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4月の美術展(3)

2017-04-22 | 美術展・写真展

4/18 京都

開館120周年記念特別展覧会 海北友松(かいほうゆうしょう)
 (4/11-5/21)京都国立博物館
狩野永徳や長谷川等伯と並び称される桃山画壇の巨匠。狩野派から独立して以後の晩年期(60歳以降83歳まで)鋭い筆遣いが駆使された気迫溢れる水墨画や詩情豊かな大和絵金碧画などは、ほかの誰の作とも似ていない、まさに友松ならではのものといえる(HPより)。 
目玉はたくさんの雲竜図と米国から里帰りした月下渓流図屏風ですが、山水画や仙人図、馬や鳥や花を描いたものなど数多く見応えがあり、飄々とした人物や生き物の表情や仕草が面白い。 
キャッチフレーズの「この絵師、ただものではない!」に頷けました。
4/23(日)の日曜美術館(再放送は4/30)で紹介されます。 

妙心寺の花卉図屏風、左隻は梅椿でとてもよかったです。

芳年-激動の時代を生きた鬼才浮世絵師
 (4/1-4/23)美術館「えき」KYOTO 
幕末、明治に活躍した月岡芳年の画業の全貌を紹介。12歳で浮世絵師の歌川国芳に入門。以降、激変する時代とともに傑作を次々と世に送りだした浮世絵師。鮮烈な印象を与える「無惨絵」が有名であるが、実は「美人画」や「歴史画」、「妖怪絵」の名手としても知られている(HPより)。 
武者絵や血みどろ画はちょっと苦手ですが、せっかくだから全部見てきた。どの絵もポーズが決まっててカッコいい!

生誕150年記念 漱石と京都-花咲く大山崎山荘
 (3/18-5/28)アサヒビール大山崎山荘美術館
漱石の書簡、日記、写真などと大山崎山荘の歴史などと加賀正太郎監修の『蘭花譜』の展示。

4/20

碧梧桐 へきごとう HEKIGOTOU
 (4/8-5/28)柿衞(かきもり)文庫
  河東碧梧桐(1873-1937)は、師正岡子規の没後、高浜虚子とともに俳壇を担う立場として、新傾向俳句、自由律俳句、ルビ俳句など独創的な句を次々と発表し、60歳で自ら俳壇引退宣言をするまで常に俳壇の中心となり活躍しました。本展は、書簡、資料、自筆作品の数々とあわせて紹介する、初公開資料を中心に構成した展覧会です。(HPより)

名前しか知らなかったのですが、はまってしまって長い時間展示や図録を見ていました。全国俳句行脚はじめ旅を多くした人です。書や旅先からの絵葉書の文字が好みで(読みやすい)、もちろん俳句もいいです。父が川柳をやっていたので五七五には親しみがあります。 

コレクション1 イメージの庭
 (4/8-5/28)伊丹市立美術館 
 近年の新収蔵品を中心に、まさにイメージが立ち現れる瞬間を強く想起させる作品群をご紹介します。脳裏に揺らめくイメージの饗宴をご堪能ください。(HPより)

美術館の庭

没後40年 熊谷守一 お前百までわしゃいつまでも
 (3/11-5/7)香雪美術館 
 熊谷守一の油彩画やその作画の工程、書や水墨画、初公開の屏風や書簡を含む約70点。
海北友松の強い線を見た直後なので、ゆるーく感じました。
見るときの気分やコレクションや展示の方法によっても印象は異なりますね。 

夢二ロマン 神戸憧憬と欧米への旅
 (4/15-6/25)神戸ファッション美術館
 本展では、夢二の愛らしい舞妓姿の美人画、屏風絵、オリジナルの港屋版画をはじめ、特別出品の「滞欧米の素描作品」等約200点を出展いたします。(HPより)
中右瑛氏のコレクションが中心で初めて見る作品が多かったです。晩年の約3年間の欧米滞在時のスケッチがとてもよかった。小さな作品から屏風絵まで、とても豊富な展示でした。

伊丹と御影で見つけたハナミズキ

神戸ファッション美術館前のチューリップ

こんど時間のある時に六甲大橋を歩いて渡ろうと思います。

 


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