まいぱん日記

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石化柳とフョードル・シュミット 2

2017年11月08日 | 植物

どんな人かというと、革命前ロシアの自然科学者で、バルト・ドイツ人です。日本語のウィキペディアに「フリードリッヒ・カール・シュミット」でUPされていますね。

私がシュミットに興味をもったのは、シベリアの探検調査で彼が発見した植物からでした。

彼は2回のシベリア探検に出かけています。彼は地質学者で古生物学者、植物学者でもありましたから、未知の地の探検調査には最適な人材だったでしょう。

最初は1859年から1862年、ロシア地理学協会によるアムール・サハリン学術調査です。27歳のシュミットは東シベリア全域の調査にあたる一方で、サハリン調査を指揮する役目でしたから、繰り返し訪れました。サハリンに常駐して調査にあたっていた助手のグレン、ブリルキンとともにサハリンの植物相を研究し、帰国後植物、化石など生態系に関するじつに詳細な調査報告書を作成しました。これらの業績によってロシア地理学協会から金メダルを授与されます。2回目は、エニセイ川下流地域でマンモスの死体が発見されたため、1866年から1年間、科学アカデミーから探検調査に派遣されました。現地に着くまでに5か月かかる、困難な行程で、マンモスは骨と皮だけの状態で、収穫は多くはなかったようです。

シュミットがこれらシベリアの探検調査で発見し、命名した植物はオノエヤナギやオオイタドリなどがあります。

シベリアの探検調査から多くの植物標本を持ち帰ったと思われ、それらは帝立植物園のエドアルド・レーゲルによって分類整理されていました。

シュミットが発見し、レーゲルが彼に敬意を表してシュミットの名を命名(献名)した植物もあります。その中でもっとも有名なのが、

「シュミットのシラカバ」(Betula schmidtii Regel, 1865)・・・・・レーゲリが1865年に命名したということです。もっとも材の堅い白樺で、日本の名はオノオレカンバ(斧折樺)。本州の中部以北に分布します。中央ロシアではペテルブルグやモスクワなどの植物園で育っているそうで、苗は極東とモスクワで売られているそうです。 

          フョードル・シュミット  

        

 

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