ITSへの提言:交通事故減少にフォーカスする その1

2005年06月23日
ITSは「交通事故減少にフォーカスする」べきだ。
商業利用によるビジネスモデルを資金的な前提としている限り、これ以上前に進めなくなる、と書いた。

今のITS政策は民需活用によるドライブを前提にしている。それはそれで正しいのだろう。
しかし、その民需の方向が間違っているのだ。

「車に通信機器を組み込むことで、ビジネスチャンスが生まれる」ということでスタートし、既に5年以上経過しているが、いまだに収益モデルは誰も構築できていない。
ここで言うビジネスチャンスというものは、様々言われてきたが主として走行中の車両に対する情報提供である。ビジネスモデルは有償情報によるものと広告情報によるものに大別されるが、いずれにしても収益モデルは未だにだれも見いだしていない。

カーメーカーのテレマティクス「G-BOOK」 「CARWINGS」は共に苦戦している。
DSRC付きETCでビジネスを立ち上げたIBAも、サイトを見ても判るとおり、今年1月20以降サイトリニューアルと臨時休業以外トピックスがない。

その阻害要因はこのブログですでに語り尽くしてきたが、簡単にいってしまえば「別にそんなもの無くたって構わない」という程度の物ばかりだ、ということである。

 ・人は車の中で生活しているわけではない
 ・第一、運転中は見てる暇ない
 ・ナビがあればとりあえずは十分
 ・ということで、まあ有用だとは思うけど、金払う価値はない

前の項目でも述べたが、情報提供は決してキラーコンテンツにはならないのだ。
情報提供ビジネスを民活の動力源としている限り、ITSはこの先一歩も前に進めない。

この先に進むためには、消費者が本当に必要としている「安全」に目を向けなければいけない。
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