27日(日)は、銀の混合ワクチンを受けに行って来ました。
…そう。これまた中国で!?のパターンですが。
でもワンの予防接種のたぐいは中国内で受けるしか選択肢がないので、仕方がありませんネ
近所には2~3軒獣医があるし、ちょっと離れた場所には獣医が集まっているエリアもありますが、
どこの獣医でも同じような混合ワクチンを接種してくれるのかどうかとか、
証明書のたぐいを発行してくれるのかどうかなど、
知りたいこともたくさんあったので、少し下調べをしました。
すると、割と近所にある獣医さんが、国外へ出たりする際に必要な検疫証明書も発行してくれ、
ワクチンも日本で接種していたのに準ずるようなものを接種してくれ、
白人もたくさん出入りしていて、片言の英語も通じることが判明
さすがに中国語オンリーの獣医さんでは、こちらが心許ないため、
この獣医さんに行くことに決めました。
この獣医さんまでは徒歩で15分くらい。
ちょっと暑いくらいの日でしたが、えっちらおっちら歩いて行きました。
到着してすぐ、銀を指して
「この子に混合ワクチンをお願いしたいのだけれど」
と言うと、獣医さんが銀に触れて開口一番、
「この子は尋常じゃなく体温が高い。
熱があるとすると、寄生虫か何かがいるかもしれない。
そういう子にワクチンを接種することはできない。」
と言いだしたのです
きききき、きせいちゅう~???????
そんなこと今まで一度も言われたことはありません
それに、銀は常日頃から颯と比較しても体温が高いのだけれど、
それが問題になったことも今まで一度もありませんでした。
必死にその旨を獣医さんに伝えるも、
「でも、39.5度以上の熱があったら接種はできない」
の一点張り。
こちらもほとほと困り果てました。
でも、二人いる獣医さんのもう片方の先生が、
「ここまで歩いてきましたか?
もしかしてそのせいで体温が上昇しているだけかも。
10分間ここで休んでみて、その後に体温を測りましょう。
それで熱がなければ接種できます。」
と言われました…
そう言われれば、待ってみるしか選択肢はありません
仕方なく、院内のベンチに座って待ちました。
とはいえ、病院大嫌いの颯はすっかりブルブル震えているし(今回は颯の用事じゃないのに)、
銀は先生やらやってくる他のワンコが気になりすぎてウロウロぴょんぴょん。
こんなんでちゃんと体温が下がってくれるのか、気が気ではありませんでした
そして運命の10分が経過。
先生がおもむろに体温を測り始めると、先生の危機迫る様子がただ事ではない雰囲気だったのか、
それとも体温計が日本で使っていたものよりも太かったのか、
銀は怯えてか、痛かったからか、大騒ぎ
実は日本では獣医さんであっても先生に会えるのが嬉しすぎて大喜びだった銀。
こんなに怖がっている様子は初めて見ました
それでも、その銀を必死になだめ、抑えて、ようやく計測完了。
…すると、体温は39.2度
あぁぁぁ、良かった~
というワケで、無事ワクチンを接種してもらえることになりました。
実は、ここまでの顛末はすべて、院内の廊下で行われていました。
奥には「診断室」とか「注射室」と書かれた部屋があったので、
当然そちらに移動するのだろうと思ったら…
なんと、廊下にあるちっちゃなワゴンのような所に銀を乗せろと言うのです
え?と思ってとりあえずそこに銀を乗せると、
先生が注射を持ってやって来て、そこでワクチンをぶすりと接種。
…えココで??????
でも驚いている暇もなく、注射も痛かったようで、銀がまたしても大騒ぎ。
さすがにこれはもう一人の先生が抑えてくれましたが…
接種が終わって銀を床に下ろすと、後からも痛みがあったのか、
聞いたこともないような切ない声できゅんきゅんきゃんきゃん。
わ~、痛かったんだね…
中国では人間も注射針が太いから、もしかしてワンのも太かったのかも…
でもそんなところを見る余裕は、私にはまったくありませんでした
結局、しばらくダッコしていたら、銀のきゅんきゅんも落ち着きました。
落ち付いたところを見計らって、
(これまた廊下で)先生に、2ワンの健康状態も見てやってほしい、とお願いしました。
すると、ズラリと書かれた検査の一覧を指差して、
「どれがいい?」
と聞くのです。
でもそのリスト、もっぱら重病系の精密検査が列挙されていて…
懸命に、そういう病気の検査じゃなくて、一通りの健康チェックをしてほしいと訴えました。
すると、先生はちらりと2ワンを見て、
「大丈夫。さっきから見てる限り、とっても健康。
全然問題なし。」
と言い放ったのです
え…颯には触ってもいないんですケド…
体重すら測ってないし…
そりゃあ見た目は健康そうだとは思うけど、それはあんまりでは…
とすっかり泣きたい気分になるのをこらえ、
「いやいや、まだ触ってもらってもいないし、様子を直接見てやってください」
と食い下がると、ちらちらと歯を見たりして、
「うん。やっぱりOK」
とナゾの太鼓判を押されました。
まぁ、ね。
結局精密検査でもしない限り、見えていることはあまり変わらないのかもだけどね。
2ワンの健康状態は、所詮家族が日々見守るしかない、というコトかしら。
少しでも様子がおかしければ、こちらが食い下がって見てもらうしか、きっとないんでしょうね。
こうして、結局すべての行程は廊下で完了しました。
(なんのための個室だ)
病院側では、ワンコの接種記録手帳を用意してくれました。
これは裏を見るとファイザー社が提供しているもののよう。
なので、日本で人間が持つような、「お薬手帳」みたいなものかな?
中はこんな感じ。
そして接種記録がこちら。
日本では予防接種のたぐいは、その都度ペラッと一枚紙をもらうだけだったので、
これはとっても便利!
どうやら狂犬病の記録も、別に冊子をもらえるらしい。
そうそう、最後に颯だけ爪を切ってもらいました。
爪を切るのはこちらです、と言われて付いて行くと、隣接するトリミング室に連れて行かれました。
まぁ、ソコソコ清潔ではありましたが、やはり日本のトリミングサロンに比べると、
臭いし、毛があちこち落ちていて、気になる…
そしてそこで待っていたのは、むくつけき男の人。
…え
優しげなお姉さんでも対応してくれるのかとすっかり思い込んでいた私はちょっぴりショック。
怖がりの颯はもっとショック。
いや、別にむくつけき男性だって、立派なトリマーには変わりないとは思うのですがね。
でもその男性、終始むすっとしたまま、
一言も発さず(まぁ、私が言葉が通じないと思ったみたいだったけれど)、
ジェスチャーだけで
「どの足だ。犬を抑えてろ。」
と指図。
仕方なく震える颯を私が抑え、男性はぶっきらぼうにバチバチと颯の爪を切ってくれましたとサ…
なんていうか、ここで愛想をふりまくという発想自体が存在しない、そんな感じでした。
ふと部屋の奥を見ると、鉄製の箱の中にポメちゃんがいました。
その箱は、どうやらドライヤーボックス(?)だったようで、
中でポメちゃんの毛がぶおおおおーーーと吹きあげられていました…
暑いからか、毛が吹き上げられるのが嫌なのか、ポメちゃんは必死に出たがっていましたが(当たり前だ)、
もちろん誰も取り合わず。
…我が家はトリミング自体行かないので知らないのですが、これって、日本にもあったかな?
ま、合理的と言えば合理的ですが。
でもさぞかし暑いだろうなぁ、と不憫に思わずにはいられませんでした…
そんなてんやわんやの顛末で、ようやく銀のワクチンも無事終了しました。
タイヘンな目にあった2ワンには、帰宅後にご褒美
馬アキレスにむしゃぶりついています。
そうそう、今回一つ収穫だったのは…
イタグレの中国語での正式名称が『意大利大灵缇(yì dà lì dà líng tí)』であることがわかったことでした!
そして、こんな風に書いていますが、それでも、先生方はごく真摯な印象で、
颯と銀もすごく可愛がってくれていました。
だから、次もここに来よう、とは思います。
…きっと、この全体の流れは中国特有のものなのでしょう…
こればっかりはどうしようもないですものネ
でも、次回は診察室には入れてほしいなぁ!!!!
…そう。これまた中国で!?のパターンですが。
でもワンの予防接種のたぐいは中国内で受けるしか選択肢がないので、仕方がありませんネ
近所には2~3軒獣医があるし、ちょっと離れた場所には獣医が集まっているエリアもありますが、
どこの獣医でも同じような混合ワクチンを接種してくれるのかどうかとか、
証明書のたぐいを発行してくれるのかどうかなど、
知りたいこともたくさんあったので、少し下調べをしました。
すると、割と近所にある獣医さんが、国外へ出たりする際に必要な検疫証明書も発行してくれ、
ワクチンも日本で接種していたのに準ずるようなものを接種してくれ、
白人もたくさん出入りしていて、片言の英語も通じることが判明
さすがに中国語オンリーの獣医さんでは、こちらが心許ないため、
この獣医さんに行くことに決めました。
この獣医さんまでは徒歩で15分くらい。
ちょっと暑いくらいの日でしたが、えっちらおっちら歩いて行きました。
到着してすぐ、銀を指して
「この子に混合ワクチンをお願いしたいのだけれど」
と言うと、獣医さんが銀に触れて開口一番、
「この子は尋常じゃなく体温が高い。
熱があるとすると、寄生虫か何かがいるかもしれない。
そういう子にワクチンを接種することはできない。」
と言いだしたのです
きききき、きせいちゅう~???????
そんなこと今まで一度も言われたことはありません
それに、銀は常日頃から颯と比較しても体温が高いのだけれど、
それが問題になったことも今まで一度もありませんでした。
必死にその旨を獣医さんに伝えるも、
「でも、39.5度以上の熱があったら接種はできない」
の一点張り。
こちらもほとほと困り果てました。
でも、二人いる獣医さんのもう片方の先生が、
「ここまで歩いてきましたか?
もしかしてそのせいで体温が上昇しているだけかも。
10分間ここで休んでみて、その後に体温を測りましょう。
それで熱がなければ接種できます。」
と言われました…
そう言われれば、待ってみるしか選択肢はありません
仕方なく、院内のベンチに座って待ちました。
とはいえ、病院大嫌いの颯はすっかりブルブル震えているし(今回は颯の用事じゃないのに)、
銀は先生やらやってくる他のワンコが気になりすぎてウロウロぴょんぴょん。
こんなんでちゃんと体温が下がってくれるのか、気が気ではありませんでした
そして運命の10分が経過。
先生がおもむろに体温を測り始めると、先生の危機迫る様子がただ事ではない雰囲気だったのか、
それとも体温計が日本で使っていたものよりも太かったのか、
銀は怯えてか、痛かったからか、大騒ぎ
実は日本では獣医さんであっても先生に会えるのが嬉しすぎて大喜びだった銀。
こんなに怖がっている様子は初めて見ました
それでも、その銀を必死になだめ、抑えて、ようやく計測完了。
…すると、体温は39.2度
あぁぁぁ、良かった~
というワケで、無事ワクチンを接種してもらえることになりました。
実は、ここまでの顛末はすべて、院内の廊下で行われていました。
奥には「診断室」とか「注射室」と書かれた部屋があったので、
当然そちらに移動するのだろうと思ったら…
なんと、廊下にあるちっちゃなワゴンのような所に銀を乗せろと言うのです
え?と思ってとりあえずそこに銀を乗せると、
先生が注射を持ってやって来て、そこでワクチンをぶすりと接種。
…えココで??????
でも驚いている暇もなく、注射も痛かったようで、銀がまたしても大騒ぎ。
さすがにこれはもう一人の先生が抑えてくれましたが…
接種が終わって銀を床に下ろすと、後からも痛みがあったのか、
聞いたこともないような切ない声できゅんきゅんきゃんきゃん。
わ~、痛かったんだね…
中国では人間も注射針が太いから、もしかしてワンのも太かったのかも…
でもそんなところを見る余裕は、私にはまったくありませんでした
結局、しばらくダッコしていたら、銀のきゅんきゅんも落ち着きました。
落ち付いたところを見計らって、
(これまた廊下で)先生に、2ワンの健康状態も見てやってほしい、とお願いしました。
すると、ズラリと書かれた検査の一覧を指差して、
「どれがいい?」
と聞くのです。
でもそのリスト、もっぱら重病系の精密検査が列挙されていて…
懸命に、そういう病気の検査じゃなくて、一通りの健康チェックをしてほしいと訴えました。
すると、先生はちらりと2ワンを見て、
「大丈夫。さっきから見てる限り、とっても健康。
全然問題なし。」
と言い放ったのです
え…颯には触ってもいないんですケド…
体重すら測ってないし…
そりゃあ見た目は健康そうだとは思うけど、それはあんまりでは…
とすっかり泣きたい気分になるのをこらえ、
「いやいや、まだ触ってもらってもいないし、様子を直接見てやってください」
と食い下がると、ちらちらと歯を見たりして、
「うん。やっぱりOK」
とナゾの太鼓判を押されました。
まぁ、ね。
結局精密検査でもしない限り、見えていることはあまり変わらないのかもだけどね。
2ワンの健康状態は、所詮家族が日々見守るしかない、というコトかしら。
少しでも様子がおかしければ、こちらが食い下がって見てもらうしか、きっとないんでしょうね。
こうして、結局すべての行程は廊下で完了しました。
(なんのための個室だ)
病院側では、ワンコの接種記録手帳を用意してくれました。
これは裏を見るとファイザー社が提供しているもののよう。
なので、日本で人間が持つような、「お薬手帳」みたいなものかな?
中はこんな感じ。
そして接種記録がこちら。
日本では予防接種のたぐいは、その都度ペラッと一枚紙をもらうだけだったので、
これはとっても便利!
どうやら狂犬病の記録も、別に冊子をもらえるらしい。
そうそう、最後に颯だけ爪を切ってもらいました。
爪を切るのはこちらです、と言われて付いて行くと、隣接するトリミング室に連れて行かれました。
まぁ、ソコソコ清潔ではありましたが、やはり日本のトリミングサロンに比べると、
臭いし、毛があちこち落ちていて、気になる…
そしてそこで待っていたのは、むくつけき男の人。
…え
優しげなお姉さんでも対応してくれるのかとすっかり思い込んでいた私はちょっぴりショック。
怖がりの颯はもっとショック。
いや、別にむくつけき男性だって、立派なトリマーには変わりないとは思うのですがね。
でもその男性、終始むすっとしたまま、
一言も発さず(まぁ、私が言葉が通じないと思ったみたいだったけれど)、
ジェスチャーだけで
「どの足だ。犬を抑えてろ。」
と指図。
仕方なく震える颯を私が抑え、男性はぶっきらぼうにバチバチと颯の爪を切ってくれましたとサ…
なんていうか、ここで愛想をふりまくという発想自体が存在しない、そんな感じでした。
ふと部屋の奥を見ると、鉄製の箱の中にポメちゃんがいました。
その箱は、どうやらドライヤーボックス(?)だったようで、
中でポメちゃんの毛がぶおおおおーーーと吹きあげられていました…
暑いからか、毛が吹き上げられるのが嫌なのか、ポメちゃんは必死に出たがっていましたが(当たり前だ)、
もちろん誰も取り合わず。
…我が家はトリミング自体行かないので知らないのですが、これって、日本にもあったかな?
ま、合理的と言えば合理的ですが。
でもさぞかし暑いだろうなぁ、と不憫に思わずにはいられませんでした…
そんなてんやわんやの顛末で、ようやく銀のワクチンも無事終了しました。
タイヘンな目にあった2ワンには、帰宅後にご褒美
馬アキレスにむしゃぶりついています。
そうそう、今回一つ収穫だったのは…
イタグレの中国語での正式名称が『意大利大灵缇(yì dà lì dà líng tí)』であることがわかったことでした!
そして、こんな風に書いていますが、それでも、先生方はごく真摯な印象で、
颯と銀もすごく可愛がってくれていました。
だから、次もここに来よう、とは思います。
…きっと、この全体の流れは中国特有のものなのでしょう…
こればっかりはどうしようもないですものネ
でも、次回は診察室には入れてほしいなぁ!!!!