写真①:「福津市複合文化センター」(仮称)へと再生工事が進む旧福津市津屋崎庁舎
=福津市津屋崎1丁目で、2016年10月1日撮影
・連載エッセー『一木一草』
第50回:「福津市複合文化センター」
旧福津市津屋崎庁舎が「福津市複合文化センター」に再生へ
図書館、歴史資料館開設と市文化会館の複合施設活用
福津市は福間庁舎へ統合した旧津屋崎庁舎(3階建て延べ約3,800平方㍍。昭和62年建築)=写真①=の再生整備工事を進めていますが、図書館や歴史資料館などの複合施設とし、隣接の市文化会館を合わせて「福津市複合文化センター」(仮称)として、生涯学習や文化の振興と地域の賑わいを図る施設にしたいと、市民に親しまれる愛称を10月14日まで募集中。同時に、同センターの管理運営を委託する指定管理者の応募を同月31日まで受け付け、平成29年6月1日に同センターを開館して市文化会館(地上3階地下1階延べ約5,300平方㍍。平成5年建築)の運営を始め、図書館や歴史資料館は翌7月から開設するとしています。
「福津市複合文化センター」の指定管理者は市郷育推進課で受け付け、11月下旬に平成29年4月1日から同34年3月31日まで5年間の指定候補者を決定の予定。指定管理者募集要領によると、5年間の指定管理料の上限は5億3、542万円で、応募資格は福岡県内に事務所を持つ団体または法人。センターの開館時間は午前9時から午後10時(図書・歴史資料館は午前11時から午後9時まで)とし、休館日は毎週火曜日と12月28日から1月4日までという。
市は平成27年8月、津屋崎庁舎の再生整備に向けた基本設計の中間報告会を同庁舎で開催したあと、同年12月にも地元関係団体代表を集めて意見聴取会を開き、私も「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の会員仲間らと基本設計について質問や要望を行いました。図書館の休館日については、福津市立図書館の月曜日と違う日にして市民がどちらかの図書館を利用できるように強く要望していましたが、複合文化センターは火曜日休館としたのは評価できます。指定管理者とセンター施設運営に協力する文化ボランティアとの連携がどうなるのか、注目したい。