くされポエマー

日記ともポエムともつかない自己満足な1人語り

のみこまれる

2008-01-31 | くされポエム
記憶の奥の奥
確かにあったこと
ぼくを狂わせる遠い日

黒い影に飲み込まれる感覚

拒否する言葉を吐いてみても
それはぼくを覆い尽くす

助けて
助けて
誰か
助けて

誰か
ぼくを殺して
あの日を消して

堕ちていく

2007-08-15 | くされポエム
海の底に沈み込んでいく感覚。
もう二度とあの空は見えないのだと
僕は少しだけほっとする。

あの青は眩し過ぎて 暖かすぎる。
僕には。だめな僕には不釣合いな空。

海よ。
深く深く僕を飲み込んでくれ。

海の底に堕ちていく感覚。
よく似た感覚。
冷たい、光を通さないブルーはどんどん濃くなって
呼吸が出来なくなるほど
僕の意識は遠く遠く。

視線の行く先

2007-01-04 | くされポエム
やわらかくあなたが笑う
ぼんやりとぼくはそれを見つめながら
何かやわやわとした別のことを考えている

やわらかくあなたが笑う
ぼんやりとぼくはそれを見つめながら

あなたが見つめる先にぼくはなく
ぼくの視線はむなしくあなたを通り過ぎる
行き場を失ったぼくはただ流されていくだけで
どこにもとどまることなく
あとはただ消えていくだけで

波の底

2007-01-04 | くされポエム
ぼくにはもう何も感じない
暖かさも
冷たさも

ぼくにはもう何も感じない
幸福も
不幸も

ぼくにはもう何も聞こえない
きみの笑い声も
きみの泣き声も

ぼくにはもう何も届かない
暗い波の底で
朽ち果てるだけのぼくには

信じる心

2007-01-04 | くされポエム
もうどうやってあなたの言葉を信じればいいのか
ぼくにはわからないのだ

どんなに信じたいと願っていても
ぼくにはできないのだ

いままでどうやってあなたの言葉を信じていたのか
今のぼくには

ぼくの信じる心を壊したのは
あなたなのだから

想像の世界

2007-01-04 | くされポエム
想像の世界は
ぼくを蝕んで
やがてぼくを飲み込んでいく

ぼくの中から
生まれた想像が
ぼくを飲み込んでいく

そうしてぼくは熱に浮かされた子どものように
たわごとのようなうわごとを繰り返し
じぶんの想像に壊されていく

不安定な気持ち

2006-06-10 | くされポエム
今でもふっと思い出す。

あなたの声。
あなたの腕。
あなたの胸。

あれからぼくは前に進んでいるのだろうか。
時々、堂々巡りでまた同じ場所に戻っているような
そんな気持ちになるんだ。

忘れてしまった気がしているだけで、
本当はまだあの場所に立っているんじゃないか。

前に進んでいるつもりで、
もう存在しないあなたを追い続けているんじゃないか。

どうしようもなく不安定な気持ちになるんだ。

幸せの歌

2006-02-22 | くされポエム
世界中にあふれた幸せの歌は
ぼくの心を慰めてはくれない
もうそんなものはどこにもないと気がついてしまったから

世界中のありふれた幸せの歌は
むなしく響くだけで
ただただぼくを悲しい気持ちにさせるだけ

声を聞けば

2006-02-17 | くされポエム
声を聞けば 会いたくなる

会えば 触れたくなる

触れたら 離したくなくなる

こんな簡単なことに どうして君は気がつかなかったの?

それともぼくを試しているの?

気まぐれで ぼくの言葉につきあって

それをやさしさだと信じているの?

それとも ぼくを苦しめることが目的なのかい?

流星

2006-02-12 | くされポエム
真っ黒な空に 星
小さく光る 星
儚く流れた 星

ぼくは祈りを託すことも忘れて
無数の星を見上げ続ける

燃え尽きた 星
儚く消えた 星

あの星が消えたように
ぼくの悲しみも消えればいいのに