ジャーナリスト綿井建陽さんの映画、「Little Birds 〜イラク 戦火の家族たち〜」を観た。
「 2003年3月のアメリカのイラク侵攻後、戦争とイラクの市民を取材し続けた綿井健陽(アジアプレス)。バグダッド、サマワ、アブグレイブなど、イラクの人々の声に耳を傾け、マスメディアが伝えなかったイラク戦争の実像を記録した。」(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会のメールマガジンより)内容。
一部の映像はテレビで既に報じられたもの。ぶつ切りの「現場レポート」として報じられたそれらの映像が、映画ではよりストーリー性の高い、家族の記録として編集されている。そして同時に、当時、そして今でも、テレビが「何を伝えなかったか」もあぶり出している。
それにしても後半に現れるサマーワ自衛隊取材の模様は際立って異様な光景だ。隊員の「住民との交流」に、そして食事メニューに多くのカメラマンが群がり、食事をする隊員にポーズをつける。一体彼らは何を報道しにはるばるイラクまで行ったのか。まるでピクニックの撮影会のようなその光景は、開戦前、そして爆撃後の被害現場で「アメリカとお前たち」といった文脈で非難される綿井さんの立場と甚だしく乖離し、滑稽ですらある。
米軍の「ピンポイント」映像はしばしば「バーチャル戦争」の象徴のように語られるが、日本の報道は、自らの戦争参加を直視しないことによって、よりいっそう深刻な、戦争の「バーチャル化(仮想化)」を後押ししてしまっている。
「 2003年3月のアメリカのイラク侵攻後、戦争とイラクの市民を取材し続けた綿井健陽(アジアプレス)。バグダッド、サマワ、アブグレイブなど、イラクの人々の声に耳を傾け、マスメディアが伝えなかったイラク戦争の実像を記録した。」(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会のメールマガジンより)内容。
一部の映像はテレビで既に報じられたもの。ぶつ切りの「現場レポート」として報じられたそれらの映像が、映画ではよりストーリー性の高い、家族の記録として編集されている。そして同時に、当時、そして今でも、テレビが「何を伝えなかったか」もあぶり出している。
それにしても後半に現れるサマーワ自衛隊取材の模様は際立って異様な光景だ。隊員の「住民との交流」に、そして食事メニューに多くのカメラマンが群がり、食事をする隊員にポーズをつける。一体彼らは何を報道しにはるばるイラクまで行ったのか。まるでピクニックの撮影会のようなその光景は、開戦前、そして爆撃後の被害現場で「アメリカとお前たち」といった文脈で非難される綿井さんの立場と甚だしく乖離し、滑稽ですらある。
米軍の「ピンポイント」映像はしばしば「バーチャル戦争」の象徴のように語られるが、日本の報道は、自らの戦争参加を直視しないことによって、よりいっそう深刻な、戦争の「バーチャル化(仮想化)」を後押ししてしまっている。










作品紹介、参考になりました。
私も連休中に観にいこうと思っています。
私は結局、国際交流基金のアラブ映画祭は見逃してしまいました。ああいう催しの場合、目当ての作品を決めて観に行くか、日にちを決めておくか、いっそ「全部観る」と覚悟を決めるかしないとだめですね。
そのうち行こう、行くだろう、と思っているうちに終わってしまった、という典型的なぐーたらパターンです。もったいない。
自衛隊取材の模様は本当に異様な光景でしたね。
あれを普通にニュースとして流されている画をみている
日本人・・色々と考えさせられました。