人生に乾杯!

人生には別れや出会いの時の乾杯が何度もある。今、私の身体に住みついた「がん」が優しい人々との出会いに導いてくれた。

地味にスゴイ校閲ガール

2016年10月13日 | 編集裏日記

昨日の停電はそんなにオオゴトだったんだ。
仕事中、電気の点滅がしばらく続き、蛍光灯を変えなければいけないのかな、でもLEDにしたばっかりなのに・・・・と思っていたら、バチッと暗くなった。
隣の部屋も消えている。隣のビルも消えている。
あ、停電だ。よかったPC使ってなくて、と私は思ったけれど。
でもすぐに復旧し、何事もなく仕事に戻る私たち。
あとでTVをみてびっくりした。

昨日、初めて「地味にスゴイ校閲ガール」を見た。
主人公の河野悦子が校閲の域をでて、編集にまで口をだし、それが仇になって表紙の文字に誤植が・・・。
というこの業界にいる者にとっては、とても恐ろしいお話。
ファッション誌がやりたかったけれど、採用されたのは校閲部。
校閲がどういうことかも分からないで仕事をしているのは恐ろしいことだ。
私としては、校閲という地味だけど、素晴らしい頭のさがる仕事をしている人たちの努力の話かと思ったのだが、どうやら違うらしい。

表紙の文字を間違えてシール貼りを製本所でみんなでする場面など見ると、胃が痛くなってしまう。
この場合書籍なので5000部で済むのだが、雑誌は万単位になる。
私も二度経験している。
一度はほかの編集部のミス。取次に配本されてから発覚したので、手の空いているものは各取次へ行きシール貼りをするようにとのお達しがあった。
この時は何万部だったのだろう。

また、これも取次店で発覚したのだが、コード番号が違っていたためのシール貼り。
このままだと書店におろせないので、昼ごろから全員で取次へ行って深夜遅くまで。
取次の人も手伝ってくれていた。
そして、シールは1~2時間くらいで作ってくれるところがあるのだ。
ということは、そういう事故は結構頻繁に起きているということ。

表紙まわりの誤植はシールで対応できるが、中身についてはどうすることもできない。
読者からの電話で知ることが多い。
そしてひたすら謝るしかない。
何かお詫びの品をよこせと、ごり押ししてくる人もいる。
(それが目的で誤植探しをしている人もいるとか)

また最近のDTPの人は校正記号を知らない。
私がいれた朱を勘違いして訂正されたのでびっくりした。
そして、何かの拍子に文字がずれることもある。
チェックしたときには何ともなかったのに、印刷されて来たら文字がずれていたということもあった。
最近はそういう怖いことはなくなった。
あとは雑誌がでて1週間くらいは、間違いが発見されたかどうか、読者からの電話をドキドキしながら待っている日が続く。

今月もセーフだった。
また来月も集中して頑張らなくては。

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