みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

老化の原因物質

2012-07-04 07:44:16 | 老年病科
老化の原因物質特定 「夢の防止薬へ一歩」 
大阪大などのチームマウス実験 糖尿病やがんの予防に道
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120611114613670
出典 中日新聞・朝刊 2012.2.6.9
版権 中日新聞社

要約
■老化の原因となるタンパク質を大阪大や北海道大、千葉大などのチームがマウスで特定した。
高齢マウスの血液中や臓器で幼少マウスよりも増加しており、このタンパク質を作れなくすると動脈硬化などが起きにくくなった。


<私的コメント>
年を取ると誰でも糖尿病やアルツハイマー病、がん、心不全などを発症しやすくなります。
顔のしわや体力は視力の衰えなどは老化として何となく実感出来ます。
しかし糖尿病やアルツハイマー病、がん、心不全などが老化と関係しているといわれても何だかピンと来ません。
もし、老化を防止する薬剤があれば根本的なところからいろいろな病気を防ぐことが出来るという発表です。
要するに現在の治療は糖尿病なり認知症なりを個々の予防や治療をする薬剤なのです。
しかし実際に実用化されても従来の薬剤との併用がされるものと思われます。
要するに飲むクスリが1個増えるというわけです。

「老化を防ぐ人類の夢のクスリ」というわけですが、余りにも効果があると地球上にヒトがあふれてしまうのが心配です。

老化物質のキーワード
「C1q」「LRP5」「LRP6」


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