僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。森の葉っぱ、教育的指導、たまに小説、最近は母の介護…

湖畔を歩きながら…⑤

2017年09月11日 | ケータイ小説「パトスと…」

 

 

 

 

それは美しい音楽、
大きな荷物はアコーディオンだったのだ。


かなり大きな音量だが全く耳障りでなく、素敵!

ライムライトに始まって小さな恋のメロディ、ふるさと、ジブリで聞いたことのある曲、

題名は分からないがポピュラーなクラシックの曲と途切れなく続く。

 

10曲ほど奏でた後一度アコーディオンは横に置いて休憩。

 


その時初めて顔を向けてじっくりその姿を見た。
それまで目は本の活字を追っていたが、心は音楽に魅せられていた。


顔を向けると、本を読んでる時にうるさい奴だと思ってそうしたのだと勘ぐられて、
演奏を止めてしまうかも知れないことを心配したからだ。

 

大きな公園では時々サックスや尺八の練習をする姿が見られるが、
多分楽器を習い始めの中学生や年寄りの趣味らしきもので、
音楽とはほど遠い聞くに堪えないものだったりすることが多い。

 

使い込んだらしいくたびれたアコーディオンからこんな美しい音が出るなんて…
この人はいったいどんな人なんだ。


読んでいた本を閉じ、向きを変えて聴衆になってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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