清里の杜

年金を受給していながら商売を営むドロボーの盗人宿の生活者。最近は宇宙の不思議に没頭するようになってきた。

西伊豆堂ヶ島温泉の旅

2017年02月10日 14時54分14秒 | Weblog

耐用年数が下り坂になったから というわけではではないが、
日本一の西伊豆堂ヶ島の夕日を見たくなって急にでかけてみた。伊豆半島を縦貫するのは 何年振りかで新しくなった地名、バイパスにとまどったが 前回上田城攻略でみせた不手際の汚名を挽回すべく  慎重にハンドルを握る。幸せの丘 土肥恋人岬で小休止。菜の花ともう開花した土肥桜が春の訪れを一足早くもてなしてくれた。

「堂ヶ島アクーユ三四郎」にPM4時に無事到着。駿河湾を一望する風呂に急いでつかって5時からのサンセットビューに備える。実はこの日のために一眼レフとしたら安物だがニコンD5300をあつらえてあった。たいした腕とカメラではないが 最近の機種は撮影した画像をWi-Fiでスマホやパソコンにも転送できると知って思い切って挑戦してみたのだ。

直前に薄い雲がかかってきたけれど期待どおりの美しい夕景色に満足。今までは辿ってきた道をふりかえることが多かったけれども、七十歳になってから これからを展望する心持が不思議と拓けてきている。だからこの夕日をみても黄昏などという寂れた心境にはなれなかった。むしろこの美しい夕景色のあとには 有明の日之出がまちかまえているのではないかという、まっさらな気持ちだ。  (多分かなりおめでたいけれども。カミさんは私のこういう前向きな態度を初発性認知症だと酷評しているが。)

 

気分が良かったので伊勢海老のつくりを一尾追加注文する。刺身のあとはまるごと味噌汁にしてくれて絶品だった。世の中で一等おいしいのは伊勢海老の味噌汁 というのが伊豆で宿泊する度に思います。カサゴの空揚げと 鰆のカルパッチヨなどもことのほかおいしかった。料理は正直期待以上の内容で満足。

翌日は、下田まで足をのばして 小木曽本店で干物を購入。ここの干物は安くてとにかくおいしい。

河津桜も鑑賞。2/10日から桜まつりだそうで 大がかりの設営準備におわれていた。

〆は旧道の天城トンネルを(今はやりの)聖地巡礼。石川さゆりの天城越え? それとも......。 国道414号へ出るまでの 四十分間、 旧下田街道では一台の車にも人っ子一人遭遇しませんでした。大正~昭和は遠くなりにけりです。でもこの書き出しをみれば 懐かしい人もきっと多いのでは。

『 道がつづら折りになって、いよいよ天 城峠に近づいたと思うころ、雨脚が杉の 密林を白く染めながら、すさまじい速さ でふもとから私を追って来た。私は二十歳、高等学校の制帽をかぶり紺がすりの着物にはかまをはき、学生カ バンを肩にかけていた。一人伊豆の旅に 出てから四日目のことだった。 修善寺温泉に一夜泊り、湯ヶ島温泉に二夜泊り、そして朴歯(ほうば)の高下駄で天城を登って来たのだった。重なり合った山々や原生林や深い渓谷の秋に見惚(みと)れながらも、私は一つの期待に胸をときめかして道を急いでいるのだった。そのうちに大粒の雨が私を打ち始めた。折れ曲った急な坂道を駈け登った。ようやく峠の北口の茶屋に辿りついてほっとすると同時に、私はその入口で立ちすくんでしまった。余りに期待がみごとに的中したからである。そこで旅芸人の一行が休んでいたのだ。
 突っ立っている私を見た踊子が直ぐに自分の座蒲団を外して、裏返しに傍へ置いた。    』

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 往復約400㌔の行程にいささか疲れましたが晴天に恵まれよい小旅行でした。老け込まないよう明日に向かってGOです。

 

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