makoto's daily handmades

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セキセイインコたちを眺めながらのティータイムが至福の時

ヤマモモの木

2017-06-22 12:51:54 | 地図を持たない町歩き
今日は用事ついでに等々力緑地まで散歩してきた。
するとヤマモモの木を見つけたんだ。


写真では分かりにくいけれど、赤い実がたくさんなっている。
近くにはたくさん野鳥がいるのにそんなに食べられていない印象。
まだ早いのか?それとも渋い実なのか?

ヤマモモの木にまつわる思い出を1つ。
多分小学2年の頃だったと思う。幼なじみのMちゃんと近くの植木畑の端で遊んでいた私。
ここには庭石用の岩置き場になっていて、岩に登るのはきつく禁じられていた。
でも近くにヤマモモの木があったから、ヤマモモの実を拾ってその岩になすりつけて文字を書いたりして遊んだりしたんだ。
ここのヤマモモは子どもには手が届かないところにしか実がならなかった。
かといって、岩に登っても手が届かない。
だからそんな遊びをしていたんだ。

すると、キーッて自転車の急ブレーキ音と直後にガシャンという大きな音。
私は生まれて初めて、交通事故を目撃したんだ。
1番近くにいた目撃者は私とMちゃん。
手にしていたヤマモモの実をポトリと捨てて、その場に行ってみた私たち。

運転手のおじさんはオロオロ、自転車に乗っていたおばさんは意識不明で血を流している。
近くのアパートから若い奥さんが出てきて、すぐに警察や救急車を呼んだ。

普段静かな畑に囲まれた田舎町だったので、騒然としたんだ。
Mちゃんの家まですぐの場所だったから、Mちゃんが彼女のお母さんを呼んでくる。
私も警察官に「おねぇちゃんはどこから見ていたの?」と聞かれたりもした。
ただ、なにせ子どもの言い分だから、らちが開かないと思われたのか、警察に連絡をした若い奥さんに熱心に質問をしたりしていた。
私は、群がる大人たちの間をすり抜けて、Mちゃん宅に向かった。
Mちゃんのお母さんがちょうど家から出てきたところで声をかけられたが、私は自宅に帰ることにした。
何しろ子どもながらに、怖い物を見てしまった、とジワジワと実感して来たからだ。

以来、ヤマモモの実を見るとその日の曇り空、ヤマモモの実の汁の赤い色、交通事故の様子が相まって、交通事故の怖さを思い出した。
今の住まいの近くにはヤマモモこないので、この思い出を忘れていた。
見上げたヤマモモの実で、忘れていたあの日を鮮明に思い出す自分に驚いた。
あの女性はその後どうなったのだろうか?
車を運転していたおじさんは、どうなったのだろうか?
たしかケガをしたおばさんの「頭を高くしよう」と、おじさんは一円玉がたくさん詰まった紙袋を枕代わりにしたんだ。
あれは集金帰りだったのか?両替帰りだったのか?
しかも、よく考えれば、あのおじさんもおばさんも、今の私よりも若かったかもしれない。
あの通報した若い奥さんは、今還暦くらいだろうか?

そしてふと思うんだ。
これが国木田独歩の「忘れ得ぬ人々」に出てくるような、忘れられない情景と同じなのだろうか?と。

ふと我に返ると、この像の前にいた。

円鍔勝三氏の「巣だち」。
等々力緑地には、野外にたくさんの彫像群があるのだが、その1番最初に当たる場所にある。
これまでも何度か円鍔氏の作品を紹介してきたが、そういえば等々力緑地内の野外展示で探したことがなかったな。


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2 コメント

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川崎在住だったので・・・ (裕)
2017-06-22 20:23:21
こんばんは、makotoさん。

そちらには多くの作品が展示されているでしょうね。
鳩を手にした作品はこちらでもみたことがありますが
http://masuda901.web.fc2.com/page9rx03ac.htm
「巣だち」ははじめてでした。

先日呉をぶらり散歩した時、(息子の)M.ENTSUBA作品にたまたま出合いました。
まろやかさがある親の作品に歳と共に親の作品に似てくるのか??
多いです (makoto)
2017-06-22 20:40:20
探してみると圓鍔親子の作品は、川崎市には多いです。
私が住む川崎市中原区には今も息子さんの元規氏がアトリエを構えています。
珍しい名字なのでアトリエの場所も見つけてしまいましたが、さすがにココです!とブログで紹介する訳にもいきません。
今回、圓鍔勝三氏の作品を見つけたのは、等々力緑地と言いまして、多摩川のすぐ隣で川崎市中原区になります。
さすがにアトリエを構えている地元と言うべきで、中原区には圓鍔氏の作品が多いです。
また散歩中に出会えたらいいな、と思っています。
それと、元規氏の作風が少しお父様に似てきたな…と私も感じています。

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