれしかったな~~
母も気持ちよさそうだった
とても不思議なんだけど
呼吸が止まったあと
病院から自宅に帰ってきたのがうれしかったし
目の前でカラダを綺麗にしてもらっているのを見るのもうれしかった
(桜柄の大きな布でカラダを覆ってこちらからは見えないようにシャワーをしていた)
今も母を想うと涙が出るけど
湯灌・納棺は心が温まる儀式だった