「はぁ・・・」
「何なの、美奈。いきなりため息ついて」
「いや、レイちゃん・・・見てあたしの顔」
「目も鼻も口もちゃんと揃ってるわよ」
「そんなの分かってるわよ！ほらもっとよく見て・・・」
「見れば見るほど目鼻口その他ね」
「だからその目鼻口その他で構成されるこの美しさ・・・最早芸術の域よね」
「誰が？」
「この会話の流れで他の誰の話だと思うわけ！？あ・た・し・よ！」
「ああそうね」
「うっわ、いかにも、面倒だからここは肯定しておけばどうにでもなるだろうっていう心の声駄々漏れな顔！」
「悪いけど生まれつきよ。顔に関しての文句はうちの父親に言って」
「生まれた後はレイちゃんの責任でしょ！？あたしだって生まれてから成長を重ねてこの美しさに磨きをかけたのよ！」
「・・・・・・・・・・・・・あ、そう」
「で、機も美しさも熟したことだし、あたし・・・そろそろえーけーびーに入ろうかと思うのよね」
「・・・・・・・・あなたの場合、えーえいちおーの方が似合ってるわよ」
「えーえいちおー？そんなグループあったっけ・・・AHO・・・って、アホ！？」
「びーえーけーえーでもいいんじゃない」
「BAKAって・・・だ、誰がうまいこと言えと・・・」
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レイちゃんがやたら冷たいのは、美奈はグループ入るより個人で活動した方が向いてると素直に言えないツンデレだから(無茶)
相変わらず件のグループに関しては無知なんですが、えーけーびーって聞くと思わずKGB(カーゲーベー)を思い出してしまう・・・私だけすか。
