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大根の栄養と温かい食事

2014-11-08 23:31:01 | レシピ

大根(アブラナ科)の原産地は地中海地方や中東です。
古代エジプトから食用としていた記録があります。
ユーラシアの各地でも利用されていて、日本には弥生時代には既に伝わり、在来種と中国ダイコンの交雑で栽培品種が成立しています。

(注目したい栄養成分)
体内の余分な塩分を排出する効果のあるカリウムを多く含んでいます。
辛味成分のメチルメルカプタンやイソチオシアネートは、ガン予防に役立つ成分として知られています。
また、大根に含まれるでんぷん消化酵素のジアスターゼが胃腸を整えます。

(栄養効果を高める食材の組合せ)
消化酵素のジアスターゼは、加熱すると効果が消失するので生が1番です。
大根おろしも出来立てをいただきましょう。ポン酢をかけていただくのも、ビタミンの吸収を良くするのでお勧めです。
また、大根は淡白な味わいが色々な食材と組み合わせやすいので、煮物の食材としてたっぷり召し上がってください。
うま味や香りは皮に多いので、家庭料理では出来るだけ薄くむく方が栄養効果は、高くなります。
風邪を引きやすい季節になりました。そろそろ温かい食事がうれしいですね。

さて、体温と免疫力の活性には大きな相関があることが知られています。
免疫細胞は体温より少し高めの37℃前後で活発に働きますが、
体温が0.5℃下がると、免疫活性が35パーセントも低下し、体温が1℃上がると免疫活性は6倍に上がるといわれています。

つまり、温かい食事をして体を温めることは、簡単にできる免疫力アップの方法です。

そこで、野菜がたっぷり取れるお鍋なら、
病原体をブロックする働きがある粘膜を強化する栄養素を組み合わせて摂ることができます。

例えば、脂ののった旬のぶり (小型のものは、イナダとかフクラギとか呼ばれますね、けっこう今が旬です) は、
EPAや、DHAが多く含まれ、食物性繊維と一緒にとるとコレステロール値が下がるといわれています。

また、この魚の血合いには免疫細胞や、皮膚や、粘膜の細胞を作るのに欠かせない
ビタミンB2、血液循環をよくするナイアシンも豊富です。

ぶりに比べても、けっこうお安い刺身用のイナダを求めて、
「しゃぶしゃぶ」仕立てで、たっぷりの大根おろしとポン酢で頂くのも良いですよ。

 


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