旅の空

旅でのできごと覚え書き

第八日目

2008-11-03 | スペイン旅行
11時5分発「EUROMED」にてタラゴナへ。
もちろん荷物検査あり。
快適な乗り心地で13時すぎタラゴナ着。
タラゴナの駅はホームからいったん階段を降り再び登って出口にいく。
いわば日本でよくあるタイプの駅なのだが、エスカレーターもエレベーターもないのでなかなか大変。
皆大きな荷物をもって必死に昇り降り。

タラゴナでは2泊の予定。
あさってのバルセロナまでの「EUROMED」の乗車券を予約しておこうと窓口へ。
なんだか聞き取りにくいスペイン語(私の語学力の問題ですよね)の係りのおじさんが本当にいいのか?と聞いてくる。
よくよく確認すると、タラゴナからバルセロナまではローカル列車が何本もあり、料金もかなり違ってくるので特急でいいのか?と確認しているらしい。
列車に乗る最後の機会だし、面倒になって「OK!」といってしまう。
後で見たら、チケットにも「お客に確認済み」の印がおしてあった。
クレームがくることが多いのだろうか。

ホテルは徒歩7分、タクシーで行くか迷ったが、夫が歩いていこう、というのでスーツケース係りの夫に従う。
歩きだしたはいいが、海がみえて気持ちがいいとはいえ、上り坂。
しかもホテルはなかなかみえず。
娘が「ちょっとみてくる」と走って行ってしまう。
夫をのこして慌てて追いかける。
通りを曲がった先にホテルはみえたが、娘の姿は見えず。
しばし待ってみたが戻ってこないので、ホテルまでの坂をヒイヒイいいながらのぼっていく。
キョロキョロしている私をみてホテルに隣接しているカジノの車番らしきおじさんが「娘をさがしているのか?ホテルへ行ったよ。」と教えてくれる。
が、ホテルをのぞいてもいない
さすがに心配になって大急ぎでもとの場所に戻る途中、娘が走ってきた。
あ〜、心臓に悪い
夫のところまで戻りすれ違ったことに気づいたとか。
普通の道とは別に階段をのぼっていく遊歩道のような道があったのが原因。
いずれにせよ、かなりの坂なのでスーツケースを引っぱっていくのはキビシイということで、別の少し遠回りルートから行くことに。

ホテルはIMPERIAL TARRACO。
なんという面白みもないホテルだが、その立地条件は素晴らしい。
すぐ前に海とローマ遺跡が望めるのである。

  

部屋の用意ができるまで一時間ほどかかるというので、荷物を預かってもらい食事に。
豚肉料理や鳥料理にフィデアを頼んだが、美味しかった。
ホテルの部屋は今旅行中広さは一番、設備は最低か。
それを補って余りあるのがテラスからみえる↑の景色。
ここはセイフティーボックスの鍵とともに、ドライヤーも借りてこなければならなかった。

娘はもう出歩きたくない、というので後でアイスクリームを食べさせる約束で洗たくをしてもらうことに。
助かる
夫と私は一時間ほどタラゴナの街を散策。
小さなローマ遺跡がところどころあるが保存状況はよくない。

  

カテドラルは修復中のようであまり落ち着いた雰囲気ではない。
だが付属美術館のタペストリーは素晴らしい。

こんな目の前に海があれば泳ぐでしょ、ということでやはり日焼け止めは買わねばならないとカテドラル近くの薬局に入る。
「SPF30で、一番小さいサイズの」とお願いすると出してくれたのはSPF50と20のもの。
50の方を購入。
肌に合うのか多少心配だったが、フランス製と書いてあるのを見て何となくほっとする。
娘はシャワーもすませ本を読みつつ機嫌よく待っていた。
夕食は残っていたカップヌードルに果物とお菓子をプラスしてすませ、ゆっくりホテルで過ごす。
毎食スペイン料理もちょっと疲れてきたころ。
部屋からの夜景も美しかった。
 
  

  
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第七日目

2008-11-02 | スペイン旅行
11時9分発の「TALGO」にてバレンシアへ。

10時頃チェックアウトしてタクシーを呼んでもらうつもりでフロントに行ったら、清算のことでもめているのか列ができている。
係一人で対応しているのでひたすら待つのみ。
オフィスには他にも人はいるのだが、役割分担がはっきりしているのか、誰もでてはこない。
列車乗り遅れるかも、と心配になった頃やっと順番に。
すぐにタクシーを呼んでもらい駅へ。
駅に着いたのは11時頃。

ここでも荷物チェックあり。
発車時刻がきても長蛇の列は動く気配なし。
「TALGO」は昔からあるスペインの特急だが、遅れるのも昔と変わらないよう。
結局15分遅れで出発。
この日はファーストクラスの座席だったが、他の特急のツーリストクラスの座席の方が良いことが判明

1時すぎバレンシア着。
まず、その駅の美しさに感動。
陶器の街だけあり、タイルの装飾が見事。

  

駅のすぐ隣には闘牛場がある。
闘牛をみるのはちょっと…、でも闘牛場の外観だけみたいという人にはもってこいかも。
翌日のタラゴナ行きの列車を予約してからホテルに行こうと思ったが、とても混んでいて70人ほど待たなければならない。
ホテルは駅から徒歩5分ほどなので、後でもう一度来ることにする。

とにかくバレンシアは華やかな街、という印象。
地味なアリカンテと比べると特にそう感じる。
荷物を引っぱりながら、ついキョロキョロしてしまう。
本当にどの建物も美しい。
ホテルの入口がわからず少し探しまわる。
やっとみつけたホテルは古い建物だが、中は綺麗で洗練されている。
新聞も自由に取れるようになっていた。
部屋のインテリアは青を基調にシックな感じ。
何よりベッドが高い!腰かけると足が浮くぐらい。
ここのセーフティボックスは鍵を借りるのに20ユーロの預かり金が必要だった。

再び駅に行き、列車の予約。
そして昼食。
パエジャの本場に来たからには、食べないわけにはいかない。
肉、魚貝、イカ墨と3種類のパエジャ(各一人前)を注文。
おいしいけど、少ししょっぱかった。

バレンシアの街歩き。
まずはラ・ロンハ(昔の絹の取引所、世界遺産)へ。
残念ながら休みで中には入れず。
と、ここで重大なことに気づく。
バレンシアの見どころは月曜休みがほとんどだということに。
今日は月曜日…ということは楽しみにしていた陶芸博物館も県立美術館も休み。
完全なる計画ミス、リサーチ不足

考えようによっては時間にゆとりができたので、カテドラルをゆっくりみてまわる。

  

ここには日本語のオーディオガイドがあったので借りてみた。
よくわかる反面、見逃してはいけない!という気になって大変な気もする。
たとえば「右の絵には〇〇が描かれ…」という解説が流れるようにすすむ。
が、右には絵が二つあってどちらよ!と考える間もなく次の解説が。
で、もう一度巻きもどして、なんてことをやっていたので時間のかかること。
これがよくわからないスペイン語や英語なら平気で聞き流せるのに
トレドの大聖堂ほどではないが、美術館(ゴヤの作品あり)もあり広いのである。
特に素晴らしかったのは聖杯の礼拝堂。

  

キリスト教徒ではないものの、ずっと祈りをささげたくなるような空間だった。

カテドラルの隣にあるミゲレテの塔に登ってみる。
らせん状の石段が207段。
これだけでもけっこうキツイのに、上にすすむにつれ石段の幅が狭くなってきて、降りてくる人とすれ違う時などかなり怖い。
  
  

苦労の甲斐あって?屋上の展望台にたどりつけばバレンシアの街並みが一望できる。
その後セラーノスの塔のあたりまでブラブラ歩き、再び駅の方向へ。
道すがらデパート「エル・コルテ・イングレス」の袋を提げている人が多いのに気づき、俄然気になりだした娘が「行きたい!」と言い出す。
今まで何も(食料以外は)買い物をしていないし、友達へのお土産を買いたいというので人々がやってくる方向を逆に目指すと現れた「エル・コルテ・イングレス」

まずはアリカンテで使いすぎてなくなりそうな日焼け止めを買っておこうかと化粧品売り場へ。
資生堂の商品があったので、店員さんにいくらか聞いてみる。
値段表示をしてないので、いちいちレジを通して確認し教えてくれる。
しかし高い、日本の3倍くらいする。
なんだか悔しくて(笑)購入保留。

時間は8時過ぎていたが、空腹の夫を尻目に娘のお土産を喜々としてみて歩く私たち。
女ってやっぱり買い物好きなのか?はたまた久々の買い物が嬉しかったのか?
正直スペインのデパートにはさほど洗練されたものはないのだが、これは日本ではないね〜とか、これは同じとか言いながら見て歩くのが楽しいのかも。

9時過ぎてやっと入ったレストラン。
ごく普通の庶民的なお店なのだが、ここで食べたパエジャとフィデァ(パエジャの小さなパスタ版)は最高においしかった
11時過ぎホテルに戻る。






 

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第六日目

2008-11-01 | スペイン旅行
この日は近郊電車にてコスタブランカの小さな町へ。

まずはアルテア。
小道に白い建物が並ぶかわいい町。
ただ電車の本数が少ない関係で1時間という慌ただしい訪問に。
駅から町まで歩いて何分かかるか?と真剣に聞く私に、怪訝そうな駅員さん。
10分ほどで中心部まで行けたが。

  

再び電車に乗ってカルペへ。
思っていた以上に時間がかかり、着いたのが1時半ころ。
なんと海岸までは歩いて30分かかると!
バスもあるが、次は一時間後。
道も何となくしかわからないまま歩きだす。
前方にフランス人カップルが歩いていたので、これ幸いと後をついていく。

きっちり30分以上かかって、やっと海に到着。
とりあえずは食事である。
このあたりはドイツやフランスからのリゾート客で大賑わい。
レストランもむろん混んでいて時間がかかる。
さらに食事が終わり会計伝票をみると、2本しか頼んでないミネラルウォーターが3本になっているし、1つしか頼んでいないコーヒーが2つになっている。
指摘すると「すぐなおす」と言って持っていくが、かなり待たされて戻ってきたものはコーヒーしかなおっていない。
一度でなおしなさいよと思いながら、もう一度文句を言う。
そんなこんなでレストランを出たのは3時半すぎ。

カルペは海のそばにそびえる岩山の景観が有名。
海はアリカンテに負けず劣らず波が荒い。

  

帰りの電車の時間を考えると5時半には駅にむかわないといけない。
娘は不満気だったが、急いで着替えて歩き出す。
30分(しかも帰りは登り坂)歩くのは辛いな〜と思いながらも歩いていたらタクシー発見!
止めて乗せてくれないか聞いてみるが、予約があるのでダメだという。
ただ、この通りの突き当りがタクシー乗り場になっているので、そこで待っていれば乗れるよ、と教えてくれた。
半信半疑の夫を無視して教えられた場所へ。
何の表示もないただの通りなのだが…しばらくするとタクシーがやってきた
おかげで無事駅にゆとりでつくことができた。
思わずチップはずんでしまう。
このタクシーの運転手に日本人か?と聞かれる。
答えはわかっていたけど、「このあたり日本人はくるの?」と聞いてみる。
「いや、めったに来ないね。日本人はトレドやグラナダなど歴史のあるところが好きだからね。だって日本にも海はあるだろ?」
ごもっとも。

帰りの電車で先ほどのフランス人カップルと一緒になる。
乗り継ぎの電車が遅れ、アリカンテに着いたのは9時。
トルコ料理のお店で夕食。
スペインの肉料理に飽きてきた身にはとても美味しく感じた。
お店の人もキビキビしていて、みてて気持ちいい。
トルコ料理の店はアリカンテで何件かみかけた。
娘の大好きなアイスクリーム屋さん(すでに3回は買っている)に寄ってからホテルへ。
ホテルに戻ったのは11時。
やっとスペイン時間の生活になったようである。
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第五日目

2008-11-01 | スペイン旅行
コスタブランカ(白い海岸)の街アリカンテにやってきて、すっかりリゾートモードに突入した我々。
朝はゆっくり起きて、朝食に降りて行ったのは10時頃。
マドリッドのホテルに比べると劣るが、それでもハムにチーズにジュースに種類豊富な朝食。

アリカンテにおける唯一の観光地ともいえるサンタバルバラ城へ行ってみることにする。
小高い山の上にあり、歩いて登るのはちょっと大変そうだったので、海の方から山をくりぬいて設置されているというエレベーターで行く。
エレベーターの乗り場まで、トンネルを進まねばならないのだが、思いのほか長く湿っぽいトンネル。
しかもかなりの年月の流れを感じるつくり。
地震の多い日本じゃ絶対ありえない!と思えるほど。
エレベーター乗り場には切符を売るおばあさんが待っている。

エレベーターは3か所止まるようになっていたが、一緒に乗り合わせた人はみな最上階まで。
城といってもほとんど廃墟のようなもので、ところどころ建物が残るのみ。
ただ、展望台からの眺めは素晴らしい。
地中海からアリカンテの街並みまで。

  

  

のんびり散歩をしながらホテルに戻り、海へ。
アリカンテは透明感のある海ではないが、砂浜も広く、背後に控える城を眺めながら泳ぐのも気持ちいい。
意外と波が荒いことに驚く。

ホテルに戻りシャワーをあびてから食事へ。
小さな通りを挟んでレストランが軒を連ねる。
通りにはテーブルと椅子がおかれ、コーヒーを飲みながらくつろぐ人々がみうけられるが、7時過ぎに食事をしている人はさすがにいない。
外で食べる方が気持ちよさそうとは思うが、娘が断固拒否。
「まだ時間も早いし、私たちはアジア人だから、ただでさえ目立つんだから!」と。
そこでレストランの中で食事。
ただ、ここのレストランの鳥料理はスペインで食べた中で一番だとは娘の弁。
 
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第四日目

2008-11-01 | スペイン旅行
おいしい朝食に別れを告げて、9時18分発の「ALTARIA」にてアリカンテにむかう。
この列車も定刻通りに出発。
ツーリストクラスでも快適な乗り心地。
スペインでも携帯電話は当然普及していて、列車内でもあちこちから着メロや着ウタが聞こえてくる。
マナーモードはないのかな?
そして、皆フツーに話している。
ときには、そんな大きな声で話すとお家の事情まるわかりだよー、と心配になる程のおばさんも。
車窓にはスペインの茶色い大地がどこまでも広がる。
時に古びた教会がみえたり、盛んな風力発電の装置が並んでいるのがみえたり。

途中、列車待ち合わせの影響で5分遅れの12時50分アリカンテ着。
タクシーでホテルへ。
ホテルはTRIP CIUDAD、ここに3泊の予定。
こじんまりしたホテルだが、エレベーターは部屋のカードキーを差し込まないと動かないようになっている。
ホテルの部屋のつくりはマドリッドよりずっと使いやすい。
セーフティボックスは部屋にはなく、貴重品はフロントに預ける。

昼食は夫と娘のたっての希望で日本から持参したカップヌードルに
本来、私は郷に入っては郷に従え、その土地のものを食べる主義なのだが、娘を連れて旅をするようになってから万一のためにスーツケースにしのばせることになってしまった。
フロントに行って、お湯をもらえないか、と聞いてみる。
「BARにあるわ」ということで、BARの鍵をあけてもらい無事お湯をもらうことができた。
部屋でカップヌードルにちょっとしたお菓子などつまんで昼食終了。
さすがに毎日歩きまわっているので疲れがでて、夕方まで部屋で休むことに。

5時すぎ、アリカンテの街を散歩がてら、駅までバレンシア行きの乗車券を買いに行く。
海岸近くのホテルだったのだが、海沿いはリゾートらしい小奇麗なカフェが並んでいる。
娘が狂喜したのは、アイスクリーム屋さんの多さ。
ワンブロックに2〜3件はありそう。
とりあえずカフェでひと休み(部屋で休んで出かけてきたばかりだけど
オルチャータ(スペイン独特の飲み物)、アイスコーヒー、パフェで18ユーロ!!!高すぎる〜。

アリカンテの街は華やかさはなく、物乞いをしている人もみかける。
地下鉄を駅まで通す工事をしているようである。

バレンシア行きの列車を予約する時に驚愕(大ゲサ)の事実が。
なんとスペインでは13歳まで子供料金で乗れるとのこと。
日本では12歳までだし、ホテル予約時もおとな扱いだったので、そんなこと考えもせず、ずっと大人3枚で買っていた…。
係りのおじさんが「娘はいくつだ?」と聞いてくれたのでわかったのである。
最初希望していた列車はいっぱいで、「TALGO」(スペインで古くからある特急)のファーストクラスならあいているとのこと。
それを逃すと夕方着く列車しかないので、仕方なく予約。

駅前には、スペイン中どこに行ってもある、というかこれしかないデパート「エル・コルテ・イングレス」が。
懐かしくなって思わず入ってみる。
このデパートにはかならず大きなスーパーがあるので、果物やお菓子を買うのにとても便利。
エネルギー切れ気味の私たちは、夕食もデパートのうえにあるカフェテリアですませてしまう。
ムサカにピザにパスタ。
9時頃ホテルに戻る。
他の人々がやっと食事に出かけてくる時間。

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第三日目

2008-11-01 | スペイン旅行
9時20分発の「AVANT」にてトレドへ。
この列車はスペインが誇る新幹線「AVE」の近距離版?のようで、ホームも同じ。
ホームの入口では空港と同様のボディチェックに荷物検査。
以前は遅れて当たり前のスペイン列車。
「AVE」に関しては違う!!!
なんと定刻2分前に発車。
ホーム入口で乗車券のチェックもするので、人数確認はしているのだろうけど…。

30分でトレド着。
トレド駅はオリジナルではないものの、観光地らしく(笑)雰囲気のある造り。

   
  

 
駅から街の中心部までは徒歩20分ほど。
各国からの観光客入り乱れてゾロゾロと歩き出す。
一番手前のアルカンタラ橋目指していたはずが、人の流れについていったらずっと先のビサグラ新門まで行ってしまう。
この門には観光案内所のようなオフィスがあり、娘が階段をのぼって入りこんでしまった。
聞くと案内所ではなく、市の観光局のオフィスらしい。
でも、親切に行き方や歴史を説明してくれた。

  


予定変更。
ビサグラ新門近くのタベラ病院をみてから、中心部に戻ることにする。
トレドといえばエル・グレコ。
ここにも数点の作品があるが、そのうちの一点はサラゴサ博に貸し出し中とのこと。
教会以外はガイドについてまわる。
古い薬局やら図書室など。
このガイド、唯一の日本人である我々をみて「ゆっくりわかりやすくスペイン語話すわね。」と言っていたのに、どんどん早口になるんですけど
ゆえに病院をとりまく歴史など全くわからない。
語学力も必要だけど、人名などの歴史知識がないとガイドツアーは厳しい。

再びビサグラ新門を通って、サンタ・クルス美術館(なぜか無料だった)、アルカサル(図書館が新設されており、展示室は工事中でみれず)を経て、ついにカテドラルへ。
トレドは街全体が見どころともいえるが、このカテドラルの壮大な美しさは別格。

  

いつまでも佇んで眺めていたくなるような空間。
美術的にもグレコやゴヤなど素晴らしい作品が多くある。

  

カテドラル内は写真撮影禁止だが、何人も撮っている人がいる。
日本人ではみかけなかったけど。
こういうことは洋の東西を問わないんだな〜、と思う。
みつかればもちろん注意されていたけれど、そういう人は懲りずに撮り続ける

カテドラルを出て、昼食。
夫と私はMENU DEL DIA、娘はピザを注文。
スペインでもピザは一般的で観光地のレストランにはたいていおいてある。

その後、サント・トメ教会へ。
エル・グレコの有名な「オルガス伯の埋葬」がある。
20年ほど前に訪れた時は、小さな古い、愛想のない管理人がいるだけの教会だったのに、今では当然のことながらきれいに整備されている。
ここで初めて日本人ツアー旅行者に遭遇。
ちゃっかりそばで解説を聞かせていただく

エル・グレコの家は修復中でみれず、トランシト教会、サンタ・マリア・ブランカ教会をまわり最後はサン・ファン・ロス・レイエス修道院へ。
ここには教会があり、その壁面にキリスト教徒の捕虜がつながれていた鎖が吊り下げられているというので、教会内を一周する我が夫婦(娘は疲れて椅子から動かず読書中)。
「ないね〜」と外に出て裏の方にまわってみると、あった。
よく考えてみれば捕虜を教会の中につなぐわけないか…

  

トレドは暑く(この旅行中、一番暑い場所だった)カフェで喉をうるおしていると帰りの列車の時間が近づいている。
7時半発の列車を予約して、ゆとりを持ったつもりだったのに!
急いで、こんどはアルカンタラ橋を通って駅へ。
すでに乗車待ちの列がのびていた。

本当は高台までタクシーをとばし、トレドの全景を眺めたかったのだが、果たせず。
トレドは同じ世界遺産とはいえ、昨日訪れたアルカラ・デ・エナレスとは格が違う、まさに別格であった。
   
    

    
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第二日目(その2)

2008-10-31 | スペイン旅行
「ゲルニカ」をみる前に昼食。
ソフィア王妃芸術センター近くのレストランでMENU DEL DIAすなわちランチを。
一皿目、二皿目、デザートをいくつかのメニューから選べる、スペインでは一般的なスタイル。
ここでスペインの物価高をまざまざと感じる。
ほとんどのレストランで9ユーロから10ユーロ。(8月現在1ユーロ=約170円)
こうしたランチ、以前来たときは700円位だったのに。
量的には十分すぎるほどなのだが。

食事後、ソフィアへ。
まずは「ゲルニカ」。
何度みても、その静かで力強い存在感に言葉を失う。
もちろん、これもしっかり覚えておくように娘に言い渡す。
ここは現代美術の展示が主で、あまり記憶になかったのだが、ダリやミロの作品もあり、その他の抽象的な作品も含めて、娘にとってはプラドより俄然楽しめたようである。

5時をすぎ、アトーチャ駅に再度むかう。
これから、世界遺産に指定されている町、アルカラ・デ・エナレスに行くのである。
スペインの夏は日が暮れるのが遅い。
9時頃までは明るいので活動時間も長くなる。
郊外電車で約30分。
車中からはいくつものマンション群がみえた。
どれも同じような造りで同じような茶系の色をしている。

アルカラ・デ・エナレスは古くからの大学町で、セルバンテスが生まれた町でもある。
駅前のインフォメーションにいたアルバイトらしき女子学生に町の様子をきくと丁寧に地図を広げて説明してくれた。
すでに6時近かったが、かろうじてまだ入れる建物もあったが、町をのんびり歩くだけにする。

  

当然ながら学生が多く、マドリッドのような都市に比べると穏やかでホッとできる場所だった。

  

マドリッドに帰り着いたのは9時近く。
駅近くのレストランで夕食をすませホテルに。
この時間では食事をしているのは私たちくらいであった。
スペインの夜は遅い。
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第二日目(その1)

2008-10-30 | スペイン旅行
7時過ぎに起きて朝食へ。
このホテル、部屋はともかく、朝食の評判がよかったので期待してレストランへ。
ほとんど人はいないが、朝食の豪華なこと!
期待以上かも!
メニュー豊富でトルティージャ(スペインオムレツ)なんて厚さ5センチはあるんんじゃないかという感じ。
ほかにもハム、チーズはもとより、パンもジュースもデザートも種類豊富。
ほぼ貸切り状態で朝から食べまくる親子…。
娘はドリンクにアイスチョコレートまであったものだから大喜び。
この旅、太るの確実だわ

出かける前にセーフティボックスの鍵をもらいにフロントへ。
このホテルは一日2ユーロ料金がかかるとのこと。
パスポートを持ち歩くのは危険なので借りるのは当然の選択。
7,8年前くらいからマドリードは危険な都市ということになってしまい、今回の旅でもそれが一番心配だった。
大人だけならともかく娘も一緒なので特に。
今は以前ほどではないとはいえ、注意するに越したことはない。
事前に情報を集めた限り、最善の策は「何ももたない!」にかぎるという。
ポケット多めのズボンをはき、夫と二人で分担すればなんとかなるものである。

今回の旅はすべて列車で移動する予定。
まずはアトーチャ駅に行き、乗車券の予約。
スペインでは長距離列車(特急)には座席指定が必要である。
予約は番号札をとり、番号が表示された窓口にいって購入するという、日本でもよくある方式。
番号札発券機のところには係りのおじさんがいて、どの番号札をとればいいか教えてくれる。
明日のトレド行き「AVANT」(人気路線なので帰りの乗車券も予約しなければならない)と明後日のアリカンテ行き「ALTARIA」を無事予約。

そこでやっとマドリッドの街を歩きだす。
夫も私も以前訪れたことがあるので、今回は娘のためにプラド美術館とソフィア王妃芸術センター(ゲルニカがある)をセレクト。
ベラスケス、ルーベンス、ムリーリョにグレコ。
圧倒的な名画の数々。
ゆっくりみようとすれば時間はいくらあっても足りない。
しかも肝心の娘はすぐに飽きているし。
仕方なくベラスケス「ラス・メニーナス」とゴヤ「裸のマハ」の前に連れて行き、せめてこれだけは覚えておくようにと厳命(笑)
いつか美術の教科書でみるかもしれないから、と。
以前はなかった別館(特別展示室?)があったが、もちろん行ける由もない。
子連れは諦めが肝心?



次に向かったのはスペイン銀行。
プラドの近くにあるので、前回の旅行の時から手元にあったペセタをユーロに変えてもらいに行く。
今ペセタからの両替ができるのはここだけ。
日本でいう、まさに日本銀行。
守衛さんに両替したい旨を告げるとすぐに入れてくれ、ボディチェックと荷物検査。
2階へ行けとのことで、シーンと静まりかえった階段を恐る恐る進む日本人親子。
とても広い円形のホール、天井の装飾が見事。
思わず写真を撮りたくなるが、それはさすがにマズイと思いとどまる。
ここにも誰もいず静けさが支配しているが、教えられた番号の窓口にはちゃんと係りの人がいた(当たり前か)。
ペセタを差し出すと、黙って素早くユーロに両替してくれる。
中央にあったベンチに腰かけ、ユーロを確認しつつ天井をもう一度眺めたりしてみる。
こんな機会でもないと入れない場所だから。

 




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第一日目

2008-10-30 | スペイン旅行
成田発11:30発のKLMにて出発。
昨夜、チェックインの手続きが早く済むというのでインターネットチェックインに初挑戦したにもかかわらず、空港の機械トラブルとかで、結局長蛇の列に並ぶハメに。
所詮キカイってこんなもの、とアナログ人間の私は思うのである。
おかげで早めに空港に来たつもりが、けっこう慌ただしいことに。
我が家は海外行く前はお寿司を食べることになっているので、その時間も必要なわけで。
こんなときに限ってお寿司屋さんは空いているにもかかわらず時間かかるし、急いで乗り込んだ飛行機は離陸までけっこう待たされるし。

KLMは初めて利用したが、食事は食べやすい味だし、途中飲み物やカップヌードル(アイスクリームと選べる)を配ってくれたり、自由におやつを取りにいけたり、とわりとよかった。
映画は英語字幕、唯一の日本映画はどーしようもなくつまらない作品ではあったけど。
夫の隣に座っていた人が芸術家で、弟子を連れてこれからオランダ、イギリス、アイスランドなどをまわるのだとか。
毎年一か月近く滞在するとのこと、羨ましいな〜。

スキポール空港にて乗り換え。
シェンゲン条約によって入国審査はここで済ませてしまう。
係官はにこやかでいい感じ。(国によっては無愛想だったり、こわそーな人もいるので)
話には聞いていたがスキポール空港は広い。
空港内にある小さな美術館やお店をのぞいていたら、時間に。

マドリッド着、PM8:30。
入国審査は済ませているので、荷物をピックアップしたら、あっけないくらいすぐに外にでてしまった。
この時期、スペインはやっと夕暮れ時という時間。
タクシーをひろいホテルへ。

ホテルはCARLTON。
ここに3泊する予定。
今回はアトーチャ駅を利用することが多いので駅に近いというので選んだホテル。
いちおう4つ星なのだがシャワーキャップは3つあるのにシャンプーは2本石鹸一個…これがスペインよね、となぜか納得。
ベッドは3つあってよかった

とりあえず今夜は寝るのみ。
通りの音がちょっとうるさいけど、街灯のオレンジがかった色がヨーロッパにきたんだと思わせてくれる。

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旅立ち前

2008-10-20 | スペイン旅行
今夏、15年ぶりにスペインを訪れた。
スペインは大好きな国で、もう数回旅しているが、それでも何度でも行きたくなる。

15年の間にスペインの通貨はペセタからユーロに変わり、インターネットが普及して世界がつながった。
そして我が家には家族が増え、今回は娘を連れての3人旅。

飛行機は当初、旅行会社を通して予約していたが、システムの関係?で希望日の予約を落とされてしまい並行して自分で探すことに。
結局自分でネット予約したKLMに決定。

3人の旅なのでホテルはトリプルを希望。
トリプルとなるとホテルも限られるであろうから、全て日本で予約していくことにする。
これまた初のネット予約に挑戦。
ホテルの予約サイトはいくつもあり、取り扱っているホテルも様々。
見比べていると時間がけっこうとられ、一週間くらいホテルの予約にかかりきり
情報がありすぎるのも良し悪しか?
予約を終え、バウチャーをプリントアウトするも、本当にとれているのか、ネット予約が心もとない私…。
もしもの場合の緊急連絡先をチェック。
国際電話のかけ方も確認しておかなくては。

荷物は大きめスーツケース一個に各自リュックやショルダーを機内持ち込み。
言葉はスペインが好きで多少スペイン語をかじっている私(旅行会話レベル)と典型的日本人英語教育レベルの夫、今年から英語はじめたばかりの娘。
ま、スペインではホテルや大きな観光施設以外ではスペイン語以外通じないけど。

いざ出発。

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