『女子飲み＆子連れ飲み』な昼蕎麦酒 @ 松翁 （神保町）

相方が、ロンドン → ミュンヘン という羨ましい海外出張に行ってる間に
「私も遊びに行ってやるー！！！」
と、片道7,000円の早割フライトでぴゅーんと行ってきました。

東京へ！

11月に相方とムスコとで ディズニーランド やら色々な観光目的で行ったばかりだけど、
今回は相方と一緒ではできないことが目的。
それは・・・

会いたい友達、会いたいお店に行く！


とは言っても平日なのですよね・・・
普通はみんなお仕事の日なのですよね・・・
夜ならまだしも昼に付き合ってくれる友達なんて・・・



えへへ♪
いるのです♪

同じ年代で、同じくらい日本酒好きで、昔から気の合う大好きな友達だけど、
最近ではうちの坊と同じくらいの息子くん子育て真っ最中で、
お互い話したい話題はさらに倍増中！

そんな友達と、昼でもゆっくりとお酒を飲みながら語り合いたい。
でもガ●トみたいなとこで会うなんて “私たちらしくない” 。
やっぱり美味しいお酒とつまみがあるとこがいい！

ということで、選択肢を 昼から飲める蕎麦屋 にしまして。
（またかよ、的な（笑））

向かったのは 松翁 。

最寄駅は神保町だけど、私は御茶ノ水から行きました〜。
途中、明大の大学生達に囲まれて歩いてると、なんだか懐かしい気分になったりもして。

お店は、もっと賑やかなとこにあると勝手に想像してたけど、
と〜〜ってもひっそりとした路地に。

知らない人だったら通り過ぎちゃいそうな、年季の入ったさりげない佇まいで
一見「お客さん入ってるのかな？」というくらい外は静かな雰囲気なのだけど…

ガラっと硝子戸を引いて中に入ると、びっくりー！！！
すっごい賑わっていて、満席！

いや待てよ…よく見ると、食べ終わった食器をまだ引いてないけど、
4人がけのテーブル席が1つ空いてる！
そこに滑り込みセーフ〜。

その後も続々とお客さんが入ってきて、中で待つ人もたくさん。人気店なんだなぁ。



座った席からの、目の前の光景がまたステキ。

ズラ〜〜りと並ぶ短冊には日本酒の銘柄が。
どっちかというと冷やして飲んで美味しいお酒が多いけど、
お蕎麦屋さんでこれだけ揃ってるのはなかなかすごいかも。


しかも飲兵衛が喜びそうな一品料理もいっぱい！


蕎麦が書かれた短冊は、テーブルに置いてあるメニュー冊子にはないものも。
季節ものなのかな。

うあ〜〜、白子〜〜、白魚〜〜、山菜〜〜〜、食べたい〜〜〜。


などなど、何を食べようかな〜と短冊を見つめながら、友達を待ちながら、
エビスビールでスタート♪



その後、友達と合流してからは日本酒へ。

短冊を見てると 神亀 が目に入ってくるけど、
この東京旅行、後半は“燗酒祭り”になる予定なので、
このお昼は、久しぶりの銘柄を楽しみまーす♪

頼んだのは
陸奥八仙　飛露喜　寫楽　…だったかな。
「子連れで、昼から、よく飲む人たち（しかも女）だなー」って絶対に思われただろうな（笑）。


アテは 黒板わさ（こぶ巻き）。

醤油も出してくれるけど、昆布の良い塩梅で、山葵をつけるだけで美味しい。


穴子煮こごり。これはうまーい！

写真だと小さく見えるのだけど、案外大きめで、穴子の身も結構ぎっしり入ってます。


ひじき煮 も日本酒に合う〜〜。



そして、キター！！今年初の生牡蠣


これ1個で450円…ポン酢とかレモン汁なしでも、牡蠣自体の塩っけだけで
その味をしっかり噛みしめます。。

くぅ〜〜っっ！旨い (>_<)！


あん肝 も頼みまして♪　いやーほんっと飲兵衛が好きなアテがいっぱいでシヤワセ。



そして、白子天ぷら を頼んだけど これがびっくり！！

最初に、白子 の天ぷらが乗ったお皿を出されるわけですが…

「え？これだけ？」って思っちゃいけないのですねー！

この後、いろんな天ぷらを、一つ一つ揚げるたび、
店主さん自ら厨房から持ってきてくれるんです！！


レンコン　舞茸　三つ葉　そして最後にまた 白子 が。

最初に全部一皿に出される天ぷらと違って、
揚げたてホクホクのが食べられるからそりゃあもう美味しいに決まってます。
しかも白子も大きすぎず、一口サイズにしてあるのが嬉しい。


と…母たちが蕎麦そっちのけで飲んで食べて語り合っている間も“かまってちゃん” なムスコ。
そりゃそうだよねー、蚊帳の外はイヤだよねー。

でも、さすが！
そこは同じくらいの月齢の息子くん子育て中な友達の神対応。
いい〜〜感じに相手をしてくれてありがたい！

そんなムスコには うどんざる を。

蕎麦は食べない時があるけど、うどんは大好きっ子なので安心。
何より、濃口のお汁が気に入ったようで…じゅるじゅると、お汁だけ飲んでるし。


ランチタイムは15：30がラストオーダーだけど、
それでも14：00過ぎると一気にお客さんは引いて、
気がつけば「あれ？私たちだけ？」な静かな空間に。

そろそろムスコも持たなくなってきたし、〆のお蕎麦に。

普通の「ざるそば」もいいけど「田舎そば」も美味しそう…と思っていると、
普通のそばと田舎そばの「合いもり」 なんてのがあるではないですか♪

ううう〜〜〜〜うまいっ！
塩で食べてもうまいっ！

普通のそばと、田舎そば、どちらも常陸秋そば。
太さにそんな違いはないけど、やっぱり喉越しと噛んだ時の風味が違うなぁ〜。
どっちが美味しい…って甲乙つけがたいけど、個人的な好みは田舎そば…かな？

ちなみにお汁は『濃口』と『薄口』と選べます。
私は最初から濃口って決めてたけど（濃口の方が塩分低いから（笑））、
周りの人たちも濃口が多かった印象。


蕎麦湯を入れてくれる南部鉄器もまたステキ〜。


けっこうしっかり “どろっ” としてるから、蕎麦湯用に別で作ってるのかな。



はぁ…一品料理から蕎麦まで、ほんっと美味しい。
「関東の蕎麦」だなんて一緒くたにしたら怒られちゃうかもしれないけど、
やっぱ、、、神戸ではこんなおいしいお蕎麦屋さんはそうそう簡単に見つけられません。

しかもここは1980年代に創業？
作家の池波正太郎さんが通ったお店としても有名だそう。（後で知った…（汗））


それに友達にも感謝ー！


話したいこと山盛りで、ずーっと喋りまくって、
同じペースで日本酒を飲んでも崩れない（笑）。

少し前まではお互いまだ授乳中で「お酒が飲めないー！！」と言う苦行を味わってるから、
この、“一緒に飲める” っていう時がついに来て、尚更嬉しい。
本当にありがとう！！
今度は息子くんにも会いたいなぁ。。。


[ 松翁 ]
東京都千代田区猿楽町2-1-7
03-3291-3529
定休日：日祝