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能勢電鉄 5100系電車~車齢40年超えの移籍車両

2016-09-19 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]

先月MAKIKYUが関西へ足を運んだ際には、兵庫県~大阪府の府県境周辺を運行する能勢電鉄にも乗車機会がありましたが、その際には同社では昨年稼働開始したばかりの新形式・5100系にも初めて乗車したものでした。

能勢電鉄では阪急梅田直通の特急「日生エクスプレス」の走行距離調整用に、近年阪急6000系が8両1編成移籍し、この車両の名義は能勢電鉄所属ながらも、運用の大半が他社(阪急)線内という異例の状況になっていますが、5100系はこの1編成を除くと能勢電鉄の自社車両では最新型の部類に入ります。


ただ能勢電鉄では最新型の部類に入るとは言えども、親会社でもある阪急の古参車両が移籍して活躍するという状況は相変わらずで、それどころか5100系に至っては車両番号も阪急時代のままで活躍しています。

路線自体も阪急と直通運転しており、起点の川西能勢口駅では連絡改札を介さずに乗換可能であるなど、名義上は阪急とは別会社ながらも、阪急の1支線なのでは…と錯覚しそうな雰囲気で、近年保守合理化を狙い、車両の装いを阪急と同様のマルーン一色に改めてからはその傾向が尚更…とも感じます。

また5100系は能勢電鉄が専ら自社線内において運用する車両の中では最新鋭ながらも、製造から40年を超えた経年車で、系列間移籍とは言えどもこの様な古参車が大量に移籍するのは異例ですが、同系導入によって経年50年超えの1500系(元阪急2100系)の全面淘汰を実現しており、若干ながらも平均車齢の若返りを実現させています。

ちなみに5100系は現在でも阪急宝塚線で活躍している車両も残存、同線運用車は現在8両編成で運行していますが、4両か2両を複数併結して編成を構成している事もあり、短編成で運行する支線区への転用も比較的容易で、阪急自体でも最古参の3100系代替で近年箕面線運用に転用された車両も存在しています。

大半が4両編成、末端区間(山下以北)折返列車の一部を2両編成で運行している能勢電鉄としても、この様な編成構成の車両だと使い勝手が良く、現在4両編成と2両編成の2タイプが存在しています。


阪急と相互直通運転を行っている路線だけあり、車両規格などは同一であるものの、阪急でワンマン運転を行っているのは3両編成で運行している今津線西宮北口以南(通称今津南線)と甲陽園線のみ、これに対し能勢電鉄は自社線内列車全てでワンマン運転(都市型)を行っているため、能勢電鉄移籍に際してはワンマン対応改造を行っているのが、阪急時代との最も大きな変更点と言え、運転台などを見ると違いは一目瞭然です。

 
一部車両では行先表示のLED化も実施していますが、表示枠自体は既存の枠を流用している事もあってか、スペースはやや小さめとなっており、この事もあってか日英2か国語を交互表示にする事で対応しているのも特徴です。

車内は能勢電鉄に移籍して間もなく20年、それでも専ら自社線内で運用する車両の中では5100系に次いで新しく、1編成だけの異端的存在としても知られる3100系(元阪急3000系)の様な冷色系へのイメージチェンジは行われず、阪急系ならではとも言える木目の化粧板やオリーブグリーンの座席モケットなどもそのままとなっています。


5100系の一部は阪急時代末期に大規模なリフレッシュを施行しており、能勢電鉄移籍車両の中にはこのグループも混在、これに関しては新車並の内装を誇り改装の必然性が乏しい事も一因かと思いますが、それでもブラインドはイラスト入りの独特な印象のモノに交換、阪急時代との差異が少ない車両という印象が強い中でも、意外な所で独自色を出していると感じたものです。

ちなみに今日取り上げた5100系は、能勢電鉄移籍車両の中でも4両編成で活躍する車両の一部で、阪急時代のリフレッシュ改装有無などで幾つものバリエーションが存在しているのも特徴ですが、MAKIKYUは他に2両編成の5100系にも乗車機会があり、こちらに関しても近日中に追って取り上げたいと思います。

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2 コメント

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日生線乗りました スイッチバックびっくり (いてまえ魂でエアロビクス)
2017-04-11 19:50:13
先日「ティラミス(正式には1500系メモリアル、筆者は乗らずじまい)」に乗ったところ、沿線の桜見どころのパネルが掲示されてそこに足を運んで「役立った」と思った!今後も「走るギャラリー」としての活躍期待します!それにしても片道乗った3100系と比べて別会社のようで(苦笑)
はじめまして (MAKIKYU)
2017-04-15 11:55:10
いてまえ魂でエアロビクス様はじめまして。

1500系2両ワンマン車で行っていた様々な取組、末端短編成運行が5100系に代替されても継続しているのは喜ばしい限りで、こちらも車内ギャラリーやリバイバルカラー運行が継続する事を期待したいと感じています。

また能勢電鉄は阪急系かつ代々阪急中古車が導入されてきた路線という事もあり、阪急の支線的雰囲気が強く、近年のマルーン塗装化で阪急の支線的雰囲気がますます色濃くなっている気もします。

そんな中で1編成だけ活躍する3100系は、こちらも一度だけ乗車した事がありますが、この車両の内装は能勢電鉄移籍時に大改装、阪急系では異色の寒色系となっており、塗装などで独自性を強く打ち出していた頃の名残が今でも残存していると感じたものでした。

仮に同種内装の車両が神鉄や北大阪急行で運行したとしても、能勢電に比べればギャップは少ないと思われ、阪急と同規格で直通運転も実施、車両も元阪急車で塗装も現在は同一という事で、3100系は尚更存在が際立つ様になっている気もしますが、趣味的には興味深い存在の反面、何時廃車になっても不思議ではない古参車ですので、あと何年走り続けるのかも気になる所です。

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