ダーリン三浦の愛の花園

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明日のためにその236-パソコンとOS

2016年06月13日 | 日記
悩み多きパソコン

「windows95」が発売され、パソコンに革命を起こしてから、20年以上が経過した。
パソコンが日本で普及されはじめた頃は、NECの「PC-98」シリーズがメインストリームで、他のメーカーのパソコンはマイナーな存在だった。
しかし、PC-98シリーズは高価で、パソコン初心者には高値の華。当時素人プログラマーであった私は、パソコンなど購入できず、会社で仕事の空き時間に会社のパソコンで、プログラムを制作していた。
ところがOS、windows95が発売され「DOS/V」マシンと言われる「自作パソコン」がブームになると、パソコンは一躍生活の一部に溶け込み始める。
DOS/Vマシン登場前のPC-98シリーズは、本体だけで20数万円、ディスプレイも別売りで8万程度、ことプリンターにいたっては、30万円近く値段がついていた。
これでは簡単にパソコンを購入できない。
ところがwindows95はアーキテクチャーが合えば、DOS/V機としてPC-98シリーズの半額以下で組み立てられた。
windows95が革命的だったのは、OSの中に「TCP/IP」のランタイムを組み込んだことだった。
TCP/IPのランタイムとは、今まさに隆盛を極めている「インターネット」接続に必用なプログラムのことだ。
windows95以前のパソコンで、インターネットを利用しようと思うと、TCP/IPのプログラムを別途購入する必要があった。当時の価格にして2~3万円程度だったと記憶している。
それをOSに組み込んだことが、windowsの大幅なパソコン業界に於ける「シェア」獲得の原動だろう。
私もwindows95の発売を機に、自作パソコンを製作した。
各パーツに結構な思い入れを込め、楽しく製作した事を今でも覚えている。

しかし、windows95発売から20年以上経過した現在、振り返って見ると、その歴史はOSとCPUの開発の開発の出来レースの歴史でもある。
新しいCPUが発売されると、それが欲しくなり、CPUだけ取り替え、パソコンをブラッシュアップしてみたり、新しいOSが発売されると、アーキテクチャーごと取替え、また新しい自作パソコンを作る。
私はそんな経験をしてきた一人である。今まで何台のパソコンを自作したことか。
何年か前から、そうOS「windows vista」が発売された頃から、自作パソコンは製作を中断した。
趣味で使用するには、正直「windows xp」あたりが十分で、それ以上は必要ないと思っていた。
しかし、最近のアプリ(プログラム)は、最新のOSを基準に制作されている。
そうなると、そのアプリを欲すれば、いやおうなしに新しいOSを購入しなければならない。全く困ったものだ。
先日、思い切ってwindows xpで稼動しているパソコンの、空いているハードディスク領域に「windows8」をインストールした。俗に言う「マルチブート」環境にしたのだ。
もともとこの自作機は、スペックが良いのでwindows8でも十分使用に耐えられる。
しかし困った問題が起こった。windows8から無償でアップグレードできるwindows8.1がアップグレードできないのだ。
様々な情報を得、試してみたがだめだった。原因は未だにわからない。

前述したが、winodow xp的環境で、パソコンの進歩は中断してもよかったのでは無いかと思う。
今回、私がwindows8を導入したのも、今まで使用していた或るアプリがwindows7以降の環境を要求してきたためだ。
このような私見だが「負の連鎖」はいつまで続くのだろうか、もう終わりにすべきではないか。


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