お久しぶりです。まひるです。
今、あたしは虹の橋のたもとにいます。
ええ、こちらに来てしまいました。
ほんの数日前に急に体調を崩して、吐き戻しがひどくなって、病院にも行ったんですけどね。
二度目に病院に行った時にはもう夜で、診療時間外だったそうです。
病院にはあたしと、家族だけ。
そうそう、お父さんとお母さんとお兄ちゃんだけじゃなくて、今は一人暮らしをしているお姉ちゃんも駆けつけて来て、一緒にいてくれました。
血圧がとっても低くて、その分を脈を速くして補って、呼吸は呼吸器で、ぐったりしてて…という状況でした。
そもそも、お家を出た時点で、息が弱くて思い出したように時々大きな息をつく、という状況でした。一目見たお医者さんが「死ぬ寸前の呼吸です」っておっしゃって、大急ぎで処置をしてくれたんです。
明け方近くなって、もうこれはこのまま自然に自分のお家で見送ろう、ということになって、あたしはキャリーバッグに入れられるのではなく、初めてお姉ちゃんに会った時のようにお姉ちゃんに抱かれて、お父さんの車でお家に帰りました。
お医者さんには、ショック状態なのだけど、血液検査もしたけれど、ここまでの状態になった原因は不明です、と言われました。
お家に帰ってから、お父さんとお母さんがあたしの枕元で原因はあれではないかこれではないかといろいろ話をしてました。
たとえば、今、マンションでペンキの塗り替えとかいうのをやってるそうなんですけど、その匂いがひどかった、とか何とか。
たしかに、あれはひどい匂いでしたけど。
ペンキの匂いというのなら、あたし、前にも経験しています。
あの時は若かったから大丈夫だったというのなら、これはもう、「その時が来た」ということなのかもしれないと思います。
決定的な原因はあたしもよくわかりませんけど、小さな原因が重なって、たまたまこういう結果になってしまったのだとしたら、それはきっと、時が満ちて、来るべき時が来たのだということなのかもしれない、そう思うんです。
時が満ちて、あたしは行くんです。
お父さんがいろいろ調べて、カソウにする、って言ってます。
おコツをブンコツして、カプセルに入れてくれるところにお願いして、家族のみんなと一緒にいられるようにするんだそうです。
お母さんは、カソウにするのは、あたしのソンゲンを守るためだとか言ってます。
よくわかりませんけど、あたしは、家族のみんなが納得できるようにしてくれればそれで良いと思います。
あたしは家族のみんなと一緒にいるのが好きですけれど、いつまでも一緒にいられないこともわかってます。
だから、あたしは行きます。
<
この写真は、お母さんの足におでこをくっつけて寝ていたところです。こうして寝てると、あたしの横顔が笑顔に見えるから好きだ、ってお母さんが言ってました。あたしも、こうして寝るのが大好きで、毎日こうしてお昼寝してました。
だから最近の写真は同じような写真ばかりになっちゃうって、お母さんがぼやいてましたっけ。
そう言いながら、同じような写真を何枚も撮っていたのを、あたしはちゃんと知っています。
長い間、あたしのおしゃべりに付き合ってくださった皆様、どうもありがとうございます。
あたしのおしゃべりはこれでおしまい。
皆様に「その時」が来るまで、どうぞお元気で。
では、いってきます。
今、あたしは虹の橋のたもとにいます。
ええ、こちらに来てしまいました。
ほんの数日前に急に体調を崩して、吐き戻しがひどくなって、病院にも行ったんですけどね。
二度目に病院に行った時にはもう夜で、診療時間外だったそうです。
病院にはあたしと、家族だけ。
そうそう、お父さんとお母さんとお兄ちゃんだけじゃなくて、今は一人暮らしをしているお姉ちゃんも駆けつけて来て、一緒にいてくれました。
血圧がとっても低くて、その分を脈を速くして補って、呼吸は呼吸器で、ぐったりしてて…という状況でした。
そもそも、お家を出た時点で、息が弱くて思い出したように時々大きな息をつく、という状況でした。一目見たお医者さんが「死ぬ寸前の呼吸です」っておっしゃって、大急ぎで処置をしてくれたんです。
明け方近くなって、もうこれはこのまま自然に自分のお家で見送ろう、ということになって、あたしはキャリーバッグに入れられるのではなく、初めてお姉ちゃんに会った時のようにお姉ちゃんに抱かれて、お父さんの車でお家に帰りました。
お医者さんには、ショック状態なのだけど、血液検査もしたけれど、ここまでの状態になった原因は不明です、と言われました。
お家に帰ってから、お父さんとお母さんがあたしの枕元で原因はあれではないかこれではないかといろいろ話をしてました。
たとえば、今、マンションでペンキの塗り替えとかいうのをやってるそうなんですけど、その匂いがひどかった、とか何とか。
たしかに、あれはひどい匂いでしたけど。
ペンキの匂いというのなら、あたし、前にも経験しています。
あの時は若かったから大丈夫だったというのなら、これはもう、「その時が来た」ということなのかもしれないと思います。
決定的な原因はあたしもよくわかりませんけど、小さな原因が重なって、たまたまこういう結果になってしまったのだとしたら、それはきっと、時が満ちて、来るべき時が来たのだということなのかもしれない、そう思うんです。
時が満ちて、あたしは行くんです。
お父さんがいろいろ調べて、カソウにする、って言ってます。
おコツをブンコツして、カプセルに入れてくれるところにお願いして、家族のみんなと一緒にいられるようにするんだそうです。
お母さんは、カソウにするのは、あたしのソンゲンを守るためだとか言ってます。
よくわかりませんけど、あたしは、家族のみんなが納得できるようにしてくれればそれで良いと思います。
あたしは家族のみんなと一緒にいるのが好きですけれど、いつまでも一緒にいられないこともわかってます。
だから、あたしは行きます。
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この写真は、お母さんの足におでこをくっつけて寝ていたところです。こうして寝てると、あたしの横顔が笑顔に見えるから好きだ、ってお母さんが言ってました。あたしも、こうして寝るのが大好きで、毎日こうしてお昼寝してました。
だから最近の写真は同じような写真ばかりになっちゃうって、お母さんがぼやいてましたっけ。
そう言いながら、同じような写真を何枚も撮っていたのを、あたしはちゃんと知っています。
長い間、あたしのおしゃべりに付き合ってくださった皆様、どうもありがとうございます。
あたしのおしゃべりはこれでおしまい。
皆様に「その時」が来るまで、どうぞお元気で。
では、いってきます。